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最強魔法師の隠遁計画  作者: イズシロ
第2章 「統べる者達」
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7カ国会合

 休み中の訓練としては概ね順調と言えるだろう。訓練場の予約も無事1カ月先まで入れることができた。

 これはある意味で強引に等しい理由がある。本来訓練場の振り当ては平等で3年生に少しだけ優遇されるというものだ。しかし、7カ国魔法親善大会出場者の場合は一ヶ月前から最優先で振り当てられる。

 正確には9月の頭からということなのだが、既に出場が決まった3名からの打診ということで一区画だけ優先的に回して貰ったのだ。

 無論反発があれば即時キャンセルということにしてもらっているが、おそらくそれは考えづらい。というのも出場出来ない生徒にも第2魔法学院が優勝することで少なからずメリットがあるためだろう。

 優勝国には不文律で軍に新部隊の設立。学院内の仮任務の受注が一部解禁される。

 仮任務という制度は2年生以上を対象とした学院の下請的な任務のことである。ちょっとした稼ぎにもなるのだが。


 主に軍に舞い込む依頼――特に街の治安に関する――を受けることができるのだ。無論魔物と戦うような依頼は無い。

 だからここで言う解禁とは学院の生徒を労い、向上心を促すためのものとして外界を主とする外軍の任務がいくつか回ってくるということだ。

 任務というが実際は治安部隊に舞い込む苦情の処理などがこれにあたる。歯に衣着せず言えば便利屋だろうか。

 街の見回りから建物の清掃(無論魔法の使用は許可されている)など本当にバイトに近い。

 どれも似たようなものなわけだが、これが難易度の引き上げ(解禁)となると軍に関係した依頼が一部回ってくるのだ。


 つまり、防衛ラインの警備なども含まれるため、上への顔覚えを良くしたい上級生にはこれ以上ない就職活動と言えるだろう。

 とは言え、軍、国が母体の学院は9割以上を軍に供給しているわけだが、それは全体で見た場合であり、細かく言えば監査や部隊配属など多岐にわたる。その中には当然治安部隊も含まれるため、内外軍という括りだけでも二分されるわけだ。治安部隊は基本的に非魔法師が大部分を占めるが、富裕層などの上流階級が集まる区域は魔法師が担当するため、治安部隊にも一応の数の魔法師がいる。


 また外界に出ている部隊だけでも、討伐部隊に調査・諜報部隊、交信部隊、防衛部隊、衛生班に遺体回収班まであり、様々に分けられているのだ。

 言うまでもないが外界討伐部隊はエリートと呼ばれている。もっとも配属先、部隊数の多いのは防衛部隊だろう。


 一応部隊の配属という手順を踏むが必ずしも部隊で行動するかというとそういうわけでもない。

 情報の共有や連携などを簡略化、指揮系統の混乱を防ぐために細分化しているに過ぎないのだ。


 そのため、優秀な魔法師は個人でも上から任務が下されることがある。

 以上の理由があるため、訓練場をある程度貸し切ったとしても文句の声はほとんど上がらない。ある意味で学院が一体となる祭り、祭典でもあるわけだ。


 アルスは三人に訓練を課している。

 基本的にはロキを中心とした実践訓練だ。訓練場内ならば無論怪我の心配もない。

 まず、テスフィアには《アイシクル・ソード》を応用するために二本以上の具現を課している。現在のアイシクル・ソードはアルスからしてみれば見世物以外の何物でもない。威力はあるのだが、それだけだ。

 正直より実践向きにするならばあんな馬鹿みたいにでかくしないでもよいのだ。普通の大きさで複数生み出せるならば、実践でも役に立つ。無論生み出してすぐに飛ばすなど芸のないことをアルスは許さない。

 空中で停滞、維持できてこそ意味を持つ。


 次にアリスはロキとの実践を踏まえ《シャイルレイス》を組み込むことだ。これは数をこなしていくしかない。それ以外にも無系統魔法による空間座標の把握と維持を課している。

 これは魔法として具現化させるプロセスを途中破棄し、魔力を離れた位置に具現化させるというものだ。アリスとしては「はぁ!?」と頭の中を真っ白にしたとしても不思議でない内容だ。

 ある程度のヒントは与えたわけなので、後は感覚で覚えるしかない。一応魔力に反応する機器を置いてきたため、離れた位置で感知させることができれば成功といえるだろう。


 最後にロキなのだが、これはアルスも一つ迷った訓練だ。一応探知魔法によって死角も補えるように実践でも試せとは言い含めている。

 そして、雷系統特有の身体付与魔法【フォース】。

 電流を流し強制的に身体能力を向上させる魔法だ。懸念は負荷が大きいため、筋肉の断裂が容易に起こる。それは痛覚が麻痺するため自身でもズタズタになるまで気付かないという。

 アルスは正直悩んだ。しかし、雷系統を修める者ならば必ず目にはする諸刃の剣。

 そのため、習得はロキに一任することにしたのだ。



 とこんな感じに夏休みのスケジュールが組まれたわけだ。

 では、当のアルスは何をしているのか。

 遡ること数日前……。


 アルスは深夜までをAWR作成の魔法式の改善に精を出していた。魔法の開発にも余念はない。

 さすがのロキも何回目かの欠伸を噛み殺し、チラリと見やったアルスはここまでかと手を止めようとした。

 その時――。

 コンコンッと来客を知らせる音が鳴る。さすがに深夜ともなれば迷惑な話だが、そのノックの音がドアでなく、アルスの背後、窓ガラスからだとすれば迷惑どころの話ではない。


 瞬時にロキは臨戦態勢に入り、腰に手を回すが、腰にはもちろん何もぶら下がっておらず空を掴む。

 当然だが愛用のナイフも寝間着にまで装着していない。

 アルスはそんなロキを手で制し「入れ」と一言だけ告げる。 

 彼女がこの場に来ることは予期していたし、敷地に入ってからも見ていた・・・・


「夜分遅くに失礼しますアルス様」


 そう口にして静かに入ってきたのはメイド服に身を包んだ20歳ぐらいの女性。

 明るい茶の髪は、それが自然色であるかのように傷みなど見られず、光沢が覗く。一本一本にまで手入れが行き届いているのか、枝毛など到底見つけることができないだろう。ついつい触れてしまいたくなるような光彩を放つ髪は、夜会巻きにされ項を惜しげもなくさらけ出している。モミアゲが流れるように胸元辺りまで伸び、押し上げられた豊かな膨らみに身を任せているようだ。


 まさにメイド、見た目もさることながら従者に相応しい風貌、立ち振る舞いなのだろう。窓から入ってくるという奇行さえなければだが。


「お久し振りですリンネさん」

「一年ぶりです」

「――――――!! まさかリンネ・キンメルですか!」

「はい!」


 ロキが驚愕の声を上げ、それに満面の笑みで返事をするリンネ。

 ロキが知っていたとしても不思議ではない。彼女は探知魔法師であり、探位2位というアルファの眼なのだから。

 ブラウンの柔和な瞳に端正な顔立ち。無表情のロキとは似たところがある女性だ。

 というのも彼女の場合は常に笑顔を絶やさない。微笑とも冷笑とも付かない笑みを常に浮かべているのだ。表情からは何も察せない、ある意味で何を考えているのかわからない女性だ。

 リンネ自体元々温和な性格である。

 現在身辺警護としてメイドをやっているわけで、職業病とも言えるのだが。


「今年もですか」

「はい、同席願えますか? 今回はレティ様が任務中なのでどうしてもアルス様にお願いしたいと仰せつかってます」


 レティの任務が予想以上に長引いたから深夜に来たのだろう。


「いえ、俺も出場するかもしれないのでお呼びがかかれば同伴するつもりでしたよ」

「それはよかったです」


 胸の前で細い手を合わせ、華が咲いたような喜色満面の表情を浮かべたリンネは「ではすぐ向かいましょう」とアルスの手を取る。


「え……えぇ!」


 頓狂な声を上げるロキに説明しなければならないだろう。

 

「リンネさん少し待ってもらえますか? 俺も準備がありますし」

「もちろんです。私としたことが少し性急すぎましたね」


 テヘッと舌を出しそうな調子だが、そんな行儀の悪いことをこのメイドがする姿は想像できない。

 淑女然としていてもどこか抜けているような愛らしさが垣間見える。


「というわけでロキ後は任せた」

「それで納得すると?」


(だろうな)


 アルスはリンネに目配せすると首肯が返ってくる。時間的には余裕があるようだ。


「毎年、7カ国魔法親善大会の前は7カ国の元首が集まり、開催を決定する会合があるんだが、その場には同伴者として1名までしか伴えない決まりがあってな。同伴者はその国の最高順位の魔法師というのが通例らしいが、俺は毎年断ってレティに押しつけていたんだが、さすがに出るかもしれん大会だし、レティが任務じゃ俺が行かざるを得んというわけだ」


 その催促が毎年あるため、アルスは7カ国魔法親善大会の存在を知っていた。

 同伴とは言え、一応儀仗兵という扱いになっている。


「元首というとシセルニア様ですか」

「そうなるな」


 元首という呼び名は統一されたものである。王族、皇族の血筋が元首という名で7カ国に縮小されたことで統一されたに過ぎない。

 彼女は幼少期より将来を嘱望されており、市井でのお披露目も随分と古く。周知されて育ったためかシセルニア・イル・アールゼイト王女という認識が強い。また、その美貌も相まっているのは改めるまでもない。

 正式には第32代女王である。


 女王と言うがその有り様は少々変わる。軍や治安関係での最高権力者は総督になっているためだ。そのため元首というのは国の統治者と言えば違いないのだが、内政としての役割のみで何かを率先するというのは稀だ。いわば御飾なのである。

 叙勲式や国家間の催しなどは元首に決定権があるため、内政に携わっているにはいるが、やはり重要視すべきは外界、魔物の侵攻であるため、軽視されがちだ。

 とは言え、元首という位は国の最高位であるのは間違いないため、元首を通さずに何かを決めると言うのはあまりないのだが、反対するほどの力を持っているわけではない。そういう意味での御飾でもある。


 無論、例外はある。現在のアルファ元首のシセルニアは圧倒的に市民からの支持が厚いのだ。

 ある種アイドル的な存在ではあるがその実軍では切れ者という認識がある。

 元首に総督の任免権があるため、現在のべリックが着任したのもシセルニアの思惑あってと噂されているほどだ。

 実際に何かをしたということは聞かないため、かなり誇張が含まれているという。噂が独り歩きした結果だ。とは言え当たらずも遠からずといったところか。


 実際命令出来るかと言えば権限はない。できて情報収集などで、情勢の把握程度なのだ。

 元首は独自の精鋭部隊を持ってはいるが、それでも外界で魔物を相手にする魔法師と比べると見劣りする。主に外敵(人間)から身を守るための精鋭である。そのため対人という意味では優秀なのだろう。


「そういうわけだ。数日空けるから二人の面倒は頼んだ」

「でしたら私も連れて行ってください」


 困った顔を浮かべたアルスに手を差し伸べたのはリンネだった。

 声音は理解させるための優しいものだった。鈴の音が鳴るように。


「すみません。ロキさん、会合の場所は機密なのです」

「そ、そうですか」


 ガクリと肩を落としたロキ。

(また……また、留守番)


 こればかりは仕方のないことだが、アルスも後ろ髪を引かれて行くのは忍びない。


「ロキ、お前もまだ2kmの探知範囲をカバーできてないんだ。それが達成出来た時ならどこにでも付いて来ても構わないが、今はダメだ」

「わかりました」


 弱々しい口調にアルスは「あれ、違ったか」と小首を傾げる。

 背後で、リンネがピクリと眉根を上げたのに気付いたものはいない。

(アルス様がその気になれば、国の機密だろうと関係ないのでしょうけど)

 などとリンネは冷たいものを感じた。


「そうだ。なら、次にフォールンへ行くときならば付いてきても構わない」

「本当ですか!!」


 まるで子犬のようだとアルスは思う。だが、目の前でキラキラと輝かせる瞳を向けられては「あれ、そんなのでいいの?」なんてことは言えない。

 てっきりシセルニア様に会いたいのだと思っていたが。


(よくわからん)


 とは言え、補填はできたと言えるだろう。


 アルスは儀礼用の服装など軍服しか持っていないため、当然持ち合わせが無いことに気が付く。

 そしても武器もそうだ。


「そういえばリンネさん、AWRは持って行っても意味ないんでしたよね?」

「はい。武器などの類は会場前で御預かりさせてもらっています」

「じゃ、いらないか」


 結局準備というには部屋着から外着に変えただけ。


「アルス様、帰宅はいつぐらいになりそうですか?」

「どうだろうな、俺も初めてだし」

「予定では一日となっています。長くても3日ほどだと思いますが」

「だそうだ」


 わかりましたとリンネにも負けず劣らず、優麗なお辞儀を披露するロキ。

 少し誇らしげだ。


 そしてアルスとリンネは会場へと向かう。当然だとは思いたくないが窓から出る。


(俺も人の事言えないな)


 学院を出た辺りでアルスはリンネに問う。


「会場は毎年同じなのでしょう?」

「はい、バベル近郊ですね」

「で、何で行くんです?」


 当然そこまではかなりの距離がある。そしてアルファから向かうには富裕層奥から湖が広がっているため、本来なら転移門を経由するのが一般的だ。

 無論誰でもそこから先へ行ける訳ではない。


「そうですね。特に決めていませんが、走った方が早くないですか?」

「俺の扱いが雑過ぎませんか?」


 先導するリンネの顔は窺えないが、相当狼狽したのだろう。即答だった。


「そんなことはありません。ただレティ様は豪快な方なので毎回走っていたんですよ。本来なら魔道車を出すのですが。失念しておりました」

「いえ、俺は構いませんが」

「場所は転移門までで直接会場入りするわけではございません。そこからは機密の座標コードを読み込ませて転移します」

「なるほど、それでリンネさんは追跡されていないかを調べているわけですか」


 先ほどから風を切る感触とは別の見られているような視線にさらされているのだ。悪意や殺意の類ではないものだ。アルスはそれを先導するリンネのものだと思った。


「さすがですアルス様。【プロビレベンスの眼】に気付かれるとは思いませんでした」

「偶然ですよ」


 とは言ってみたもののアルスは内心驚愕していた。知識としては知っている名前である。魔法というより異能に近い。

 生まれ持った力ということだ。

 プロビレベンスの眼は魔眼の一種で、広範囲に渡り、多角的に見る目と記されている。

 つまり、今リンネの視界には何千もの目が自分を中心に数kmに渡って縦横から視認できているはずだ。

 魔眼保有者は稀少で、プロビレベンスの眼の発現者は過去2人しかいない。

 彼女の眼から逃れられるものはいないとまで言われるほどだ。今回のように公にできない場所に向かうには彼女ほど頼もしい人物もいないだろう。

 しかし、発現することと使いこなせるということは必ずしも一致しない。特に魔眼など特異能力は自我を崩壊させることでよく知られている。

 発現時はコントロールできずに常に能力が解放状態にあるため、精神を狂わせてしまうのだ。


 アルスは研究衝動を抑える。

 相手が悪いだろうな。

 さすがにアルスと言えど元首の側近ともいうべきリンネを研究に使えば何かと問題があるだろう。

 が、気になるものは気になる。


 何せ自分の異能と似た部分があるからだ。

 アルスは今まさにお手上げ状態で進展を見せなかった研究に一つの光明を見出したのだ。


「少しだけ使用中を見せて貰ってもいいですか?」

「あ、はい。こんなものでよければ」


 というのも得体の知れない力に恐怖するのはいつの時代も変わらない。一部では魔物の血が混入しているという根も葉もないことを公言する輩もいるため、異能保有者はあまり良い幼少期を送っていない。

 まだ幸いにも【プロビレベンスの眼】に害があるわけではないことが救いだろう。しかし、発現者はあまりの辛さに自ら眼を潰すと聞く。

 他の魔眼は暴走によって被害が出たことがあるため一般的には忌避する傾向にある。


 先導するリンネが止まり、アルスは急いで回り込んだ。私用で遅らせては悪いという思いからだが。

 彼女が見せてくれるのもアルスの研究を知ってのことだろうか。


「……!」


 アルスは間近でリンネの眼を凝視した。黒目の部分が淡く青白い光を放っている。

 そして、眼球に魔法式が浮かび上がっていた。


「見たことない式だ」

「……あの、アルス様?」


 と、いつの間にか息が掛かるほど顔を近づけていることに気が付いたアルスは悪いと言って距離を取る。

 アルスに羞恥の色はない。あるのは研究者としての見識だけ。

 

(発現時は魔力を勝手に消費すると聞くが)


 アルスは道中考えることにする。


「ありがとう。行きましょうか」

「わかりました」


 結局転移門に着くまでに考えは纏まらなかった。仮説を立ててはすぐに却下してしまうほどの反論が浮かぶ。

 それだけ情報が少ないということだろう。

 現状ではこれ以上考えても堂々巡りだと厳重に脳内の隅に仕舞うことにする。


 一際大きい転移門の前でリンネは備え付けのパネルにカードを翳す。

 読み込み中の案内が出るとすぐに完了に切り替わる。

 すぐに景色が変わり、二人は湖を背後に開拓された丘に立っている。


 目の前には見上げるほどの壮大な白亜の塔【バベル】が佇む。

 直径だけでも数百メートルはある建造物だ。外周は1km近いとも聞く。

 当初は高いだけの細長い塔だったらしいが、より強固に、堅牢にするため防壁のように外壁を厚くした結果だ。


「アルス様こちらです」


 声のするほうへと向くとそこにはリンネと馬車が一台。

 御者が降りて深くアルスに一礼している。

 年配のようだが、魔法師には見えなかった。だが、根っからの御者というには些か身なりが良いか。


「彼は会合に用いられる館の使用人です」


 


 二頭立て、屋根付きの個室のようなキャリッジに揺られること数十分。

 暗闇の中でよく走れるものだと思ったが、先には等間隔で魔力灯がぽつぽつと配置され、道がわからなくなると言う事もないらしい。

 それも見渡す限り深い森林があるわけでもない。ゆっくりとバベルに沿って回る。

 国と国との境目はバベルを中心に狭まるので数十分も行けば2カ国分は跨いだことになるのだろう。厳密に言えばバベル周辺に領有権はないのだが。





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