第二十九話 コロッセオの英雄
時は、古代ローマ
コロッセオ闘技場での話!
ダリウス、ヘレキレス、ネガドザブ 二十歳の ローマで有名になった若者が、ある日
暴君ネロに捕まり
闘技場で繰り広げる バトルに
知恵と連携プレーで挑む スペクタルアクションです。
時は、古代ローマ コロッセオ闘技場では、人間どうしが
殺し合ったり 人間とライオンが戦ったりする血の飛び交う ステージが存在した。
皇帝ネロは、邪悪心に支配され
コロッセオで毎日、 大勢の人々が
戦って死んでいくのを見るのを娯楽としていた。
ある日
三人の若者
ダリウス、ヘレキレス、ネガドザブの三人が罪もなく
闘技場へ入れられた。
ここで、三人の若者について
整理しておこう。
(ダリウスは、ローマNo.1と 謳われるくらいの剣の名人で ヘレキレスとは親友でもあった。
ヘレキレスはローマだけでなく バビロンや カエサルでも
困った人を助けるため自慢の怪力で悪者を倒していった事で 有名人となっていた。
また、ネガドザブは、神に仕え ローマの神官の一人として
数えられていたが
ムチやナイフなど
軽武器の使い手として恐れられていた。
また、三人の特徴だが ダリウスは、目鼻立ちが美しく整い
鉄カブトに クリスタルの盾 にダイヤの腕輪に剣はミスリルソードを装備している。
ヘレキレスは、ボロボロの皮の服に
ダーバンにバトルアクスを装備している!
ネガドザブは、ロングヘアーで美少女のような 甘いマスクをしていて 光のローブを身にまとい
手には ターコイズとアメジストのパワーストーンをつけていて 金の髪飾りをかぶり、 ポケットには 聖書を入れて 武器は腰の袋の中にショートナイフそして右手には チェーンクロスという ムチを装備していた。
彼は ダリウスとヘレキレスと同じ二十歳で 彼らの相談相手でもあり
若くして ローマの人々に愛された 知恵のある男として有名だった!)
「ふはははは 三人の若き男達よ!
貴様らには ネロ様の目から見て 無用な者と されていたのだ。 だから この闘技場で 死ねばいい!」
と ネロの部下に蹴り飛ばされ
闘技場へ入れられ 闘技場の鍵は閉められた!
最初に三頭のライオンが 三人の男達に 襲いかかったが
三人は、見事なる連携プレーで
ライオンを仕留めた。
次のステージでは
ネロが 魔術師達を 呼び出して造りだした全長5mは あり 両手に オノを持った緑色の体で
原始人みたいな体をした オーガキングという化け物を召喚した。
「ダリウス、ヘレキレス 僕がオーガキングの前で
チェーンクロスで応戦する間に左右から 攻撃してくれ!そうすれば、奴に隙が出きるはず!」
とネガドザブは、頭脳プレーをしてみせた!
ダリウスの頭脳プレーは、成功し、
隙が出来た
オーガキングの横腹に それぞれ
ダリウスとヘレキレスの武器が
くいこんだ。
苦しむ
オーガキングに向かって
ネガドザブは、腰に差してある
ショートナイフを
オーガキングの胸に向かって
投げ込んだら
オーガキングは、大きな音を立てて地面に倒れて消滅した。
「人間のレベルで
オーガキングを倒せるやつが いるとは… う ぬぬぬぬ 」
ネロは、悔しさのあまり
地団駄を踏んだ!
「ネロ様! 次のステージは、我々に おまかせください」
と ネロの側近
黒いオーブに身を包んだ 魔術師シーザーが
そう言いながら
闘技場の中へジャンプして入っていった。
「お前だけには手柄はとらせないぜ」
と言って 闘技場の門から、体長3m以上はある 鉄の槍を持ち 金の胸当てをした ヒゲもじゃの
ゴリアテも登場してきた。
「神よ 私達をお救いください。」
とネガドザブは、聖書を開き 神頼みをしていた。
「ネガドザブよ
心配するな!ローマNo.1と言われた
オレの剣さばき見せてやるぜ」
とダリウスは、ガッツポーズをした。
「パワーならオレは誰にも負けねえぞ」
と自慢の筋肉をピクピクさせるヘレキレス「さぁ みんな 一気呵成に行くぞ」
とダリウスが勢いよく かけ声をあげて、ヘレキレスとネガドザブも
それぞれの武器を持って
巨人ゴリアテに向かって突っ込んで行こうとしたその刹那、 「ウェーブショック」
という魔術師シーザーの方から声がしたかと思ったら
三人共
見えない チェーンに絡まり 動きが封じられた。
そこへゴリアテが巨大槍で
ネガドザブの心臓を貫いて
ネガドザブは、倒れた。
「きゃぁぁーっ
ネガ様~っ」
とコロッセオ会場の外では、信仰熱心な人々が
血まみれの
ネガドザブの姿を見て
悲しみの声をあげた。
「ファイガーウォール」
とシーザーは、魔法をヘレキレスに向かって 唱えたら
ヘレキレスは、炎の柱に包まれ丸焼きになって失神した。
「ヘレキレスにネガドザブ お前達の仇は、オレが討つ!」
そう言いながら
シーザーの ウェーブショックを自力で破った ダリウスは、 シーザーとゴリアテに担架をきった。
「いくぜ!
ダリウス最終奥義 セイレーンストラッシュ!」
と言って ダリウスは、上空高く飛び上がり
ゴリアテの頭上めがけて 回転しながら 突っ込んでいったが ゴリアテの頭を 狙い外した。
しかし
ゴリアテの右手に
直撃したようだ。
「うぎゃわわわわわわわ 許さねえ
小僧~」
ゴリアテは、怒鳴り 素早く ダリウスの体をつかんで
地面に思いっきり
叩きつけた。
ダリウスは、ピクリとも動かなくなった。
「クククク(笑) ワシら ネロ様から
いただいた 魔神パワーに 人間どもが
立ち向か得ることなど有り得ないわ」
とシーザーは、高笑いした。
「オレ様の怪力の前では三英雄も まるで子供だな!」
とゴリアテは、高笑いした。
会場の外では
彼らに教えられ
助けられ た人々も 多く
多くの人々の泣き叫ぶ声が聞こえてきた。
「ダリウス~
ヘレキレス~
ネガ様~ 起きてくれ~ 死なないで」
とコロッセオに来ていた 人々は、倒れて動かない三人に声援を送り続けた。
会場の空気が天気まで影響を及ぼしたのか
急に 大雨が降ってきた!
それと同時に 雷が落ちた。
その瞬間に
天から美しい目鼻立ちのロングヘアーの 翼の生えた天使が 闘技場内へ立っていた。
「ダリウス ヘレキレス ネガドザブ あなた達は
生きるのです。
ローマの三英雄として これからも語り継がれていくのです。 さあ 私が あなた達に 新たな力を与えよう!!」
そう言って 天使は、瀕死の三人の頭を手で触れた。
三人から輝くオーラが
みなぎってきた。
「貴様~ 何者だ~」
と言って ゴリアテが天使に向かって
高速タックルを放ったが
天使は、軽くかわした。
「お前の相手は私ではない!
お前ごときの実力は、私は、歯牙にも かけておらぬ 今、光の気を取り入れた 三人が ゴリアテとシーザー そして このコロッセオの黒幕を倒すであろう」
そう言って 天使は、上空へ消えて行こうとしたが
しばらく地上5mの高さの所に とどまり 三人の若者が起き上がるのを待った。
そして、三人の勇者が起き上がった時に 天使は こう言った。
「このゴリアテとシーザーを倒したら 三人 並んで
ネロに向かって中指を出して
ラーマ
という言葉を唱えなさい!
そうすると彼は本性を現すだろう。」
そう言って 天使は、上空へ消えていった。三人の勇者は、顔も体も輝いている
「お前ら ただ光って まぶしいだけなんだよ 消えてろ」
とゴリアテは、ヘレキレスに タックルしたが ヘレキレスは、上空高く舞い上がり 上空から叫んだ!
「竜巻雷斬」
竜巻のように
ヘレキレスは、バトルアクスを持ったまま
ゴリアテに突進したら ゴリアテの体は 一瞬で四当分に斬られ 竜巻と共に消え去った。
慌てて シーザーは、魔法で 大蛇を三匹も召喚してみせたが
ダリウスの高速剣により
あっという間に大蛇は、バラバラにされた!
そして狼狽している シーザーに向かって ネガドザルは、叫んだ!「貫けオーラナイフ」
ナイフが光のオーラを放ちながら シーザーの心臓を一瞬で貫いた。
会場は、三勇者の復活に歓喜の声があがった
三人の勇者は、一列に 並んで 天使に言われた ように中指をネロに向かって 突き出して
「ラーマ」
と叫んだ!
するとネロに激しい光が 当たった!
「おのれぇ
ワシの正体が バレたようだなぁ
そこの三人
そして ワシを見た 会場全員の奴らよ!生きては帰さぬぞ」
なんとネロに光が当たった瞬間
コロッセオを楽しんでいた
皇帝の真の姿が
あきらかになった!
なんとネロは、体長10mは あり 翼が四枚も生えた恐ろしい化け物だった!
「ネ… ネロ様は、化け物だったんだぁ」
「化け物だったから 殺し合いを楽しみにしていたんだろう」
会場の外の人々や今までのネロに仕えていた 兵士達は、ネロの真の姿を見て驚愕の悲鳴をあげた。 ネロは、一気に
コロッセオ闘技場の三人の勇者がいる
所まで 間合いをつめてきた。
「くらえ~っ」
ネロは、当たったら ひとたまりもないような パンチや蹴りで 三人をランダムに攻撃するが
紙一重で
三人は、よけた。
「フフフ では、これがよけられるかな? アクアラインプラズマ」
と言ってネロは、光線を口から出してダリウスの右肩を
貫いた。
「うぐっ」
「フィンガーナイトメアー」
今度は、ネロの巨大な爪で
ネブドザルの体を切り裂く!
「ネロカッター!」
ネロは、4つの翼を鋭利な かまいたちにして
ヘレキレスを 切り刻む。
「バカめ
いくら天使から力を もらいうけようとも 悪の化身ネロ様の前では、貴様ら は
無力だ! ひざまずいて土下座すれば
命だけは、助けてやろう…もしくは ワシの家来にならんか? よいポストにつかせてやるぞ?」
「フン!
私達は、どんなに傷つこうと悪には屈しない!」とダリウスは、叫んだ!
「ネロは、強敵だぞ。やつを倒すのは
我々の連携プレーが絶対必須だぞ。
あれをやろうぞ
みんなあ!」
とダリウスは、叫んだ!
三人は、各々
持っている武器を天空に かざして 瞑想を始めた。
「フン! 手をあげてるのかい?では、おじけづいたか! ならば ネロ様が三人まとめて始末してくれるは!」
と言って 炎の竜巻を三人に向かって吐き出した。
「よし! 今だ! カウンターオーロラプリズムビーム」
三人の武器がネロの竜巻を かき消し 三人の武器が一本の体剣となってネロを貫いた。
ブサリ!
「ば ばかな 人間ごときに 負けるとは」
と言って ネロは、息絶えた。
そして、この日が
ローマ コロッセオ闘技場でのバトル最終日となった。
「神のご加護に感謝します。」
三人は、神に祈りを捧げた。
会場の人々は、おおいに 三人を歓迎した。
そして ダリウス
ヘレキレス ネガドザブは、これからも
ローマの悪を倒し さらに バビロン エチオピア の悪も倒し
彼らは ローマ三英雄として各地で有名になり 讃えられたら!
常に人々のために思って立ち向かい
正義とは
何ぞや? を 三英雄が書いた
著書「聖者の冒険」
は、後世に わたって ベストセラーになった。
そして今でも ローマのコロッセオは、観光地として残っている!
また、彼らの活躍を描いた作品は後に様々な形で映画化され
○○○ィエイターとして 大ヒットした 作品もある!
彼らの活劇は、皇帝ネロを倒した後も
まだまだ続いたのであった。
次々に、コロッセオ闘技場にて、
三英雄に挑む。
一時期
三英雄は、瀕死となるが
天使から新たな力を受けて
復活する!
三英雄は、
正義を信じ貫いて
コロッセオ闘技場の支配人の野望を打ち砕くシーンは、圧巻です。
三英雄や敵キャラクターの必殺技にも注目です。