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第三章

三章

リーヴァの案内で村に案内された。ただ、やっぱりというか…びっくりするほど警戒されてる。背中にリーヴァがいるから銃は打ってこないけど…

「リーヴァ!無事かぁ‼」

塀の上から隻腕の男が銃を向けながら話してくる。

「ンシュ叔父さーん!あたしは無事!このシンギュラリティも無害だよーっ!あたしを助けてくれたのーっ!」

あの叔父さんすんごい複雑そうな顔してるなぁ…あ。裏にいった。


数分経ってゆっくりと門が開き始める。

ンシュ叔父さんが複数の銃持ちの人を連れて出てくる。

「おい。シンギュラリティ。その子をおろしてもらおうか。」

周りの大人が一斉に銃を構える。

「…ンシュ叔父さんいつも言ってたよね。恩には恩で返せって。あたしはこのシンギュラリティ…フローアに助けてもらった。つまりあたしはフローアに恩があるの。」

「…」

「リーヴァ。確かに俺は恩には恩で返せと教えてきたが、相手がシンギュラリティなら話は変わってくる。」

「そいつが何を考えているのか俺らには全く判断できん。無論リーヴァ。お前にもだ。」

「いやっでも…でも、フローアは…」

「リーヴァ。わかってくれ。お前が信用してても俺らは安心できないんだ。…そいつを殺さん限りは。」

…シンギュラリティ。ほんとに何やったのよ…

………でもまぁ。それを含めてのリスクだったしなぁ。

「リーヴァ。一旦おろすわよ?」

「ダメだ。そしたらフローアが打たれる…!そんなのだめだ。」

「…思い出は消えないんでしょ?じゃあ大丈夫よ。あなたの中で私は消えないわ。ああんもう泣かないでよ。私が悪いみたいじゃない。」

リーヴァは涙ぐんだ声で

「今はフローアが悪い…。悪いからあたしの言うこと聞いてよ…」

ああ。どうしたものか…せっかく覚悟を決めたというのに。

悩んでいると、村の中からおじいさんが走ってきた。それも結構な足の速さで。

「ンシュぼーう!ンシュ坊ー!ちとまてーい!」

ンシュ叔父さんはため息をつきながら他の大人に警戒を解くなと伝えた後おじいさんと話し出す。

ンシュ叔父さんとおじいさんが話した後おじいさんがこっちに近づいてくる。

「おまえさんは旧型のアンドロイドだろう?いやぁ!めずらしいのう!しかも家庭用最終機体とは!残骸以外で初めて見たわい!」

おじいさんの押しがすごい。小声でリーヴァに聞いてみる。

「ねぇリーヴァ。このおじいさんだれ?」

「マド爺だよ。シンギュラリティについて研究してる自称研究者。」

ンシュ叔父さんが少しイラつきながら聞く。

「マド爺。そいつは本当に大丈夫なのか?」

マド爺は私を見ながら答える。

「安心せい。こいつは家庭用のお手伝いアンドロイドじゃ。それも現役のOSが生きとる骨董品じゃぞ!うひょひょひょひょ!」

このおじいさん苦手かも…

マド爺の鑑定のおかげで私は村に入ることができた。非常にありがたいけど嫌な予感がするのは私だけ?…うーん。

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