第二十話 田中綾乃先生
岡山の大学で 音楽活動していた
田中綾乃
いつの間にか、音楽活動していたバンドを 解散して
高校教師になる事を決意して、
東京へ
しかし 東京で 待っていたのは?
コミカルタッチで描く 学園ドラマが
始まった。
桜舞う四月初旬、東京都五反田の高校に 勤める事になった、田中綾乃は、駅から降りて歩いていると、なんと後ろから サングラスかけて龍のジーンズとアロハシャツ着た 強面の男が あきらかに 綾乃を狙って追いかけてきている。
「東京に出ていきなり 最悪だは~
あ~ん や~ん ノー~っ! 早く逃げなきゃ」
と 綾乃は、心の中で思い急いだ。
しかし綾乃が後ろを振り返った瞬間
綾乃は、強面の
男にいきなり 後ろから蹴りを入れられ、フラついてしまった!
フラついた隙に、今日から必要なバッグや財布を
ひったくられた!
そこへ偶然 通りかかった男 なんだかイケメンな感じな男が
俊敏な動きで
ひったくり 泥棒に追いつき、ボディパンチを かまし
強面男が ひるんだ隙に 取り押さえて
その男を警察に連れて行った。
「こやつは 名うての悪でしてねぇ 若い女の人を 襲っては強奪するという悪事を繰り返してる奴なんすよ!
いつも 素早く逃げてしまうのに、よく捕まえる事ができましたね。
「えらいぞ!」
と 警察は、通りすがりのイケメンの肩をポンと感謝の気持ちで 軽く叩いた。
「なんて お礼を言ったらいいのかしら?」
綾乃は、恥ずかしそうに イケメンに言う。
「礼なんて いいよ! ただ 困っている人を見て見ぬ振りは、良くねえから 助けただけさ」
そう言って イケメンは去って行った!
綾乃は、時計を、チラっと見た。
「あっ 一限目の授業!
いけない 初日から 遅刻だわ~ あ~ん や~ん ノー~っ」
と 言いながら
高校3年桜組の教室へダッシュした。
桜組のクラスのドアを 開けて びっくり!!
なんと席の後ろのほうに
今日 助けてもらったイケメンがいるではないか!
綾乃は、運命を感じた。
「あっ 君は今朝の勇敢ボーイね。」
「よぅ! 俺は 仁だ。 まさかアンタが先生だったなんてな
デカい 胸が 目立ってんぞ!」
「エッチ~ どこ見てんのよ~」
綾乃は、3年桜組の担任でもあり
音楽の先生でもある!綾乃は、山口出身で 大学生時代は、岡山で 倉敷のライブハウスで ニャンスイッチという女の子4人バンドのピアノを担当していたのだ。
当時 岡山県で、有名なアーティストさんでもあった リリーストーンや、TACTさん とも よく
まる企画という企画で ライブをしていた。 そんな中
お笑い芸人ラスト☆クリスタルとか
ニャンテッドとも 交流が あり 二度に渡り カフェで 手品や お笑いを 見せてもらったことがあるが
イケメン君は、ラスト☆クリスタルみたいな キモイ奴は別として テッドさん以上に 魅力的だった。
毎日、仁と顔を合わせるたびに、胸がドキドキワクワクしていた。
ライブの時も
メンバーの ひーちゃん とか 仲間の えびちゃん とかに
「ドキドキするわあ あ~んや~んノー~っ」
って言って みんなを笑わせていたが
これは真剣だった。 綾乃は 授業中
先生と生徒の枠を超えて
仁を意識するように なっていった!
仁は、桜組の中では、ちょい不良っぽく よく授業を さぼっていたが、綾乃が担任に なってから毎日、学校に来るようになっていた。
ただ、仁は、無口で 友達を 自分から
作ろうとしなかった。
クラスの一部の人は、仁の父親が鬼神組という ヤクザの一員だという事を知っているのだ。
「俺は 親父みたいには ならねえから」と 言い
いつも親に反骨精神を抱いている。
仁は、休み時間
寂しそうにベランダで ぼーっとして いたんで 綾乃は、近寄ってこう言った。
「仁君! 一人じゃ寂しいでしょ? 友達でも作りなさい。
彼女いないの? 」
綾乃の声かけに無視してベランダの向こうに見える運動場に 視野を広げる
仁
綾乃は、音楽療法を 学んでいたんで
ラスト☆クリスタルが 当時
よく使っていた スピリチュアル的な合い言葉を言った。
「仁君は ひとりじゃないさ~ いつも ミラクルは おきるよ ハッピー ラッキー エンジョイ ミラクルビーム!」
とりあえず 笑顔になって 照れ隠しにポケットに手をつっこむ仁!
「仁君ねぇ
君は、ラスト☆クリスタルって 芸人みたいに スピリチュアルを唱えながら チャラい雰囲気もなく
不良っぽくキザな雰囲気が かっこいいよね。 モテそう。」
「ほっといてくれよ!俺の親父は、裏の者だし、彼女も作れねえよ」
と ふてくさりながら 綾乃を睨む。
だが いつしか 仁は、綾乃に淡い恋心を 抱くようになっていた。
綾乃も彼を自然に好きになっていた。
こうして 先生と教師の禁断の恋が始まった。
また、時は流れ 6月も半ば
二人は 授業が
終わった後、誰もいない 教室で抱き合ったり ハグしたり する仲に なっていた。
「あ~んや~んノー~っ 」
強引な 事をする仁!
誰もいない教室では、ラブラブモードが流れただけに
誰もいない教室で
ピアノを 弾いて
仁の 荒んだ心を
癒やす
そんな中 足音が 「やべっ 見回りの 教頭先生の足音だよ あれ!」
「そだね。 とりあえず 机の下に隠れましょう
仁君!」
二人は、 とっさに 教頭先生が 見回りに 来た時に 机下に 隠れた!
「妙だなあ? 先ほどまで ピアノの音と 声が 聞こえたはず まぁ オレも疲れてるんだろな。」
ドコ ドコ ドコ 奇妙な 足音を立てて 教頭先生は、職員室へ 帰っていく。
それから1ヶ月後! 仁は、綾乃に かなりヤバい要求をしてきた!
「綾乃先生! オレ、大学に行きたくても 親父が 金出してくれないんだよ! ちくしょー
オレの ために 親父が 経営している
ピンクギャルって風俗の店に
夏休みの間だけでも 働いてほしいなあ! そして 将来、オレは 綾乃先生と結婚したい。」と
必死になって 綾乃に懇願した。
最初は、怒っていた綾乃も数ヶ月で消えるという
蝶の形をした緑色のボディタトゥーを
肩に入れて夜の店で 働く事になった!
しかし もの凄い勢いで 綾乃は、客に指名された。
綾乃が働いているのは おさわりpubだ!
「今日の指名No.1は 綾乃ちゃんだ~」
と オーナーは綾乃に向かって拍手した。
「7月からの 新入りのくせに 悔しいわ~私達の 立場は どうなん?」
と他のスタッフは、肩を落とした。
まさに
綾乃の夜の店の人気は
破竹の勢いだ!
ただ この事が、学校側に ばれたら いけないんで
仁も 風俗店の奴も秘密にしておいた!
綾乃は、7月から 店で働き出して
ピンクギャルNo.1の女と なっていた。
ここで 稼いだ金を 仁に渡し、
仁は、高校を卒業し、綾乃が入会金を 出してくれたので
無事 大学へ進学した!
「先生の おかげだよ! オレ 行きたかった大学へ行けたよ。」
と 仁は、綾乃に微笑んだ。
綾乃は、いつ
仁が プロポーズしてくれるのか
楽しみにして毎日を 過ごしていた!
綾乃は、夏休み限定と スポット的に夜の店で働いていたが、今やレギュラーに なっていたのだ!ある日 意を決して 仁の通っている大学へ遊びに行った
綾乃!
「仁君 どうしてるんだろ~ 私 夜の店辞めて 仁君のプロポーズの言葉に よっては、式場も 探そうかしら って 綾乃 早とちり 早とちり あ~んや~んノー~っ」
1人 浮かれながら キャンバスに足を踏み入れ歩いていた綾乃!
そこへ思いもよらない 噂が耳に入ってきた!
「仁の奴 授業さぼって どこで油売ってんのかな?と 思ったら なんと チョベリグ女子大生と歩いていたの見たぜ。」
「マジかよ~ オレなんか まだ女子高生くらいの 萌え~
な アキバ系の子と 手を繋いで UFOキャッチャーしてたの見たぜ。」
「それにさぁ
仁って今 隣の短大の 前田○子 みたいな方と 付き合ってるはずなのに 色んな女に手を出して やり手だね(笑)」
とか 妙な噂を 大学内で 次々と耳にする綾乃!
綾乃にとっては、まさに
煮え湯を飲まされたような気分!
SNSサイトに 以前 誰誰選手と 試合して 判定で勝ちました
とか
まさか まさかの恋愛GP準決勝で 自分より15歳離れた
方を 1RでKOしました~ 私は 毎年モテ期だと 自ら墓穴を掘っていた ラスト☆クリスタルより
たちが悪い気持ちで いた!
仁が出席している授業に 綾乃は、どさくさにまぎれて参加して
仁の前まで 来て
「あなたって人は 私が あなたのために どんだけ 恥ずかしい思いで 風俗店で 働いて なおかつ
あなたを 大学へも行かしたのに
恩を仇で 返す気なの?」と授業中なのに 仁の前で 怒鳴る綾乃!
「オレは、どんな女でも 落とせる自信があるし 落ちない女はないと思ってる!あんたは、勝手にオレに惚れたのが 間違いだったのさ」
と綾乃に悔し紛れの顔で言う。
「婚約は破棄させていただきます。あんたは、婚約じゃなくて
こんにゃく指輪を 他の女から もらえばいいのよ。」
と 綾乃は、大粒の涙を 流しながら
教室から出て行った!
授業中のクラス内は、思わぬ ハプニングにシーンと なっていた。
仁も 今まで やってきた事への反省と 悔しさで 泣きそうになり
教室を飛び出した。
それからしばらくして
綾乃は、五反田高校の教師を辞め
東京都音楽学園の 中学教師として
新たな道を進める事にした!
風の噂では、仁は自分を見つめ直し お笑い芸人を目指しながら、 ラーメン屋で アルバイトをしているらしい!
なんだかんだ言って 綾乃が ラスト☆クリスタルや
ニャンテッドファミリーの ライブの話をしたら
仁は、お笑いに感化されていったのかもしれない!
今や 小説化されドラマ化され 映画化も 決まった!
ニャンテッドファミリー劇場
も 口コミで 人気になり、大きなシネマでも上映されるようになっていた!
東京都音楽学園に行ったら 山梨先生って いかにも エロそうなメガネの先生が 綾乃に優しくしてくれた!
しかし 綾乃のタイプではない。音楽学園で 教頭が朝礼で
田中綾乃を紹介している時に、いきなり ウルフヘアーの健一が ダッシュからの タックルで
綾乃を 馬のりポジションにして
何するのかと思ったら
「馬のりポジションから~の おさわり~」
と言って 綾乃の胸を触る。
「こらっ(怒)」
怒る教頭!
綾乃は、顔を赤らめて
「あ~んや~んノー~っ!」
と 決め台詞
田中綾乃は、後に この学園でも
生徒達と 熱い青春 でも エロスも入ったドラマを繰り広げることになる!
数年後!
レジェンド芸人ラスト☆クリスタルと再開した田中綾乃は、
この学園の様子を まとめたノートを
海が見えるカフェ
ネネグースで 渡した!
ラスト☆クリスタルは、小説に書いて出版社に出して
後に 少年ジャンプ にて 「ハッスル綾乃先生」という
題名で 連載されることになる!
漫画絵担当は秘密である!
田中綾乃は、ニャンスイッチを 再開して 被災地で
音楽を 奏でて
人々に 癒やしと勇気を 与えていた!
最終的には結婚や 海外暮らしの メンバーが いるので
ニャンスイッチは、綾乃と ひとみの二人に なったが、秘密国と なった 日本を本当に癒やし、
大きくメディア進出を果たした
田中綾乃!
田中綾乃は、今を感謝している
音楽と出会ったからこそ
仁と 会った
仁に 裏切られたからこそ
再び ニャンスイッチとして再結成出来た!音楽学園転校により 学園生活は、漫画化された。
昔 キモイ奴と思った ラスト☆クリスタルにも感謝している! いいえ 意味のない人生なんてない
今 幸せがあるのは 過去 本当に いろんな困難が あったからだと思う。
よし!頑張るぞ! ファイト!
田中綾乃=元ニャンスイッチ
そして
ニャンテッドファミリーと言った人物まで 登場する
物語となりました! チャラ男 仁 のキャラは、いるかもしれないし いないかもしれない感じだと思いました!
先生と生徒の恋物語かと思えば、後半から
何かしら スピリチュアル的な 内容な
ドラマになってる! そこが
ただの夢日記では 終わらない作者の意図であり
もちろん
後半は 夢日記を
付け加えたものと なってます!