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ラストアドベンチャー第四章 いざ羅漢山へ

絶対絶命のピンチ… 果たして

結論は…

ミレーヌと レックスに 奇跡は起こるのか??

二人は死を覚悟していたら、地面の下からゴロゴロと地震のような音がした


「な なんだ?」


二人は思わず迫り来る壁より 地面に目がいった。

なんと びっくり仰天!

地面から忍者の格好した男が、体をスクリューのように 回転しながら地面から飛び出してきた。


「オレについてこい オレにつかまれ」


二人は敵か味方か わからぬ忍者に触れ開いた地面を歩いていった。

とりあえず 迫り来る剣壁地獄から脱出出来たので安堵している二人だった。


忍者姿の男の言うとうり、彼についていったら 光の射す所へ

繋がっているではないか!


「出口だよ。レックス、ミレーヌ」

と 聞き覚えのある声色に 突然 忍者姿の男は、変わった。

急に 先ほどまでの ドスの聞いた声から 柔らかな口調に変わったので レックスとミレーヌ は驚いた。


さらに忍者帽を脱いだら、デビラーの呪文により 異次元に 飛ばされたはずの アランが いるではないか!


「アランなのね」

「アラン無事だったんだな。てかオレ的に おまえは

そう簡単に くたばるわけはねぇって思ってだけどな」

少し涙目になるのを隠しながら レックスはアランに微笑んだ。



「あぁ あれからオレは黄金の国ジパングへ飛ばされてね。 親しい人から 臭覚が 恐ろしく働く術や地面を潜る術を、ジパングの忍びの者に 教えてもらったんだ。


そして一生に 一回しか使えないという

空間移動の術とやらを

祈りをこめて

唱えてみたら この

洞内へワープしていた。

もちろん 君らの臭いとか 頭でイメージすれば いいだけなんだけど

あれ、なっかなか難しいなぁ。

春に咲く桜のような シャンプーのような 香りが 確か ミレーヌ で、 レックスは イメージとして エネルギッシュな 炎のような なんと言えばいいんだ 焼け付く臭いを 想像してたんだ。」

ミレーヌ は なるほどと納得してるように見えたが

レックスは ふ〜ん というような顔をしていた。


「まぁ 香りというか イメージを 君らに焦点を合わせていた。脳内で 五感を使ってね。

すると 先ほど

偶然にも ここに到達できたってわけさ。」


「へぇ~ 何はともあれ助かったぜ。それで 忍者のような格好になってるんだなぁ」

とレックスは 大きく口を開けて 元気よくアランに言った。


「ところで、アラン?その 腕に巻いてあるのは何?」とミレーヌ は不思議そうにアランの腕を見つめる。


「これか? これは はやぶさの腕輪と言って 五星の秘具のひとつだよ。


これを装備していたら、何倍にも 身軽に動けるようになったのだよ。 」

星の装飾が施してある 紫色の腕輪を ミレーヌ らに見せるアラン。


「そんでさあ 星のマークが刻まれている 槍って誰が使うん?」と今度は逆にアランがレックスに

剣だけじゃなく槍も 持ってるのを不思議に思って問う。


「あぁ… これか… これはオレ達の仲間の形見だよ。

五星の秘具のひとつだ。

良かったら

アラン 装備しとみるか?」


「肩身?? 」

アランは 一瞬 動揺したのか

首が不自然に 前のめりになった。


「そうだな なんだかオレ向きって感じがするね… よし 使いこなしてやるかっ」

アランは 槍を手にとって 少し前に石にされたアゼムについてなど レックスやミレーヌ 達と語った。


アランでの ジパングでの 暮らしなどの話も

レックスらは 興味津々に聞いていた。


ジパング……

乾拭き屋根とか水車の回る だんだん畑などもある古風な場所であることが わかった。

そして もののけ という部類のモンスターを倒して金を得るのが 忍の仕事だとか……


アゼムの称号ならぬ武器をアランは引き継ぐことを 快く受け入れた。

アゼムを石から元の姿に戻すまでの間は……


そして 三人は洞窟を出た。


洞窟の出口に 待ち構えていたかのように

ウッディな香りが煙玉と共に漂ってきた。


ゴホ グハッ

煙が立ち退いて

煙の向こうには

木の精霊がいた。

よくぞ生きては出られぬとの伝説がある洞窟を 無事に脱出できましたね。

約束どうり

ご褒美を 差し上げましょう


これは、 三聖の神器のひとつ ゴッドネックレスです!」

そう言われて

三聖の神器を受け取った。


(オーブにゴッドネックレス… 残すとこ三つの聖なる神器は、あと ひとつ)

五星の秘具は、クリスタルソード、クリスタルシールド、五星のスピア、はやぶさの腕輪、 あとひとつ)


「おそらく最後の武器か防具は あたしのだよね キャハ」

そう言いまくりながら ハイテンションのミレーヌ!


洞窟を抜けて しばしお茶休憩で

和みの時間をもうけ その後

三人は、ポルトリングに向かった。

やはり現段階では噂通り石化した人々しか いなかった。


石像状態か……

今のアゼムと 同じような……アランはつぶやいた。




レックスらは

約束どうり ポルトリングの町の中央の石橋で 精霊の粉を 撒いたら、 今まで

石化していた人々が 動き出した。

「やはり みんな何事もなかったように 動き出したな」とレックス。

「そうね。 精霊の粉 全部使っちゃったけど

少し残しておけば アゼムの石化を戻せたかなぁ?」

とミレーヌ 。

「だな!くっーーミレーヌ おまえ なにやってんだあ」

と レックス。

「あの大魔神やら 仕掛けもあるし それは無理だと思う」

冷静に 分析して 空になった粉袋を眺めるアラン。


ポルトリングは、波止場を 賑わす露天商が 活気づいていて

屋台も たくさん出店している。


豚の丸焼きや 鳥串やかき氷などを

食べながら 町の人々から

情報を 集めている三人の冒険者。

一向は、ポルトリングから

五星の秘具があると 言われる羅漢という国へ行くため舟を見つけた。


羅漢行きの定期船〜まもなく出航だよ〜

今乗らないと

明日まで船は出ないぞ〜


船頭さんの 声が港で 聞こえてきた。


「うわ〜物見遊山できねーーのーっ」

レックスは 明らかにポルトリングを見物できてないので 物足りなさそうな顔をしていた。


「また 観光なら いつでも できるだろ?そう悔やんだ顔をしなさんな。餌をもらえないモンキーみたいだぞ」と アランは 冷静に レックスに ツッコミを入れる。


誰がモンキーやねん って 言いながら

港に泊まっている船の方に足を進めるレックス。


そして なんとか本日最終便の船にレックスらは乗れた。



「 アランって なんか かっこよくなったよね~」とポルトリングを離れている船を見ながらミレーヌ は言った。


「そうだな!」と クールにアランは うなづいた。


「おいおい~ アラン、自画自賛すんなってば」レックスが 手をふりながら

否定する。


「相変わらず 素直じゃないんだから さぁ レックス!」

ミレーヌは、レックスの肩を ぽん と 叩く


「ねぇ~アランにレックス 羅漢山に行くまでに 魔物とか 出るのかな…」


「ハハハ ポルトリングの人々の話 聞いてねかっただろ ミレーヌ! 魔物は、出ないよ 出るわけないやん」レックスは 若干 顔が ひきつらせながら言った。

レックスは ポルトリングでは結局 ゆっくり観光できなかったが、僅かな隙間時間をぬって 町にいた 奇妙な詩人のライブを少しだけ聴きに行ってたようだ。

アランやミレーヌ が カフェでお茶してる間に。



一人 時間を 過ごしているレックスは思わず 詩人のライブに足を止めて聴き入ってたのだ。

その詩人は、ポルトリングについての 悲哀の唄を 詠んでいた

たびたび 詩に載せて歌う歌に


羅漢山は 幻なり

また 幻のドラゴン それは 伝説なり

あぁ~ 羅漢山へは 我ら 旅立って帰った者は いな~い~


たびたび レックスの頭の中で

詩人の歌が よぎっていた。

船上で 詩人の歌が 急にレックスの脳内を 駆け巡り出した。


「おい レックス

顔色が 悪いぞ

船酔いか?」

「とりあえず 舟の一階にいる 船員や船長が休憩する 部屋に

ふかふかベッドがあるから

船長に 許可とって 休んでおけよ」

アランは、レックスを心配していた。


「すまねぇ ちょっとな……おまえらが カフェでティータイムしてる時に

オレ 単独行動してただろ?

なんか 不気味な詩を歌う詩人がいてな

ちょっと それが気になって

気分悪くなってもうたわ」



「ふ〜む レックスの その悪寒

なんか 当たるかもしれんなあ」と アランは

穏やかな海と空だったが 雲の流れが変わったことに注意を喚起した。



それから ほどなくして 晴天の空は

曇り出した。


「な なんなのよ~ も~ やだ やだ~ こんな天気

一階に 行こうよ

せっかく 海や島々の景色を眺めてたのにね」ミレーヌは、アランや レックスを 一階に 行くよう進めた。


一階に 三人揃って降りようとすると

船長が 上がってきた


いかにも 漫画などに よく出る帽子に 某漫画キャラクター船長そっくりの 白く長いひげの 船長が 二階に 来て こう言った。


「 なにかが ひっかかりおったぞい~

舟が 進まんのじゃ」

「なんなのよ~っ! あたしたち

羅漢へ 急いでるっちゅーのに もぉ~っ」

ミレーヌは ジタバタした


「ミレーヌよ ジタバタしても はじまらんよ」アランは

落ち着いた口調でミレーヌに言った。」


そんな時 曇り空から 雹が降ってきた。

「うわっ 寒っ冷たい」

思わず 身を縮める ミレーヌ達



ガタガタガタガタ

舟の底から

なにかが いるかのように 舟は 地震みたいに 揺れた!


「あの詩人が 言ってた シードラゴンだ… オレ達に 勝ち目はねぇ」

レックスは つぶやいた。

「シードラゴン? いいや 舟の下にいるのは 正確には 架空の 生物 シージングサン という 生物じゃ」


「シージングサン?」レックスは目を丸くして聞く


「顔は ドラゴン 体は クジラ 全長200m と言われておるのじゃが 敵か 味方かは 不明じゃ」

と 船長が

言ったと 同時に


ガタガタガタガタ ガタ…


バギー バギバギバギ

舟は 底から壊れている

「 うわぁ~」


一階から 船員達の慌て声が聞こえてくる。

それと 同時に

舟を 囲むように


ハンパなくデカい

ドラゴンの クビから顔が 現れた。


「 アラン! ミレーヌ そして船員さん達 あの 怪物 こちらを 睨んだいるぞ」


「 きゃぁああ 出たわね… って 頭だけでなく 後ろ 見てよ 後ろ。」

ミレーヌの言うように 後ろを見たら

巨大クジラ いいや 島でもあるんかい?ってデカい クジラの体があるではないか!


ドラゴンの頭部が 勢いを つけて

後ろに 倒れ

そして 前に 現れたかと 思ったら

ドラゴンの口から 凄まじい

メイルストリームブレスが吐かれ

船員達および

三人の冒険者は

船ごと 吹き飛ばされた


どれくらい 時間が経過しただろうか!

レックスは 目を覚ました。

「痛たっ 痛っす。」なんだか 空気が

薄い 標高が高いからか? 高山植物が 生えていた! レックスは 少し歩を進めたら渓流の影に瀑布が流れていた。

どこだよ?

忍者姿で アランが久しぶりに登場するのは誰も予測できなかったでしょう。

ポルトリングの復活から

ポルトリングの詩人の伝説にもある

シージングサンの登場…

海を メインとした アドベンチャー的 要素な話で 書き上げました。 さぁ レックスが 着いた 標高が高い 場所とは…

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