ぼくらのロックンロール
かたちはさまざま。
真髄はひとつ。
翼のはえたギターがあれば
ロックンロールは無敵のままか
スカーフ巻いたマイクがあれば
ロックンロールは永遠なのか
パンツいっちょの丸腰のままで
歌える歌がここにはあるぜ
きれいごとの愛とおんぼろの夢に絶望しちゃって
とがった膝を泥でよごしても
ちいさな花をひとつ咲かせるだけで
すばらしいじゃないか
髪を伸ばして化粧をすれば
ロックンロールの申し子だろか
お金降らせて酒を浴びれば
ロックンロールの神様なのか
ひとえまぶたのいがぐり頭で
歌える歌がぜったいあるぜ
身をよじらす恋とぽんこつのじぶん 身のほどを忘れ
くらったパンチ 涙こぼれても
ちいさな意地をひとつはってみたこと
ほこらしいじゃないか
そうだろこれがぼくらのロックンロール
そうだよこれがぼくらのロックンロール