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愛犬が女神の魔法で蘇った

死んだ愛犬が人になって自宅に帰ってきた



自室


最近酒を浴びるほど飲んでいる

仕事が終わって自宅から帰宅から酒を大量に飲む

ハイボールに゛ビールをちゃんぽんして現実逃避だ


回想

場所は動物クリニック


獣医「残念ながら病気は進んでおります」

不安そうにこちを見つめる愛犬

獣医「私個人の提案としては楽にさせてあげるのも一つの手段かと」


苦しそうにハァハァと息を切らした愛犬を抱きしめて泣いた

俺「今まで頑張ったな」


安楽死をして愛犬はこの世を去った

享年13才


13年前を思い出した

俺はSNSで犬の里親を見つけているホームページを知った

そして子犬の愛犬を写真を見つけて引き取るよに要望メッセージを送った

すぐに愛犬を保護している人が自宅に愛犬を連れてやってきた

自分の職業や住める家なのかチェックされてそれが通り愛犬は自分の家族となった


あの頃の愛犬は元気ですぐに自分の靴下を噛んでいくつ靴下を買ったことやら

時には財布を丸かじりされてしまい可愛い元気な子犬の愛犬が申し訳なさそうな目線ですぐ許したっけ


彼女が出来て自分の賃貸マンションに彼女は愛犬を気に入り可愛がった

愛犬は自分を裏切らない


人は自分を裏切る

愛犬をかわいがってた彼女と別れてまた次の彼女が愛犬を可愛がりまた別れる

今まで仕事も頑張れたのは愛犬のおかげだと思う


在宅の仕事をしている

愛犬の死で完全に心が折れてしまい仕事に対する意欲も生きる意欲も何かも喪失感で失った



元カノが愛犬が死んだ事でショックを受けている事を聞きつけて自宅にやってきた

元カノ「私もあなたもいつか死が訪れるの」


酒の缶で散らかった部屋を元カノが片付けてくれてる


元カノ「悲しい気持ちはあるけど生きないとあなたの愛した犬も悲しむわ」


俺「そうだね 結婚生活はうまくいってるの」


元カノは2年前に結婚をした

俺「いくら心配でも人妻なんだから男の家にやってくるのはよくないよ」

元カノ「心配だったからそういう変な気持ちはないわ」

俺「それでも旦那さんは不安に思うでしょ ありがとう」


片付けていたゴミ袋を無理やり奪った

俺「もうお互い別々の道を進んだのだから連絡もいらないよ」


元カノ「ごめんなさい」

元カノとは結婚を前提に長年付き合っていたが彼女が務めている会社で彼女好みの男と知り合いそこで自分と別れようと思ったのか


元カノ「私ね あなたと結婚しても幸せにやっていけないと思う」

俺「そっか 悲しいな」

元カノ「実は最近気になる人が出来てその人から付き合おうと言われているの」

俺「浮気する前に本当の事を言ってくれてよかったよ じゃあね」


愛犬を抱きしめて失恋の傷は意外にも簡単に乗り越えられた


俺の愛犬は常に元気で作業中に自分に構ってほしくてお手をしてくる

失恋した時は愛犬の元気なメンタルを見習って愛犬と同じドックフードを食べたな


元カノ「心配だから連絡はするからね」

俺「わかった」



すぐに自分の近状をチクったと思われる元カノと共通の友達に連絡を取った

友達「ごめん」

俺「もう連絡してくんなよ 絶交な!」


あの時に獣医の提案を聞かずに安楽死を選ばなければ愛犬は生きていたかも知れない

だが、愛犬は苦しんでいた 食事も食べてもすぐに嘔吐してしまい歩けなくなっていた

布団で後悔していて意識を失った



いつもの睡眠とは違う感じだ


女神「目が覚めたかな」


自分の部屋に見知らぬ女が隣に立っている


俺「だ、誰ですか・・・っ」

空き巣だと思い身構えることはしなかった

何故なら女は人ではないと思ったからだ

テュール「私は愛の女神テュール あなたは急性アルコール中毒に陥って仮死状態なんだよね」


そうか

このまま死ぬならそれはそれでいいや

メンタルが保てたのも愛犬の存在があったからだ


俺「そうですか 死後の世界ですか これが」

宗教を信じてなかったが死後の世界はあった事に驚いた



テュール「あなたが犬に対する愛は興味深いわ」

俺「ずっと一緒にいたんだ」

テュール「私はあなたに喜びをあげる」

俺「喜びとはなんですか」

テュール「急性アルコール依存症で意識が危篤なのを魔法で無効化させて 愛犬を条件付きで蘇生させてあげるわ 愛犬は人の姿だから好きなだけ話せるわ」


俺「これは夢なんだろう どうせ都合がいい願望で見ている夢 幻想」


テュールは何かを口ずさんでいる

聞こえてくる歌に眠くなり眠った


目か覚めると酒を飲みたいという気持ちが一切なく

愛犬がいつも寝ているスペースには見知らぬ女性が全裸で寝ている


愛犬の名前のミカン

ミカン「起きたんだね」

信じられなかったがテュールという自称女神が条件付きで愛犬を蘇らせてくれたのだ

俺「ミカンか お前には申し訳ないことをしたと思っている」


獣医に言われて安楽死を選んだ飼い主としての責任を泣いて謝った


ミカン「私はあの時はいつも苦しかったから後悔するのはやめてね」


俺「いつも元気に俺に接してくれてありがとう」


ミカン「あなたはいいご主人様だったよ」


俺「食欲はあるか 貯金を下ろしてうまい肉を買ってくる」


急いでミカンを家に残してスーパーで高いお肉を買いまくった

人間の姿をしているから裸ではまずい

服屋で適当に女性用の服や下着を買った

サイズがわからないからあらゆるサイズの服や下着を買った



家に帰ったらミカンがいなかったらどうしようという不安に駆られた

テュールは蘇らるが期限があると言っていた


急いで自宅に帰ったらミカンは自分のベットで寝ている

俺「おい ミカン お前は人間の姿だから服を着ろ」


着替えてるところは見たくなかったのでキッチンで購入した高級肉を焼き始めた

俺「お前が大好きな肉だぞ 腹減ってるんだろ」


ミカン「それは嬉しい 病気になってから食欲がなかったから...」

俺「お前がいなくなって俺の心は抜け殻になっちゃってさ(笑)」


ミカン「ずっと一緒に暮らしてたもんね」

俺「飲めない酒をがぶ飲みしてさ 今じゃ短期間でアルコールをどれだけ飲んだか」

ミカン「今まで家族の死別や彼女と別れてもあなたはすぐ乗り越えられたのにね」


俺「悩んでも仕方がないだろ 別れはいつか来るんだから」


ミカンが美味しそうにステーキを食べている

どこで覚えたのかフォークやナイフの使い方が出来ている

俺「美味しいか」

ミカンは美味しいと答えている


俺「よかった 俺と過ごしてお前は楽しかったか」

ミカン「楽しかったよ」


お肉を平らげて自分が食べてるお肉も全てあげた

ミカン「トイレいってくるね テュール様の魔法のおかげで本当の人間に近い状態だから」


余っていたペットシートも必要ないのか

ミカンがトイレに行ってる間に目の前に人に見えて雰囲気が人には思えない存在が目の前にいる


テュール「どう あなた好みの可愛い女の子に転生させた愛犬は」


俺「テュール様 ミカンをずっと人間の寿命まで生きたままにしてくれませんか」


テュール「いいわよ 条件としてあなたの残りの寿命を縮めるのなら」


俺「俺の寿命は残り何年だ」


テュール「42年ね」

俺「じゃあ22年の寿命を差し出すよ」

テュール「契約にはミカンの承諾が必要になるから彼女の返事を聞きましょう」


残り20年の命か

20年もミカンと一緒に今後も一緒にいれて人間だから旅行も行けるな


俺「テュール様 あなたの魔法でテュールが人として戸籍などがある状況にしてくれないか」


テュール「高度な魔法だからあなたの残りの20年の寿命から10年引くのならいいわ」


俺「はい お願いします」


テュール「彼女が契約に承諾したらミカンの寿命は22年間 人間として元々存在した事になるわね」


俺「女神と契約をするとあなたは地獄に行って一生苦痛の世界にいることになるけどいいのね」


俺「どうせこのまま酒を飲んでも先は短くない 俺の生きがいは愛犬だったんだ」


テュール「自分の伝えたい事も伝えて 私はてっきり愛は性的なものだと思っていた」


テュール「お前は裸のお前好みの女の裸体でも抱かなかった 理解出来ない」


俺「一緒にいるだけで満足なんだよ」



ミカン「話は全て聞いていたよ」

ミカン「私は契約しません テュール様もネクロマンサーのタブーな事はしないでください」

俺「どうして断るんだ」


ミカン「犬の寿命は人と比べて早い 12年間も生きれた 優しい飼い主に飼われてね」


テュール「ふぅ あなたが条件を受け入れたら私は女神から悪魔に変わっていたわ」


自分が無茶を言っている事はわかっていた


寿命が10年に地獄行き確定は冷静に考えたら辛い


俺「ミカン お前なしじゃ俺は生きていく自信がないよ」


ミカン「私が蘇ったのはあなたに伝えった事があるから」

ミカン「私と過ごした楽しかった事を忘れないでほしい だから前向きに生きて」


ミカン「私が人の姿で蘇る時間が長ければ長いほどテュール様は女神から悪魔に近づく」


テュール「そうね・・・ タブーなことをしているから」


ミカン「その一途な気持ちはあなたの短所だからきっとうまくいく」


ミカン「だからもうお酒に逃げずに現実に向き合って」


テュール「じゃあそろそろ帰るわ」


ミカン「私とまた別れても酒浸りになったら許さないからね」


俺「ありがとう ミカン 悲しいよ」


テュール「結局何をしても別れは悲しいものなのよ 人間よ」


ミカン「私と似たような犬や猫を救ってあげて」



眠気に襲われ目が覚めるとそこにはテュールもミカンもいなかった


途方に暮れていた

今まで過ごした時間は夢だったのか

トイレで用を足そうとトイレを空けると一瞬ミカンの気配を感じた


テュールが脳に話しかけてくる

「人として残りの42年間の寿命を生きなさい」



女神に会えたのはずいことだ

実際に急性アルコール中毒で命を救ってもらえたし

愛犬とも出会えて人として話したいを全て話せた


気が楽になった


心配してくれた友達に謝罪の通話をした

元カノにも


END


特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。

作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

テストで思いついた話を書いてみました。


これからどんどん投稿していこうと思うのでよろしくお願いします。

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