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船出
朝、李が出発の準備していると僧が来た。
「この地図を持っていくがいい。この島に寺がある。ここに昔、修業した男がいるはずだ。何か手助けをしてくれるかも知れない」と言って紙を李に手渡した。
「ありがとうございます」
李は受け取り礼を言い出発した。
浜に出ると李は漁師に聞いた。
「この島に行きたいが、どこから船に乗れば良いですか」
すると「金さえ貰えばオレが乗せてやるよ」と漁師は答えた。「では、お願いしたい」と言って、李は漁師に金を渡した。
「えへへ。ありがとよ。ちょっと待っててくれ」
と漁師は言った。
李は浜に座り海を眺めた。波は穏やかだった。朝日が昇り空は青かった。
「おーい。こっちだ」漁師の声が聞こえた。
李は立ち上がり、歩き出した。
船に乗ると漁師が言った。
「行くぞー」




