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to bad  作者: shion akiyama
始まりの七日
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いいえ、勇者ではありません。

一時間ほど歩いただろうか、

前方に、石造りの3m程の壁が見える。


宏ぉ、なンか あンぞ?

入口らしき門の中から、革の鎧のようなものを着込んだ

門番らしき おっちゃん達がこちらに走って来た。

あまり歓迎はされていないらしい。

剣のようなものを突き付けられ、 

and He say

お前ら何者だ?

友好的には見えないなぁ・・・疲れてンのにぃ・・・


狭い部屋に連れていかれ、事情聴取(?)されました。

カツ丼くらい注文てくれよなぁ(とか思いながら)

”宏”の話を聴取している門番みたいな人達を観察していると、

そっちのお前は、なぜ話さない?とか 宣ってやがる

宏が慌てて、”そいつ”は、ちょっとアレなんで・・・

落ち着いた時にしか、まともな話が出来ないんですよぉ。

「イラッ!!」(俺はちょっとアレな困ったチャンか?)

その”おっちゃん”に連れられて、なンか偉そうなオヤジ達のいる所で、

もう一度 事情聴取(?)されました。


偉そうなオヤジ達はどうやら、この町(?)の長老会の面々。

見慣れない学生服を着た俺達を、訝し気に観察している。

(俺もその七人の挙動を観察している訳だが)

宏の話がひと段落付き、七人は話し込んでいる。

俺の体感時間は、午後九時を過ぎていた。

購買で買った焼きそばパンを2個カバンから取り出し

1個を宏にパスして、二口ほど齧ったときに

七人の内の一人が、”そ、そ、それは伝説の焼きそばパン!!”

いや、伝説になった焼きそばパンなンて聞いてないぞ?購買の残りもンだしぃ

思わず二人で、ツッコミ入れちまったゼ!


残りの六人が、”間違いない”だの、”現れた”だの盛り上がってるし・・・

(目なんてキラッキラだゼ? マジ引くゾォ~~)


あぁっ~また二人やって来たゼ?3回目の事情聴取(?)かよぉ?

更に偉そうな、明らかに七人よりも良質な服装の”爺さんズ”が、

目の前までやってくるといきなり・・・”勇者様”お待ちしておりました。


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