5 魔法とは
遅くなってすいません。
少し期間が開いてしまったので言葉におかしな所がありましたら指摘お願いします。
それと皆さんは期間が開いても一話が長く書かれている物と、短く書かれていて話数投稿される物とどちらが良いのでしょうか?感想に書いていただけると助かります。
ソニックさんが横並び順に右から赤、黄、青、灰と並べてくれた。
「これでいいかな?」
「はい。大丈夫です。俺の言葉では動いてくれないと思うので扱いは任せます」
「随分と話し方が変わるんだね」
「ブラッドさんやソニックさんが信用出来ると思っているからこその話し方ですよ」
「それは嬉しいね」
信用も出来ない相手にこんな喋り方はしない。相手に利用価値や興味が無いと喋る気すら失せるし、関わりたくもない。
異世界で冒険者とかやろうと思ったら他人との繋がりは大切なんだろうが、興味本位で動いている俺にとってはあまり重要ではない。
(でも不思議よね。名付けをしたのに何も感じないなんて)
(確かにそうだな。儂も黒竜の意識が感じるようになる気配がみえん)
(まだ無理だな。魔力を使った事が無い者と魔力で意識を接続させるのは相手側が受け止めきれん)
(じゃあ後で使わせるのに、力の測定って理由を付けましょう)
(儂も黒竜の力量には興味があるしの)
(さて、名は何にするか。悩むな)
「さて、お前達には俺が名前を付けることになった。名前がないと呼びづらいのもあるが、ブラッドさん達のついでと思ってくれ」
ちょっと偉そうに言って反応でも見るか。
「お前は今日会ったばっかで何でそんなに偉そうなんだよ!」
「そうだ!そうだ!」
「確かに、その態度は気に食わないね」
「まったく、何様のつもりなのかしら」
「あー……すまん。じゃあ名付けは止めるわ」
「「「「え?」」」」
断られてでもやるべき事じゃないしなー。
「別にそこまで重要じゃないから。呼び方が雑になるだけだし」
「例えば……どんな風にだい?」
「色呼びかな?ブラッドさんの息子は赤色だから『アカ』とか?」
「馬鹿にしてるだろ!」
「だって名前が無いなら仕方ないだろ」
そう名前が無いなら仕方ない。種類の煌炎龍なんて一々呼ぶの面倒くさいし。
「じゃあ恥ずかしいの分かってて自分に名前付けるか?それとも、四人で名前を付け合うのか?」
「それなら俺達で決めてやるよ!」
「なら、後で決めた内容の発表してくれ。俺は少しやりたい事あるから」
俺が付けなくていいならそれで良し。だが呼びづらいなら即刻却下の方針でいこう。早速竜達は自分以外の名前を考え始めている。
「ブラッドさんはここら辺で広い場所知ってます?」
「ん?急にどうしたんだ?」
「魔法を使ってみたくなりました」
「そうか。ならよく使っている場所に案内しよう」
「それは面白そうね!私も付いて行くわ!」
「確かに面白そうだな」
「息子達よ考え終わったら演習場に来なさい。僕達は先に向かいます」
まさか全員が演習場に来るのか?でもよく考えて見たら今持ってる属性魔法ってブラッドさん達全員の属性と合うんだよな……何かの偶然か?
そして俺やブラッドさん達は洞窟を出て湖のある森--俺が生まれた場所から正面に見えていた森--とは違い、山の裏側へと歩いて行った。
山の裏側へ来るとそこには海に面する平原があったが、平原の中央は荒れ果てていた。そこはミステリーサークルかと思うぐらい綺麗な円形であり、何度もの爆発が起きたことで地面が抉られたり焦げたりしたと思われる跡がある。大きさは運動場が丸々一個入りそうな広々とした空間になっている。
「結構大きいな……」
「儂ら龍が子竜と実践演習する場所だ」
「子竜達は殆どが技の練習が多いけどね」
「お主もここで練習してもらう事になる」
「周囲への被害は気にしなくて大丈夫ですよ」
「では初めようか」
えっ?勿論説明とかって付くよね?
「儂らが周囲は警戒しといてやる。存分に力を発揮するがいい」
「急に言われても困る。俺は魔法がなかった世界の住人だから方法が分からないんだ。だから指導を頼む」
「じゃあ僕から説明するよ。魔法を発動させるのに必要とされているのは、体内にある魔力を認識し身体中に循環させ、使いたい属性と魔法のイメージをしながら魔力を発動させる箇所に集中させる。そして発動させる魔法によって変わるが身体強化は魔力を纏い、体外に影響を与える場合は身体の周囲に魔力を集める場合と掌などの部位に固定させる場合とがあるらしくてね。違いは手数と威力だと言っていたよ。先に体外から説明するよ。
周囲に魔法を発動させた場合は身体から切り離して出現させるから、より多くの魔力を消費するけど範囲攻撃がし易い。けど、威力が均一になり部位に集中させたものより威力が落ちるのが難点らしいんだよ。で、数が多いから命中精度や制御を考えると自ずとそうなるみたい。
そして、部位に固定する場合は切り離さないで済むから魔力消費を抑えられる。さらに手数はあまり多く出来ないが威力は格段に上がるし、発動する前なら威力調整や還元することも難しくないらしいよ。発動するときは最終的に切り離したりするらしいけど距離によって威力は下がっていくって言ってたね。
次に身体強化の場合だけど、身体の一部か全体に纏うかぐらいの違いしかないみたいだね。ステータスの一時的な底上げ……特に防御力の引き上げに使用するらしいよ。それに、身体の表面だから攻撃を受けたりしない限りは魔力を消費しなくて済むらしいんだよね。その代わり制御がかなり難しいから、かなりの訓練が必要って言ってたよ。」
ん?詳し過ぎないか?
「なぜ魔法を使わないのにそんなに詳しいんだ?それに言ってたってことは誰かから聞いたのか?」
「僕は人族達が使う魔法に興味があるからね。それに百年ぐらい前に僕達に挑んできた人族から聞き出したんだよ」
「無理やり吐かせたの間違いじゃないか?」
恐怖でまともに話が成立しない気がするが……そもそも言葉が通じ合うのか?
魔法に興味があるならそれなりに他の事も知っていると考えるとべきか。
「そう思うかもしれないけど違うんだよ。勝負に条件を付けて闘って、相手は武具に必要な鱗などの素材を僕からは魔法の情報をって感じでね」
「無茶な事をする奴もいたもんだな」
「相手は勇者だよ?特訓も兼ねてるからって全力で勝負していたけどね。結果は僕が八割で勇者が二割の確率だったから魔法の事に詳しいんだよ」
勇者か、そうかそうか……何だと!?勇者が存在するのか流石異世界だな!
でも、勇者で二割も勝てたと思うべきか二割しか勝てなかったと思うべきか……。どっちが正しいんだろうな?
「まあ、そんな事は置いておいて早速魔法を使ってみてくれないかい?」
「分かった」
勇者をそんな事扱いか……。
こうして俺は立ったまま瞑想をしながら、先程聞いた情報を元に魔法を使う準備を進めていくのだった。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
良ければ続きも読んでいって下さい。
今回遅くなった理由としては自分が素人で趣味として書いているというのがあり、気が向いた時にしかスラスラと書けない事です。
なので不定期更新ですが、気長に待っていただければと思います。