アゼム夫妻
アゼムの人柄と
本田美香登場に注目
「素晴らしい講演会でしたね。Mrアゼム」
隆一とサクラは、そう言って握手した!
アゼムも力強く握り返す!
「痛っ!」
「サクラよ
あなたが生きたまま この世界に来ているという事は、私の妻 本田美香しか知らないから 安心しなさい!
んん?
もしかして そこにいる男の友達も生きたまま
この地へ来たのか?」
と 言いながら
アゼムは、厳しい表情になる!
「はい!
そうなんです!
僕達は、どうすれば現代へ帰れるでしょうか?」
「エビルキラーの口の中が現代へ通じる トンネルに
なっているという噂を聞くが、マイナスに考えたら
あの帝王エビルキラーに喰われる事になるぞ」
「それより アゼムさん!
今 K1では、まだ バトル細胞や 20世紀最強の暴君が強いって ご存知ですか?」
「何~ ピーターや レオバンナ …あれから何年も経ってるのに、まだベストファイターだって?」
「そうなんですよ! にゃははは
あっ そういえば アゼムさん
あなたは、未開の森で中国武術の書と魔法の書を拾ったと
聞きましたが、本当ですか?」
「あぁ本当さ!ここは戦いがない国だが 私は、帝王エビルキラーを いつか倒したい一心で
この書を読んでトレーニングしてるよ! 見るかい? 私の技を!」
とアゼムは 笑顔になりながら
カッコ良く構えた!
まず、あのアゼムを一躍スターダムに
押し上げた
かかとおとし かな? と 思ったら、数m も
飛び上がり
三回転して跳び蹴りを放った!
さらに、目から
怪光線まで出してきた!
おまけに、アゼムが地に拳を
叩きつけると、岩と岩に亀裂が入った!
また、お馴染みの
後ろ回し蹴り
や
素早いコンビネーションを見せてくれた!
「いゃあ
すごいパフォーマンスですね しびれますわ!」
とサクラは、両手を上げつつ、眦を決した。
「いゃあ~
それほどでも~」
と
顔を赤くしながら、 アゼムが照れていると、後ろから
「あなた、この世界では、戦いは、禁止でしょ?
なぜサクラちゃん以外の男の前で
技を披露してんの?」
と声の方を 振り向くと、
20代後半の頃の若さの 本田美香が立っていた!
「ぎょぇえぇ~」
隆一は、まさか
こんな所に、本田美香が いるとは、思ってなかったから、びっくり仰天しまくった!
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