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異世界最強種〜神龍より生まれし存在〜  作者: 黒神金龍
『混成覇王 ― カオスダイナスト ― 』誕生
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49 千変万化の恐ろしさ

やっとこさ気分が乗ったので、書き終わった。

次回はかなり遅れると思います。


 俺たちは特に苦労する事もなくランクEに昇格し、夜のうちに雨が降っていたのか少し湿っぽいが、日によって窓からの景色がキラキラと輝く朝を迎えた。


 冒険者としては一人前と呼ばれる所までこれぐらいちゃっちゃか昇格してるぐらいが丁度いいだろう。なんせランクEはスタートラインであり、FやGは見習いと呼ばれランクDでようやく最低限。ランクDの壁を越えてランクCになってこそ一人前らしいからな。



 大きな欠伸を一つ。ベッドから起きて身体を伸ばす。


「ぐぅ〜〜ぉお〜、うぇっ。よし!」


 寝巻きからささっと私服に着替え、窓際近くにあるテーブルに着き手軽に作り出したマグカップに冷水を注いで皆の起床を待つ。


「叡羅。起きてるか?」


⦅当然です。私はスキルですので睡眠は不要ですよ?どちらかと言えば主の覚醒に左右されている感じですね⦆


「あ、そうだ。紫〜、起きろー」


⦅アクアとリサにも起床するよう伝えておきます⦆


 俺は枕元に置いていた紫を取って机に置き、コンコンッとノックして朝を告げてやる。

 紫は俺の魔力を吸い取って形状変化で人型となり俺の横にあった椅子に座る形をとった。


『ほえ〜〜〜』


 うるうるとした瞳にとろんとした呆け顔でヘソの下をさすっていた。未だに夢らしきものを見ている様子なので横から蟀谷(こめかみ)にデコピンを入れてやる。


『あれっ?ここどこ』


 不思議そうに周りを眺める。最終的に俺の顔に戻ってきてコテッと首を傾げる美少女。


「俺が今泊まってる宿屋だ。ホレ、いつまでも寝ぼけてないで水飲んで目ぇ覚ませ」


『ありがと〜』


「叡羅。昨日ギルドに貼り出されてた依頼の中で効率良く昇格試験に辿り着けそうなやつあったか?」


⦅大丈夫です。今も依頼が残っているか分かりませんが、既に段取りは整えています。仮に残ってなかろうが私には関係ありません⦆


「頼もしい限りだな。今日は紫の形状変化を使って武器の試し斬りするから、二人とも協力宜しくな〜」


 横でちびちびと冷水を飲んでいる紫を撫で、心の中のイメージでだが叡羅も撫でてやる。武器である紫を気遣うのは当然のことだが、あらゆるサポートを熟し当然のように支えてくれる叡羅はスキルであろうと大切なパートナーだ。

 面倒臭がりな俺には勿体ない力だ。手放す気はさらさらないが……。




 全員揃ってギルドへ向かい。依頼ボードを視界に入れる。一瞬見ただけでは依頼内容が頭に残る事はないが、その辺は叡羅が暗記し最適依頼を選び抜いてくれるのでマジで楽だ。



⦅幾つか消化された依頼があるようですが、主要なものは残っていますね。ランクEの依頼を消化しつつランクDに指定されているものを追加目標に設定します⦆


「おっし。剥がしてくるか」


⦅効率化を図るため五チームに分けます。主には一番遠い場所を割り当てますが、獲物が多い方が都合が良いと判断しました⦆


 (気にすんな。面倒臭さよりも面白さ優先だ)



 俺は依頼ボードに貼ってあるランクEの依頼のみ引き剥がし、空いている受付カウンターへと持っていく。


 ランクDも受けれるが、今日中に昇格試験を受けるには昼までにギルドへ戻ってこないといけない。そして、ランクDは最低限の実力があると判断されるためか街から距離がある依頼も混じる。

 その中から近場の依頼を選んでもいいが、指定数探すのは中々に面倒なのだ。持ち前の五感で索敵だけならどうとでもなるが、種別の判断までは流石に無理だ。


 下手に依頼受けるよか、見つけ次第倒すか捕獲するかの方が圧倒的に楽ができる。


 (サーチ・アンド・デストロイばんざーい!ってな)



「これらの依頼とランクE昇格試験の予約を頼む」


「ダイナストの方ですね。依頼は了承出来ますが、ランクEの昇格試験も今日受けるのですか?」


「そうだが、無理か?昼までに戻ってこれば時間的に余裕だと思うんだが」


「いえ、可能ではありますが……分かりました。ですが昼までに帰って来れなかった場合や依頼未達成の場合、試験官の専有料として違反金が発生しますが問題ありませんか?」


「了解した」



 ランクE昇格試験に挑むには納品二回、捕獲二回、討伐五回を達成していなければならない。

 納品や討伐は依頼内容によっては難易度が大きく変化するが、捕獲は某ゲームのように弱らせてからは通用せず無傷が基本なので常に一定の難易度がある。


 冒険者のスタートラインとしては、一般人が少し苦労するぐらいの難易度に設定されているから期間を考えなければ楽勝だろう。



 俺たちは北門付近の屋台で焼き鳥片手に会話する。


「はい、注目。今が大体六時半だ。んで昼までにはギルドに戻ってきてないといけない訳だが、時間的に絶対一時間ほど余ります。多分、十時には終わってる。そこで、模擬戦を行いたいと思う」


 全員頭の上にハテナマークが出ている。


「お兄様!依頼内容を聞いてません。何をするんですか?」


「大丈夫だ、それも含めて話す。

 ブレイズ、リアンチームは討伐を二つ

 アクア、サラチームは納品一つと捕獲一つ

 サンダーは捕獲一つ

 クラグは納品一つ

 俺は討伐三つになる」


 詳細は上から醜鬼(ゴブリン)岩兎(ロックラビット)五匹ずつ、雌目茸(パラサイトマッシュ)十本と魅惑猿(フェイクモンキー)五体、G魚(ジーフィッシュ)三匹、破裂茸(バーストマッシュ)十本、妖犬コボルト八匹と醜鬼の巣破壊と投擲猿(スローエイプ)五匹になる。


 この中で苦労するのはG魚と破裂茸と妖犬のみ。

 G魚は頭のみ虹色の魚的な黒のアレだ。破裂茸は採取のやり方を知っていればコツはすぐ掴める。妖犬は鼻と耳はいいが目が悪いので結構簡単に罠に掛かる。


「場所は萌芽の森にアクアチームとクラグ、貧痩の森にブレイズチームとサンダー、俺が鬼戦の森になる。


 そして!ここからが大切だ。一度お互いの実力を確認するためにも余った時間を使いギルドで模擬戦をする!サラとリアンのためでもあるが、圧倒的に獲物が弱すぎる現状の憂さ晴らしが理由だ」


「つまり、ある程度力を出していいんだな?」


 ブレイズがワクワクした表情で質問する。


「手加減は必要だが、その通りだ。回復はもちろんアクアが担当してくれ、どうせ参加しないだろ?」


「当たり前よ。わざわざ疲れるようなことしたくないもの」


「だろうな。さて、腹ごしらえが終わり次第出発するぞ」




 腹ごしらえのあと真逆の南門まで駆け足で辿り着き、門を通してもらったと同時に息を切らさない程度のダッシュで鬼戦の森まで来た。歩けば三十分と掛かる道のりも鍛えた足で走れば十分に短縮できた。


 今回行うのは朝の予定通り、武器の試し斬りだ。武器といっても様々だが今は浪漫武器を振り回したい気分なのでそれ中心で行く。


 俺の浪漫とは即ち"使用率の低い武器"


 独特の形状、人を選ぶ使い辛さ、そもそも武器として見られていない物、など。

 一部のゲームや小説では使っているところを見たりするものの、マイナーだのマニアックだのと言われる不遇ポジションであり、仮に使われていたとしても素人お断りの玄人方面ばかりというイメージが多い。


 それらを"振り回して暴れる"。


 これほど妄想していて楽しいものはないし、最大限に活かす用途を見つけ無双(夢想)している時のワクワク感は脳汁ものである。


 と、いうわけで。身体能力に物を言わせた無双を開始しまーす!



「最初の獲物はどいつだ〜!?ヒャッハー!」



 木の密集率が程々に高く、見通しの悪い森を軽く走り抜けながら索敵していると、広場のような場所に明らかに野良とは違う統率の取れた集団が見つかる。

 五匹一組で行動しているらしく、猪を解体する組と見張りを行う二組の計十五匹が存在した。



 さて、最初に使用する武器はこちら!船に付いていたりする"(いかり)"でござる。

 殴る物理ことハンマー兄貴と同義であり、その重量や振り抜く速度によって威力が跳ね上がる暴力の権化なり!


 大きさは一メートル。重さは醜鬼相手なら五百キロもあれば十分だろう。形はゴツさ重視のストックレスアンカー。


「やっぱ最初は物理特化浪漫だな〜」


 大きく目立つ(アカネ)を持っている所為で簡単に位置がバレる。が、問題なし!


 バッター振り被りまして〜〜。


「ちゃ〜〜しゅ〜〜めんっッ!!」


 クリーンヒット!!相手は首だけ残して胴が吹き飛んだ。

 追加攻撃発動。射線上にいる醜鬼を二匹巻き込んで木に激突!色々な意味でぐちゃぐちゃだ!!


 人間状態のフルスイングの威力は問題なしだな。これならノーマルオークぐらいなら通用するだろ。


 続いて近くにいる二匹に狙いを定め、一回転して体勢を立て直した所で透かさず武器チェンジ。

 お次は、抜き身の大太刀。それも斬馬刀と呼ばれる長さも重さも桁違いのやつだ。


「おらッ!スライスじゃい!」


 普通の剣なら届かない範囲にいた二匹も、数歩詰めての連続切り返しで首・胴・脚とバラバラになった。



 ここでようやく自分たちが襲われていると気付いたのか、不出来な弓で玩具のような矢が飛んでくる。

 紙風船のような速度で迫る矢に一瞬呆けてしまったが、慌てて掴み取り投げ返す。投げた瞬間に矢羽部分がぽっきりと折れてしまったが、物理加速した矢は綺麗に直線を描いて射手の首に刺さった。


 流石に木製の矢尻では貫通まではいかなかったようだ。


 三番手はこちら。フラフープ並のチャクラム。それを解体に夢中?というか必死な醜鬼を挟んで反対側にいる射手ともう一匹目掛けて投げる。

 もちろんブーメランのように戻ってくるようカーブを掛けてますし、意志持ちの武器ですからある程度自分で角度調節して不確定要素を減らしてくれる優秀な機能付きですよ。


 まあ、俺はそれ以上に予測演算機も真っ青な自我を持つスキルがあるので、不確定要素なんてほぼ存在出来ないんですけどね。


 戻ってきた紫をキャッチして武器チェンジ。


 四番手は解体繋がりで巨大鉄球です。しかし、手元に存在する鉄球は()()ハンドボールぐらいの大きさ。

 これに繋がる鎖を握りしめ、明らかに長さが足りない位置である解体組の遥か頭上まで投げます。大体十五メートルぐらいかな?


 だけど心配無用!魔力が存在する限り鎖の伸び縮みは自由自在。相手の頭上を通り越す前に鎖を棒状化して真下に振り抜く。その際に先端付近のみ棒状化を解除し鞭のように撓らせ威力向上を図る。



 ―― グチュッ ――


 ―― バキベキボキッ ――


 ―― ゴチュッ ――



 猪に接触・醜鬼諸共・地面と鉄球の篤い抱擁。


 なんと過激で凄惨な光景だろうか。辺り一面に血と肉片と骨片が破片手榴弾のように飛び散った。

 修行で嫌というほど自他の開放骨折や部位欠損を見たり、地球での無修正紛争動画を見た俺でも少し気分が悪くなるほどだ。


 近くにいた醜鬼は瀕死または即死した。

 運良く生き残ったのはたった二匹。破片で瀕死の不幸な奴一匹と、戦闘開始時に一番距離が遠かった奴のみ。


 空を見上げ何が起きたか理解できておらず、叫ぶ直前の奴を手元に戻した鉄球で再度潰す。今度は手加減したのでぺしゃんこになっただけだ。

 無傷の奴は此方を穴が空くほど見つめていたので、ダガーに戻した血塗れの紫を構えてニッコリ微笑んでやると全力で逃げ出した。


 そいつ目掛けて水属性魔法で作った留針を投げてマーキングする。


「ふぅ…。初めて形状変化を使ってみたけど、案外難しいもんだな」


 当然と言えば当然な気がするが。

 形状も重量も重心もコロコロと変化させているのだから簡単な筈がない。重量を一定にすれば何とか出来るかもしれんが、それでは浪漫がない。

 武器に見合うだけかそれ以上の重量を誇ってこその浪漫だからな!後は使い込むのみ。


 醜鬼や猪の残骸は叡羅(エイラ)に任せて火属性魔法で灰にしてもらう。出来栄えなんて関係ねぇとばかりに半ばまで解体されてた猪は、血抜きさえされてなかったので微塵も後悔はない。


 全てを灰にしたのを見届けて、右手の甲から未だ伸び続ける水の糸とその先を眺め、計画通りとにやけながら歩き出した。


簡易紹介だと、"暇人、魔王の姿で異世界へ"

完結してたから一気読みした。ファンになりました。


今回は作者のこういう自由気ままな感じに多少影響されてる感はある。

"らん豚"について知ってた方が楽しめるので、ニコニコ大百科でも覗いてくると良いよ。


NEW


後書き紹介始めまーす。


ニコニコ動画


 16.7km/sさん

1.【SPORE】息抜きに進化を見よう-細胞編-【VOICEROID実況】

 どこかで見たことある細胞育成ゲームからCiviになったり果てはステラリスになったりするとんでもゲーム。色んな意味で興味を惹かれる。



 まにむさん

2.笑い過ぎて怖くないCoCTRPG 1話

 最新動画。ほのぼのとした卓であり、ゆる〜い雰囲気の中でも笑いが絶えず5分の動画が体感1分に感じる。早く次の更新来て!w



 たらちゃん(英国面)さん

3.【Besiege】第3回パンジャンドラム最速王決定戦P1グランプリ①VOICEROID実況

 また始まってしまった魑魅魍魎の争い。を動画化したやつ。相変わらず訳の分からないカオスな状態が続いたり、どうしてこうなったと言いたくなったり、ほのぼのしたり、突っ込み所が多すぎて困る動画。



 willow8713さん とらねずの人

4.Lobotomy Corporation

 SCP-◯◯と呼ばれる都市伝説に出てくるような化け物を管理するゲーム。キャラクター全員が個性的過ぎるゲームでもある。

 SCPとは…架空の生物でありながら元にされたものによっては実在したりする(SCP-173の彫刻オリジナル)。簡単に言うとやべー生物・物体・概念の集まり。



5.HFF

 ぷにぷにのねんどろいどを操りゴールを目指すおバカゲーム。操作が単純なのに意外と難しい。付属品(付いてない)の友達から購入しないといけないぼっち否定ゲーム。出来ない事はないけど寂しいと思うよ。



6.ハナビィ

 リス?が花火を駆使して目的を達成するゲーム。ほんわかした雰囲気とアクションゲー初心者歓迎のような難易度が特徴のゲーム。曲が物凄く良いのでサントラが少し欲しかったりする。



7.ガンヴォルト

 アクション性が強いゲーム。全年齢対象なのに一部のキャラが色々狙ってくる(作者の勝手な思い込み)。

 貴様…倒錯しているな?



8.Subnautica

 広い海を題材とした海洋探索ゲーム。綺麗なグラフィックに様々な生物やアイテムが存在していてそこに深海の暗さというホラゲ要素が入った素晴らしいゲーム。未だに買うかどうか迷っているゲーム。



 にじさんじさん

9.にじさんじ - Virtual to LIVE[Official Music Video]

 にじさんじメンバーが歌ったオリジナル曲。感動した。それなりに見てる勢としても最高やなと言える動画。三バカの切り抜きも好き。



 バルさん

10.【バル】「ヘリオライト」を歌ってみた。

 ケルベロスブレイドというゲームの代表曲みたいになってる(未プレイ勢)。VOCALOIDバージョンが通常であるが、声に籠る感情の有無から味気ないと感じてしまったのでこちらを選ばせて頂いた。男性バージョンもあるのでそちらも聞いてみると良い。



なろう小説


 藍敦先生

1. 暇人、魔王の姿で異世界へ ~時々チートなぶらり旅~

 ネトゲのサービス終了と同時に異世界に来ちゃった系ではあるものの、他の似たような作品よりガッツリとハマってしまった。

 最初の数話だけ前提話し的な部分があるのでそこを過ぎれば一気に物語が加速し出すから数話切りはしない方が良い。

 現在は書籍化に集中されており、誤字訂正がされておらず所々脱字もあったりするが、嫌なら本を買えという意思だと思ってるw



ゲーム


 爆走ドリフターズ

 今結構ハマってるスマホアプリ。作者の中途半端なPSでも案外簡単に1位が取れるゲーム。勿論、それなりのテクニック練習はしてるけど。作者名そのままにプレイしてるからもしかしたら遭遇するかも?


 カートの改造具合が若干影響してくるけど、ほぼPSが決まり手だと思います。マッチング含め1試合5分ぐらいで、アイテムレース(配管工カート)なんてのもあるけど、アイテム運に全て支配されてるから基本やらない(クエストてめぇマジ許さん)

 サブゲームとしてクイズやお絵かきもあるから楽しいで。ゲームbgmとして数種類の音楽が入ってるけど、ウマーベラスを流し過ぎて空耳が長時間続く脳バグも発生したりしたぞw



今回はここまで!

引き続き宜しくお願いします!

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