異世界に転送され女勇者と共に

#6

北に向かい、ルナのレベルが上がってわかったことがある。

僕の魔法は特に闇系や攻撃系が主で、大軍に対して有効な魔法が多いこと。

対してルナは、光系と補助魔法が主で、一撃必殺系が多いこと。

さすが勇者です。

ルナは才能があったらしく、バンバン強くなっていった。

戦いでも、日常的な生活でも二人の相性はよく、物語は順調に進んでいった。

一緒の時間が増えるにつれて僕とルナの関係は深まり、お互いかけがえのない存在にまでなった。