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五本指隊の隊員一覧

親指崎おやゆびざき


凄腕のスナイパー。本人曰く、冬場が一番スナイプしやすいという。二十九才。離婚経験あり。離婚理由は、九歳の息子を酒に酔った勢いで狙撃しそうになったところを親戚に見つかったからである。怒った妻に、スナイパーライフルのスコープを油性マジックで黒く塗りつぶされ、銃口にお粥を詰め込まれたという。


・人差し指野ひとさしゆびの


ベテランの突撃兵。本人曰く、走っているだけで突撃してるみたいになっちゃうらしい。三十九才。かつて「シベリアの泥」と呼ばれ方々から恐れられた。そう呼ばれたのは、かつて人差し指野が、見つからずに敵本陣に行くにはどうすればいいかを寝ずに考え抜いた際に思い付いた、「全身を泥まみれにして地面に這いつくばれば蛇かなにかだと思ってくれるのでは作戦」をシベリアで実践したことに由来する。ちなみに三十秒くらいで見付かったらしい。


田中指たなかゆび


新米の偵察兵。本人曰く、たまに偵察するのを忘れ観光しちゃってる時が多々あるという。二十二才。偵察に行く際にはお気に入りの双眼鏡を必ず持っていく。ある日、偵察に行こうとしたら双眼鏡が無いことに気付き、探してもなかったので行かなかったらしい。


・薬指ヶくすりゆびがはら


紅一点の通信兵。二十五歳。本人曰くモテモテで、自宅には、通信したいと申し出る男達の訪問が後を絶たないらしい。人差し指野が嫌いで、意図的に通信回数を減らしたり、わざと電波を悪くして帰投命令を聴こえづらくさせたりしている。その度に人差し指は死にかけている。


小指小路こゆびこうじ


最強の歩兵。本人曰く、撃ち合いで負けたことがないという。過去に小石だけで戦闘機を撃ち落としたことがあるほど。その強さ故に単独行動が多く、他の四人は正直いらないくらい強い。愛用の武器は黒いリボルバーの「ブラックホーク」これを失くした際にはマジ泣きしたという。


掌寺てのひらでら


五本指隊、隊長。本人曰く、小指小路のブラックホークや、田中指の双眼鏡を隠したのは自分。理由は部下が慌てるさまを見たかったから。四十四才。作戦の時は無線で指示を送ったり、部下の持ち物を隠したりしている。その度に笑いを堪えるのに必死だという。昔、遊び半分で総理大臣のメガネを隠した際には、後から怖くなってそっと戻した過去がある。

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