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第3話 呪いの鏡〜手にしたものは呪われる恐怖の手鏡

美観地区で 隆一と 健と 優香は、不思議なおじさんに不思議な力で 鏡を購入させられて その鏡を購入したゆえに不思議体験を 三人は、体験するのであった!

不思議な鏡を手にした三人のエピソードを話していきた

い。


この物語の主人公の友和と サラサラヘアの背の高い男 健、とショートウルフのメイクの濃い女性 優香らが見て感じた話である。

三人とも20代前半くらいか?!



この三人は、今までなんの共通点もなかったわけだ。


ある日

友和らは真備の ジャズ喫茶に集まり 不思議な鏡のエピソードを それぞれが 語っていたようだ。



友和らは、あるSNSのオフ会で、友達になるのだが、不思議な事に三人みんな 桃色の縁に、星マークが散りばめられたデザインをした手鏡を持っていたのだ。


その奇妙な鏡を共通して持ってるとか どういう経緯で手に入れたのだ?とか鏡関連の話で盛り上がって仲良くなったようだ。


しかし オフ会から三人が出会って2週間も しないうちに三人は恐怖体験をしたのだ。


そのありえないような体験を話すために 今日は三人が喫茶店に集った。


三人は 全員 この喫茶店オススメの自家焙煎珈琲を飲み まずは落ち着かせて

語ったようだ。


「こんな事ってあるのだろうか?僕達は鏡によって導かれたのだろうか?」と友和は言った。



「私 この鏡を持つようになって、こないだ 変な体験しちゃったのよ」と優香は、声高に言った。


「しかも その鏡のせいで あり得んような不思議な事も起こったやろ?」と健は、鏡を突き出した。


それから数十分 友和達は、この鏡によって不思議体験を した事を話し合った。


みな共通する事は、この鏡は、倉敷美観地区の露天商のボロボロの帽子を被り 長い靴 ロング黒髪の おじさんの有無をも言わさぬトークにビビビときて衝動にかられて購入したのだ。



それでは、これから回想シーンに入るとしよう! 優香のエピソードからスタート。



「私ね 先週の土曜日、友達と飲んでいたの 記憶が飛びそうになる程 飲んだわ。 友達の車で家の近くの公園まで送ってもらったの…

気分が悪いから、その場で吐こうとしたら なんと無意識のうちに鏡を右手に持っていたの。


酔って意識レベルが低かったはずだけど 明らかに鏡から 「ケケケ~ッ」と奇妙な笑いが聞こえてくる 。

咄嗟に鏡を見たら

鏡に映っている自分の顔が しわくちゃの顔になって、口元が口裂け女みたいになっているし 顔から血が流れてくるように鏡に映ったの。


「えっ?!な、なんで!?」


いつ怪我したの あ、た、し




しかし、自分の顔を触ってみても 口は裂けてないし、普通どうり。

怖くなって、公園のゴミ箱に鏡を捨てたのよ!



「こんな鏡、捨ててやる! 気味が悪い」



帰ったら翌日 捨てたはずの 鏡が 自分の部屋に なぜなんだろ? あったから おったまげたわ!なぜに処分したはずの鏡が自分の机の中へ?」



続いて健の話


腰痛を煩い整体師の先生の所へ、診察に行った。美観地区で手に入れた鏡を見つつ、自分の番が来るのを 待っていたら、唐突に先生が 出てきて、「その鏡を、天井に照らせ!」

と先生の片腕が天井を差していたので 俺は、鏡を天井に照らした。


すると誰もいない海辺に裸にされた自分と整体の先生と 体長3mくらいの大王イカがいた!


俺は、怖くて 逃げようと試みたが 体が麻痺して 動かねぇんだ。

「まあ怖がらなくてもいいぞ!青年よ。 この治療は、けっこう痛いが、お前さんに永遠の健康を約束する血を与えるのじゃ。おとなしく耐えるがいい」

と先生は、真顔で言った。




「大王イカよ!この青年の体の悪い毒を出すのじゃ。」と先生が声を張り上げた。




うわぁ~俺の体が…まだ動かん。 怖い。 助けてくれ 」と言いたいが 声が出ない。


そんな感じで俺は、汗びっしょりかいていた。


大王イカは、少しずつ、俺に近づき俺の太股に向かって鋭利な 大王イカの足が入れられて 急に気分が悪くなったんだ。

だが、あんなに深くヤツの足が食い込んでいるっていうのに、血が少しも出ていない。不思議だ? なぜに? その後、大王イカは、俺の足から ヤツの足をじわりじわりと抜いた。

抜くと同時に、俺の太股の刺し口から大量の白い精液が出てきた(体の力が…抜ける。)俺は、顔面蒼白になりながら呻いた。



だが、その後も大王イカは、数回も俺の太股からイカの足を刺しては抜き 刺しては抜き を 繰り返し、俺の精子は、もうカラカラじゃねえのかよって気分だった。


俺は、体の力が抜け過ぎて苦しくて呼吸もしずらい…

そこへ医者が、俺をうつ伏せぎみにさせた! 「大王イカよ!青年の背中を貫け~

そして奴に新しい血を入れてやれ」

と言った。


大王イカは、今度は、自分の鼻or口をとがらせ俺の背中に向かって刺してきやがった!

「うぐぐぐ」

と俺は、小さく悲鳴をあげた。


大王イカの鼻or口から 真っ黒な墨を吐く。


どうやら この技によって俺は新しい血を注がれているようだ。


その後、俺は疲れて海辺で寝たはずだが 自分の部屋のベッドになぜか 自分が寝ているではないか!


この日を境に俺は、すっげー元気になったんだ」



続いて友和の話

先週 学校が午前中で終わったので午後から友和は美観地区に行きパワーストーンを買いに出かけていた。


特に恋愛で困った事に合い すごく素敵な女性に出会いたいので、冷静な判断力と恋愛運アップの石アメジストを探していた。



すると、変な長髪の汚い おじさんに「奇妙な鏡を買わないか?」と言われた。


奇妙と言ってきてるのに 関わらず また本当に不思議だが

吸い寄せられるように、その鏡を購入してしまった。


それから、3日後、友和は、ぎっくり腰になり、近くの整体の先生に揉んでもらう事にした。


その日、友和の鞄の中には、美観地区で購入した奇妙な鏡が入っていた。


友和は腰を揉んでもらっていたら、先生の声が いきなりボビーオロゴンの声に急に 変わって びっくりだった!



「あけぼの~は あげもの~ 竹之内君 幕の内君」 とかおなじみの言い間違いギャグを言い出した。

思わず、友和はおかしくなって声をあげて 笑ってしまった。

そしたら

「もっと笑いなよ~」と また、ボビーそっくりの声を出す先生。

そう言われて10秒後、いきなり先生は、片腕で友和の背後から両腕を掴み、無理やりに立たせ 両腕が極められ痛いし苦しい。


逃げようとしても逃げられない。


さらに先生は、もう片方の腕で 友和の脇腹を「こちょこちょこちょ~」と言ってくすぐる。


「ぎゃははは」

友和は、大爆笑したが、両腕も極められ苦しいし、くすぐったいし………

友和は あまりの気持ち悪さに意識を失った。


目が覚めたら、自分の家のベッドの上で寝ていた。


(夢か……いや、夢にしては おかしい やけにリアル過ぎた。

腰痛が治ってるから 妙すぎるぞ)


回想シーン終わり


肌寒くなる10月の後半、秋風に吹かれながら、友和を含め三人は、ジャズの音が聞こえる喫茶店で微妙な、かつ不思議な空気に包まれながら、鏡のエピソードについて話していた。

店内は、薄暗く、LPレコードや漫画が たくさん置いてある!

店内の曲は、ビートルズのイエスタディが流れていた……


その時、三人は、不思議な事に偶然にも、奇妙な鏡を同タイミングで机の上に出したらジョンレノンの顔が鏡に浮かびあがっていて 3つの鏡は、ピリッと音を立てて真ん中に大きなヒビが入った。


「うわっ!なんなのよー 」


「オレの鏡にも 同じヒビが!!」


「こぇえええ」


ヒビが入った鏡を 捨てるわけにも行かないし (なんか呪われそうなので)それから 友和らは 謎を解明するため

彼らは不思議なおじさんを探しに美観地区を訪れた。


しかし不思議な おじさんに 次の日も、また次の日も 会う事は、なかった。


友和は あまりに不可思議な出来事なので

露天商を その年に 営んでいた人と不思議な鏡について美観地区の管理人らしき人に訪問した。

友和は不思議な鏡を売ってた人の特徴を似顔絵で描いて説明したようだ。



その時

改めて 恐ろしい新事実を倉敷の美観地区の管理人から聞かされた。


「その露天商の人は その年の9月の後半に 交通事故で急逝したそうだ。」と管理人は友和ち言った。


「そんな…… じゃあ 僕たちが美観地区で 見た あの おじさんは幽霊だったので、すね……」


「にわかに信じられんが そういうことなんじゃねえんかなぁ〜。

急な事故に遭ってしまい ほんまに ご愁傷様なことですわ。」


オフ会で友和らが優香とか健と会う 少し前に 露天商の おじさんは亡くなっていたことになる。


その露天商の人はビートルズが好きで

ジョンレノンのファンだったらしい。


それを聞いた 友和と健人優香は 彼の眠るお墓に行き

ヒビが入った鏡を袋に包んで お供えした。


三人は露天商人の お墓の前で手を合わせた。


その時 決して そんな時にスマホを いじくることは不可能なはずなのに スマホから音源が流れているのではないか!


「imagine」が 流れてきた。

それも友和だけでなく健と優香のスマホからも

同時に曲が流れてきた。


「オレなんもスマホいじってないから……

なのに なぜ……」と健は言った。


「私も スマホいじってないよ……

なのに同じタイミングで ジョン・レノンの曲が流れるなんて」優香は 身体縮こまらせて震えた。



「きっと 露天商の おじさんの霊の仕業だ」

淡々と友和は皆に言った。


パリン!

パリン!

パリン!


そして その曲と共に 包みに入っていた鏡が 3枚同時に粉々に砕けて

上空に舞う。


その粉々の鏡の破片に 一瞬

露天商の おじさんの笑顔が浮かんで消えた。


その後 二度と不思議な現象が三人に起きることはなかった。


劇終

(by2007年モバゲータウン小説用に書いた原稿のリマスター物語)


夢日記を ほとんど脚色せずに書いた、物語です。夢ならではの 不思議な感覚と 雰囲気は、興味深いのではないでしょうか? 不思議な鏡を手にした三人が回想シーンを喫茶店で話すという 話だけど どことなく 奇妙な話とかテレビ番組で似たような話を聞いたことがあるような?作品です。 ドリームキーとかは 全然関係ない感じ

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