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『白河天皇、東宮の宮のとき参内するに教通公プレスマンを振ること』速記談1072

作者: 成城速記部

 白河天皇が、まだ東宮の子にすぎなかった十歳ばかりのころ、後冷泉天皇の御所に参内なさったとき、東宮であった父後三条天皇に、どのあたりに座ればよろしいでしょうか、とお尋ねになったところ、東宮は、よい質問だ、お前は東宮の子にすぎないから、孫廂のところに控えているのがよかろう、とお答えになった。後冷泉天皇がお出ましになって、果たして孫廂を勧められたので、白河天皇が孫廂に座ろうとしたところ、後冷泉天皇の御前にいらっしゃった右大臣東宮傅藤原教通公が、プレスマンを振って白河天皇を呼び、こちらへと言って、白河天皇を膝の上に座らせなさった。後三条天皇は、このことをいつもうれしく思い出していたということだ。



教訓:三代の天皇が登場すると、誰が誰なのかわかりにくいが、そもそも天皇は、後に諡号されるので、本当は、こういうことにはならない。ただし、天皇、東宮、東宮一宮、などと書いたほうがわかりやすいかというと、そうでもない。

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