【5章完結】新たな事実判明。その事実とは…
すみません、更新が空いてしまいました……
筆が思うように進まず、内容に納得できないので時間がかかってしまっている状態ですが、次の更新まで待っていただけると幸いです。
今月中に書けたら更新する予定です。
前略。
古の番人、クロノスを目の前に私は無属性の魔法を使って従魔にしようとしてるところ。
「クロノス!この魔法を受け止めて見せて!」
無属性魔法発動!デュアル・ソウル!
この魔法はもう一人の自分の分身を作る魔法。
無属性魔法なら可能だと思ったよ。
私と分身は、神罰光槍を唱えクロノスへと攻撃する。無属性に耐性の無いクロノスには効く技をもう一度放つ。
「くっ……!!」
回復させる暇を与えない。
そのまま攻撃を続ける。
無属性魔法発動!ロスト・ベネディクション!
失われた祝福魔法を私が唱え相手の回復を封じ、分身がクロノスに神罰光槍で攻撃を続ける。
クロノスに確実にダメージが蓄積していく。
回復封じをされるとは思わなかったんだろうな
「クロノス、恐怖を味わえ」
低い声で言い放ち、また新たな魔法を唱える。
無属性魔法発動!空間固定
この魔法は世界のその場に相手を縫い止める魔法。つまり、時間停止。
クロノスだけが時間停止を使えると思ったら大間違い。私には無属性魔法がある。それに魔法は私がこういうのを使いたいって思ったら発動できる。このまま畳み掛ける。
魔槍・竜牙を手に持つと、分身も同じく魔槍・竜牙を手に持つ。同時に走り出し、時間を停止したクロノスにとどめを刺す。
虚空の閃光
何もない空間から放たれる必殺の閃光。
「我の願いに応え、共に行こう。──無限の聖域!」
時間停止を解き、クロノスが無事に私の従魔となった
「万象を統べる我が、何者かの軍門に降る日が来るとは……。ふっ、笑えぬ冗談だ。
だが、認めよう。我が絶対の理を叩き壊した貴様の力、正に神威。その底知れぬ深淵の前に、我が誇りは既に霧散した。……異端者よ、否。我が時間を預けるに値する主よ。恐れ入った。我が魂の刻、今この瞬間より主へと捧げよう」
「……ごめん、クロノス。1回でいいから普通に喋って」
「…………主の命令には従おう。まずは我の名前を付けてくれないか?」
「そのまま、クロノスじゃだめなの?」
「主に新たにつけて欲しい」
「じゃあ………ノエルで」
「ふむ。……ノエルか。受け入れよう」
「ねぇ、ノエル。みんなの時間停止を解いて欲しいんだけど」
「皆の時間停止を解く前に話したいことがある。我は世界の時の番人でもある。故に主の前世のことを知っているのだ」
「…!」
「主の真の名は優月。地球の中にある日本と言う世界で暮らし、熾天使ミカエルによってこの異世界に転生した。……間違いないな?」
「そう、だよ。……ノエルってそこまで見れるんだね」
「世界の時の番人だからな。邪神の闇にやられていたとしても主と戦う前から前世のことは知っていた。この世界は優月を受け入れ、主も転生を受け入れた。そして唯一無二の無属性を手に入れた。…そこまでは合っているな?」
「その通り」
「では…」
ノエルの言葉は最後まで聞けなかった。
……熾天使ミカエル様が突然、現れたからだ
「…話の途中にお邪魔してしまいすみません、優月。無事に最後の古の番人を従魔に出来たようですね」
「ミカエル、様……」
「クロノスも知っての通り、優月は異世界人です。魔力∞や全属性の魔法が使えることは神々の贈り物。しかし無属性だけは優月が生み出したもの。……そして、優月本人も気付いてませんがもう一つ常時発動しているスキルがあります」
「常時発動しているスキル……?」
「その名も、万象調律。このスキルは世界中の属性バランスを調律し、優月への干渉を拒否するという神秘的でチートのスキルです。空位の器より無意識に初めから発動していたのです」
「万象調律…」
「サコヴィナ国王からの鑑定スキルや、その第一王子であるセドリックの闇属性スキル、そしてジークベルトの水属性スキルから、優月のチートスキルを欺けられたのはその万象調律のおかげなのです」
「じゃあ、空位の器は?」
「そのスキルは、水晶などで鑑定される際に無属性として発揮していました。属性無しと言われたでしょう?空位の器だけだと、優月がチートスキルを使えることを国王などに早々に気付かれていたでしょうね」
「そうだったんですね…」
「万象調律は貴女の能力を隠すだけではありません。家族やジークベルトに抱きつかれることが多くはなかったですか?」
「よく抱きつかれることはありますけど…」
「万象調律は優月を抱きしめると、その者を癒す交換もあるのです。落ち着くと言われたことがあると思いますが、優月は無意識に抱きついた者の属性を調律し、癒していたのです」
「無意識に……」
「邪神との戦いで万象調律が役に立つことでしょう」
「ありがとうございます、ミカエル様」
「いえいえ」
「ミカエル、それだけを言いに地上に降りてきたのか?」
「クロノスはせっかちですね…んん。優月にもう一つ伝えておくべきことがあります」
「伝えておくべきこと?」
「伝え忘れとも言いますが、古の番人を全員従魔にしても邪神への道は切り開かないのです」
「……………は?」
「七つの大罪である悪魔が持っているオーブを集めなければなりません」
「……オーブ」
「そして、そのオーブの集め方ですが悪魔と契約することにより獲得できます」
「………契約」
「優月に言うのが遅くなり、申し訳ありません。前に会った時に言うべきだったのですが、天界に帰ってから気付いたものでして…」
「本当にオーブを7つ集めれば、邪神の道は切り開けるんですか?」
「えぇ、本当です。邪神との戦いの際、新たに従魔にした聖域の覇王龍が優月たちの足場となり邪神が居る大空に連れて行ってくれるでしょう」
「アルが…?」
「聖域の覇王龍は本来、従魔には出来ません。しかし、優月はその魔力を上回る魔力∞を持っていたので従魔に出来たと言えるでしょう。クロノスの時間停止を解いた後に聞いてみてください。邪神が居る大空へと飛び立てるか、と」
「分かりました。その悪魔たちと契約する条件とかありますか?」
「条件は簡単です。悪魔が優月に屈すれば契約出来ます。つまり下克上です」
「なるほど……」
「七つの大罪の悪魔は元天使、堕天使です。神々によって生まれた存在にも関わらず、邪神と神々の戦いの際に裏切り邪神側に付きました。現在、七つの大罪の悪魔たちはこの世界のどこかの屋敷に滞在しているそうです。一気に契約したいのであれば、探してみてください」
……なんか、投げやりすぎない?
「あとは、私たち熾天使とも契約できますよ。優月」
「えっ?!」
「私の愛し子であるジークベルトの婚約者である優月は、私の加護を授けると共に契約したいと思っています」
「そ、それはどうしてまた…?」
「興味本位から、でしょうか。熾天使は愛し子は居ても人間と契約することはありませんが、優月とは契約したいと思わされたのです。貴女の魔力∞もそうですが、万象調律をこの全身で感じたい。…契約してくれますか?」
タイム!タイム!急展開すぎるって!
そろそろ優月ちゃんはキャパオーバー寸前だよ!!
次回!6章開幕、熾天使ミカエル様との契約?
ノエル、助けて!!どうすれば良い?!
『……契約するしかないな。熾天使の機嫌を損ねると良くないことが起きる』
でも熾天使と契約って私が多分初めてじゃない?目を付けられたりとか…
『主のスキル、万象調律が守ってくれるから大丈夫だろう』
本当に……?
『我の言葉を信じろ、主』
ノエルの言葉、信じるからね?!これでもしバレたりしたらノエルの責任だから!!
『責任は負う。安心しろ』




