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最強の眷属  作者: しば
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転換

蓮の頸部目掛けて手刀が打ち込まれる。喰らえば、間違いなく頭が飛ぶ。半身で躱し、上段回し蹴りを博文のこめかみに放つが、空振りに終わった。

「感心しました、あなたはよく動ける方のようだ。ただし、人間の枠を出ないですが」

「充分だよ。お前らと同じ土俵で比べんなっつの」

「このままではいくら続けようと貴方は私に攻撃は当てられない。ハンデを差し上げましょうか?余り早く終わるとお話になりませんからね」

「ざけんな。お前のために戦ってるわけじゃねえんだよ。…東郷!そいつを切ってくれ!」

離れた所で戦闘を中断していた美咲に、蓮は呼びかける。蓮の意図を察した美咲は、鉄棒の両端を切断して、それを蓮の方へと放り投げた。

ガラガラと大きな音を立てて転がってきた「鉄パイプ」を、蓮は蹴り上げて掴む。重さを確かめるようにして、それを肩口にとんと当てると、蓮は満足げに頷いた。

「獲物をつかってもルール違反にはならないよな?」

鬼に金棒の体で、蓮は不敵な笑みを浮かべた。


美咲が見つめる先には、武器を手にして博文に挑む蓮の姿があった。彼はまだ、無傷を貫いている。

長である吸血鬼を相手取っていまだに生き残っている、それだけで充分に蓮は常軌を逸していると美咲は思う。蓮はやはり、美咲の期待したとおりの男だ。

「私も、頑張らないといけないわよね」



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