大量発生した腐龍(ゾンビドラゴン)を一掃します
最新話を更新しました。
大量発生している敵を一掃するのは気持ちいいですよね。双剣で乱舞しながら倒すのもロマンだと思ってます^^
拝啓 お父さん、お母さん。
優月です。流れるように10階層に着きました
所要時間は10階層に因んで10分です。…偶然だよ?ボス部屋にいるドラゴンたちを倒してたらそれくらいかかるから!!
「…この階層は、なんか空気がどよんでるな…重いというか息苦しい感じがする」
ジークベルト様たちが後から来ることを考えて、ここは浄化しながらボス部屋に向かおう。
浄化の魔法…浄化の魔法……光属性かな?
光属性魔法発動!清流の歩み
私が走り出すと、瘴気を完全に遮断する透明な空気の道ができる。派手な光ではなく、まるでそこだけ時間が巻き戻ったかのように空気が澄み渡るように。
「この浄化ならジーク様たちも大丈夫だよね!ボス部屋まで一気に駆け抜けようっと!」
ボス部屋に着くまでに魔物と遭遇した。アンデッド系の魔物だ。鑑定!
腐食の粘泥
腐敗した肉や骨を取り込んで巨大化した、どろどろの黒いスライム。属性は闇属性…
こんなスライム初めて見たよ。どう倒そうかな…とりあえず、魔槍・竜牙で倒そう!
「腐食の粘泥、恨みは無いがその命を頂戴する!」
風属性魔法の疾風神速で加速し、スライムの核を確実に魔槍・竜牙で突き刺し仕留めた。
「手応え無いな〜…やっぱりスライムはスライムなのかもしれない。あ、アイテムがドロップしてる。……浄化された魔液?万能薬の材料…」
なんか、ここのダンジョンに出てくる魔物のドロップアイテム、レア多すぎない?私の運が良いだけ?
「気にしても仕方ない!ボス部屋に行かなきゃ!」
──…一方、ジークベルトたちは8階層のボス部屋前まで来ていた。
「なるべく急いでここまで来たというのに、主の姿が見当たらん。…まさか10階層に着いているというのか」
「そう考えるのが妥当だろうな。姫君のことだ、流れるように倒して行ったのだろう」
「私たちが8階層までにかかった所要時間は20分です。お嬢は私たちよりも早く倒した計算になりますね」
「……フローラの実力が突き抜けていますね」
「主君は一人なのに、俺たちよりボスを容易く倒してる事実に言葉が出ねぇよ」
「8階層に来て分かりましたが、10階層は瘴気で満たされているみたいです。……先程その瘴気を感じなくなりましたが」
「……主の仕業か」
「十中八九そうでしょうね。主様が浄化魔法をしたのでしょう」
「急ぐしかないな。姫君がボス部屋に着くまでに我らも10階層に向かうぞ、皆の者!」
──…一方フローラはボス部屋の前に居た魔物と遭遇していた。
「これはまた、大量発生してるね…鑑定!」
亡霊騎士
中身が空っぽの鎧に、青白い炎のような魂が宿った騎士。属性は闇属性…
影追いの猟犬
骨が浮き出た巨大な犬のアンデッド。影に潜んで死角から襲いかかる。
亡霊騎士が40体くらいで影追いの猟犬が10体の合計50体…うーん、これは面倒だな。被害が出ないようこの場に無属性結界:絶対防御を展開してから、私は魔法を放つ。
「一気に清掃だ!光属性魔法発動!魔力極限解放!」
マ○ンテ級の爆発が結界内で起こり、大量発生していた魔物たちを殲滅することが出来たようだ。……ドロップアイテムもすごい多いな
「とりあえず拾っておこう。……ボスに挑む前にアイテムボックスを整理しよう」
アイテムボックスを整理していると、レインボー・スパイダーを倒した時にドロップした虚空の仕立て糸と、パンドラボックス亜種を倒した時にドロップした四次元の収納布を見つけた。
「あー…完全に忘れてたやつじゃん。今クラフトしちゃえ!無属性魔法発動!物質成形:即時細工!」
チーン!という効果音と共に、2つ出来上がった。ジークベルト様とお揃いにしたい便利なポーチである。
虚空の仕立て糸をポーチに縫い込んだ。織り込まれた物質に亜空間収納と即時転送機能が付与されている。登録したアイテムをアイテムボックスをわざわざ開かなくても時短で即取り出せる仕様だ。
四次元の収納布はアイテムボックスの収納が無限になるだけでなく、生き物(従魔など)を時間停止状態で収納できるチート仕様を2つのポーチに使って作った。
「1つは自分で装備してっと…登録アイテムは今のところ、雷鳴剣と双剣と魔槍・竜牙でいいかな」
残りの1つはジークベルト様に渡そう。よし!いざボス部屋へ!!
ボス部屋の扉を開けると、またまた大量発生している腐龍が部屋中に埋め尽くされていた
「………これは酷い」
何体居るのか、目視では数えられないな。魔力極限解放を使いたいけど部屋の中に入れないと意味が無い。目の前にいる腐龍を倒して空中から攻撃しよう!
私は即時に双剣を手に装備する。便利すぎだね
無属性魔法の聖域の飛翔で飛ぶ準備をした。
「まずは、目の前の敵から倒す。双剣奥義、輪廻転生・双龍斬!」
体を独楽のように高速回転させ、二本の剣で円形の巨大な光の刃を作り出し部屋の中の腐龍を倒していく。ある程度倒してから空中に飛ぶ。
「倒したはずなのに、また増えてる…不老不死か……?いや、何者かが腐龍を召喚しているのかもしれない。もしくは何かの装置から出てきてるとか…」
それだと終わりが見えないやつ。永遠ループは疲れるから、まずは魔法で一掃してから双剣の新しい技で乱舞しよう。
「光属性魔法発動!虚無崩落!」
部屋全体にイ○グラ○デ級の爆発の魔法を放つと、少しだけ腐龍の数が減った。よし!これで永遠ループは途切れた!
「これで終わらせる!虚空乱舞:神罰の翼!」
背中の六枚の翼と連動し、空中から急降下しながら放つ広範囲乱舞だ。
まるで羽撃きが刃になったかのように、周囲の空間全てに斬撃が走り、腐龍の群れを一掃した。
「完全勝利!いぇい!」
ドロップアイテムがやばいくらいにドロップしてるよ…回収するのに時間かかりそう
ドロップアイテムを回収していると、ジークベルト様に呼びかけられた
「フローラ!」
「!、ジーク様にみんな!」
「……まさか、またか?」
「お察しの通り」
「「………」」
「レヴィたち、アイテムの回収手伝って」
「この量…これだけの腐龍を倒したということか、主よ」
「そうだよ。あ!ジーク様に渡さなきゃいけないんだった!」
私はジークベルト様の近くに小走りで近寄り作ったポーチを手渡す
「これは…?」
「ポーチだよ!虚空の仕立て糸と四次元の収納布を使って作ったの。アイテムボックスの容量が無限になる上に、登録したアイテムを即時に取り出せる便利なアイテム!私とお揃い!」
「ありがとう、フローラ。今すぐ付けるよ」
「ジークベルトと主、また二人で甘い雰囲気になりおって…」
「私たち、従魔は完全に蚊帳の外ですね。とりあえず腐龍のドロップアイテムを全て回収しきりましょう」
次回!20階層のボスに全員で挑みます!
「ジーク様、武器を新調したりしないの?」
「新調したいが、中々欲しい武器が見つからないんだ」
「何が欲しいの?」
「弓が欲しいんだ。剣もいいが、どちらかと言えば弓の方が慣れているから」
「弓……私が作ろうか?」
「えっ」
「私に任せて!」




