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雪辱
その夜。
「今夜の段取りを伝えておくわね。日が落ち次第、私は以前あなたと行った区画で吸血活動に向かう。あなたはそこで、周囲に目を光らせておいて。おそらく、数分で高橋は姿を現すから、そこであいつを…倒す」
「敵は一人だと思わない方がいいんだろうな。その場合、俺が博文の相手をすることになるか」
「そうね、相性を考えればそれが一番妥当でしょう。他の吸血鬼は、私でも充分渡り合えるわ」
「了解」
そして二人は、因縁の公園へと足を踏み入れた。
黒煙をまとった影が、流星の如く夜の公園に飛来する。そしてそれらは、四人の男へと変貌した。
「忠告は以前差し上げました」
その一言を皮切りに、吸血鬼と人間を交えた戦いが始まる。




