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to bad  作者: shion akiyama
始まりの七日
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予言の書 

誰が何を待ってたって?

ですから、我々”ファースト”の民が

異世界より、”焼きそばパン”と共に現れると予言された”勇者様”を

「フ~ッ」(ツッコミどころ満載だなオイ!!)


爺ちゃん、自分が何言っているか理解してっかぁ?

俺ら、部活帰りの、普通の高校球児だゼ?

勇者様ではないンですよ?

しかしながら、その手の中にある、未知なる食べ物を

”焼きそばパン”と肯定されたではありませんか!

いや、確かに焼きそばパンだけどさぁ・・・

ン~ンっ  !じゃぁ、逆に聞かせてもらおうか?

なぜこれが、”焼きそばパン”だと理解した?

”焼きそばパン”を、未知なる と称し、 にも拘わらず。

その”未知なる”もン が、何故 ”焼きそばパン”だと”概知”した?


それでは、先ず見ていただきましょう。

長老衆、”予言の書”をここへ!


あったよ、有りましたよ、見たことのない文字で書かれた本らしきものの中に

挿絵よろしく ”焼きそばパン”が・・・

曰く、取り扱いマニュアル召喚勇者編 に、

爺ちゃん達 語りだしたぞ(こりゃぁ、長くなりそうだ・・・orz)

とりあえず、パンを齧りながら話を聴いていると、

幾つか、引っ掛かるキーワードが・・・

5人の召喚勇者一行 ポテチ、スティクバー、エナジードリンク、ゼリー飲料&”焼きそばパン”

この世界には無いらしい。

隣で ”宏”はうなずきながら、カル○ーのうすしおポテチを食っている。

俺にもくれよ! 袋に手を入れ 一掴み。

ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、

ん?爺さん ”ちょ”しか言えないのか?

それはまさか、伝説のポテチ~!!


いやいや、普通のポテチ。何の変哲もない うすしおポテチ!

みんな大好き、おやつや、おつまみに、カ○ビーのうすしおポテチ


爺ちゃんはページをめくり・・・

取り扱いマニュアル”召喚道化師”編

ぶっ・ぶっく・・ぶわははははは~!!!

”宏”は隣でうずくまって泣いている。肩を震わせ、それは見事に・・・

俺、道化師認定かよ? ”白魔術師” とか ”策師” とか

カッコイイのが良かったのにぃ~~~!!!

魂の叫びであった。

一頻り、笑わせてもらったので、

かなり、イイ線 いってンぞ?

おちゃらけ担当を、二枚目が演じるなンて、意表をついてるしィ!

お前それ フォローのつもりか?


ともあれ、後のお三方が御出で下さるまで私の館で寛いでくだされ。

お言葉に甘えましたよ。行く処も予定も無いしね、今ンところ・・・


爺ちゃん家 でかいなぁ~ 部屋数30室はありそうだ。

案内された部屋は20畳ほどある客間。つづきに20畳ほどの控室。


宏ぉ~口が空いてンぞ?

今日のところは、休ませてもらおうゼ?

部活の後に強制ランニングとウォーキングで、

”パトラ○ュ、僕はもう疲れたよ”

道化師の次は犬ですか?それって、何気にひどくねぇ?


隣で ”宏” が何か言っているようだが

睡魔に襲われ、やがて、眠りにおちていった。


”これが一日目である。”


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