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ダンジョンの攻略を開始します

久しぶりの更新になりました。すみません…

恐らく明日も更新できると思います。



拝啓 お父さん、お母さん。

優月です。ダンジョン攻略開始します!このダンジョンは何の魔物が出るか楽しみです!


「アストラル、このダンジョンは何階層あるの?」


「……20階層だな」


「ボス部屋は各部屋にある?」


「そうだな。この階層にいるのは地竜(ランド・ドラゴン)だな」


地竜(ランド・ドラゴン)?!それを早く言ってよ!!一気にボス部屋まで行こう!」


ひゃっほう!!

私はテンションが上がり走り出した


「姫君、待たんかっ……走っていってしまった」


「とにかくフローラを追いかけましょう」


「主の気配を辿って行く。遅れを取るなよ」


道中の魔物を魔法で倒しつつ、ボス部屋まで一気に駆け抜けると地竜(ランド・ドラゴン)三体が待ち構えていた


「お、お、おぉっ!!あの有名なRPGのドラゴンだ…!」


興奮し過ぎて、語彙力皆無になってしまったけどまぁいいや。


地竜(ランド・ドラゴン)、その命を頂戴する」


低い声を放ち、アイテムボックスから雷鳴剣を取り出す


「ドラゴン斬り!!」


まずは一体目の地竜(ランド・ドラゴン)にドラゴン斬りを喰らわせる。効いてる!


他の二体から攻撃が来るが、上手く躱した


「三体を一人で相手にするのは厄介だけど、僥倖。はっ倒してやんよ」


口角を上げ、笑う。

RPGだと不利な状況だ。そうだとしても一人で倒してみたいと思うのがゲーマーの(さが)というもの。


まずはボス部屋全体に無属性結界:絶対防御を展開する。そして私は魔力を解放しあの技を使う


「光属性魔法発動!魔力極限解放!!」


マ○ンテを地竜(ランド・ドラゴン)三体に放つ

ボス部屋が真っ白に覆われる。視界が元に戻り、地竜(ランド・ドラゴン)三体が居たであろう場所にはドラゴンの跡形もなくドロップアイテムが落ちていた


「なーんだ、手応え無かったな」


ドロップアイテムを鑑定しようとしたら、レヴィに声をかけられた


「主、まさかとは思うが我らが到着する前にボスを倒したのか?」


「うん」


地竜(ランド・ドラゴン)は三体居たはずだが…」


「魔力極限解放でこの通り」


「「………は?」」


ジークベルト様と従魔たちの声が揃う

そんなに驚く?


「…まさかあの魔法を使ったというのか、主」


「そうだよ」


「使った割には、この部屋は崩れてないのだな」


「だって絶対防御をボス部屋全体に展開したから」


「それで被害が無いということか…」


「しかし、我らが来るまでの時間と言っても5分は無かったというのに主は地竜(ランド・ドラゴン)を倒してしまった…魔力∞のお主だから魔力切れがないんだったか」


「「………」」


今度は黙っちゃったよ

ジークベルト様が口を開く


「…フローラ、地竜(ランド・ドラゴン)の話は覚えているか?」


「確か、冒険者数人でAランク以上じゃないと倒せないんだっけ?」


「その通りだ。…そんな中、フローラは伯爵令嬢でありながら地竜(ランド・ドラゴン)を倒してしまった。……三体も、だ」


「え?だめだった?」


「いやだめじゃないんだが、…君には驚かされてばかりだと思ってな。令嬢なはずなのに、冒険者顔負けの強さを持っている」


「……私はジーク様で良いんじゃなくて、ジーク様が良いんだからね」


「…!……俺の心を読まれてしまったか」


「自己嫌悪にならないで。私は純粋に魔物を倒したいからこの力を使ってるだけで、ジーク様のこと見下してる訳じゃないし、ジーク様も十分強いんだから自信持って!」


「そう、だな…すまないフローラ」


「謝らないで。ジーク様も強くなっていってるんだから」


「主と若造……また甘い雰囲気になりおって」


「完全に私たちのこと忘れてますね。…お嬢は公爵の考えはお見通しという事ですか」


「姫君らしいな。姫君の言葉で公爵を救っていることに気付かんとは」


「主様は天然ですよね。…無意識に相手が欲しい言葉を平然と言うのが主様の良いところでもありますけど」


なんか、レヴィたちが言ってるけど置いておこう。それよりもドロップアイテムを鑑定しなきゃ!


この2つは同じか…えーとなになに?


(ドラゴン・)剛角(ホーン)

突進攻撃の要となる角。鋭利で非常に重く、最高級の武器素材。


な、なんだって〜?!


「最高級の武器素材?!これは作るしかない!槍を!!」


「槍?!お嬢、槍って言いましたか?!」


「言ったけど…どうしたのヴァイス?」


「槍の使い手は、この世界に数人しか居ないのですよ?!お嬢は使えるのですか?」


「……まぁ、槍も見たことあるから出来るんじゃない?」


「…………」


ヴァイスが絶句しちゃった


「ヴァイス、主のことだ。剣も双剣も使いこなしていたから問題あるまい」


「ですが…令嬢が槍を持てるとは思えません」


「だったらあと1つのドロップアイテムを鑑定したら、槍を作るから待ってて」


残り1つのドロップアイテムを鑑定っと


竜騎士の紋章

かつて地竜に挑み、敗れた古の騎士の遺品。特定のスキルを強化する効果がある。


「古の騎士の遺品…?」


「…主様、それは竜騎士の紋章ですね」


「アティ、知ってる?」


「えぇ、その紋章は千年ほど前の物ですね。そして、それは剛力の紋章とも言えます。主様が使われる技を強化できますよ」


「ドラゴン斬りを強化できるかな…」


「使ってみてください。その紋章に手を当て魔力を流せば強化完了です」


アティに言われた通りに竜騎士の紋章に手を当て魔力を流す


「……なんか、温かい…」


「強化完了ですね、主様。ドラゴン斬りが竜王破斬になりました。効果としてはドラゴン系統の魔物に対してダメージが3倍から即死級に跳ね上がっています。そして、攻撃時にドラゴンの硬い鱗を無視する貫通効果も付与されていますね」


「竜騎士の紋章、すごい…」


「……(主のスキルが強化されたということは、いや考えるのは止めておこう)」


「…フローラ、槍を作らないのか?」


「あ!そうだった!無属性魔法発動!物質成形(クイック)即時細工(クラフト)!」


私は (ドラゴン・)剛角(ホーン)を加工し、槍を生成する。チーン!という音と共に槍が出来上がった。その名も魔槍・竜牙(りゅうが)


その槍は地面に真っ直ぐに突き刺さっていた。

大きさは私より一回り大きい。2メートルは超えてるんじゃないかな…


穂先が非常に長く、槍全体の3分の1を占める長穂槍で、古びた化石のような、静かで重厚な佇まいをしている。


「お嬢、この槍を持てるんですか…?」


「大丈夫だって」


魔槍・竜牙(りゅうが)の柄の部分に触れ持ち上げると、軽々しく持ち上がった


「そんなはずは…」


「重くないじゃん。ほら、こんな簡単に回せるし。それに、この柄の部分の凹凸があって持ちやすいよ」


「…ですが、技は使えないですよね?」


「……雷光一閃突き!!」


私が魔槍・竜牙(りゅうが)で技を放つと、青白く雷を纏った槍が空中を割いた


「………お嬢には不可能なことは無いんですか?」


「それは私に聞かれても分からないよ」


「フローラ、その槍はこの後のボスに使うのか?」


「うーん…一旦保留かな。この後のボスは雷鳴剣でいくつもりだし」


「この下の階層のボスは翼竜(ワイバーン)だな」


翼竜(ワイバーン)?!それはすぐに行くしかない!!」


「主、待っ、………また先に走りおって」


「今すぐ姫君を追いかけるぞ。公爵、ヴァイス、アティ、我の背中に乗れ。レヴィとイグは遅れを取るなよ」


次回!翼竜(ワイバーン)との空中戦!空の王者にどう挑むかお楽しみに!


地竜(ランド・ドラゴン)三体を5分以内に倒した主の強さは異常だな』


『それを魔力極限解放で倒している。魔力∞の姫君にしか使えん魔法だ。魔力切れが起きないからこそ頻繁に使えるのだろう』


翼竜(ワイバーン)はどうなるかだな』


『十中八九お嬢の実験台にされますよ。私たちがそうだったんですから』


『魔法無効化を持つ魔物に対して、普通なら魔法を使ってくることはないですからね。主様は本当に好奇心旺盛です…』


『まさに戦闘狂(バーサーカー)だな、主君は』

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