地国!豪友愛の国編!(僕の妄想備忘録 2章)
僕の妄想備忘録1章 第1話「ミーナの日常」
彼にたびたび訪れる問題が落ち着いてきたころ、皆川(愛称はミーナ)は、家族とともにグレイテストクリフを離れナルカミの宮に移ろうとしてた!
彼の師匠、トゥルースがこれがまたうるさい。言いたいこと思ったこと言いたい放題言う。
ミーナ「師匠さすがに、うるさいっすよ。みんな長旅で疲れてるんすから」トゥルース「うっせぇ、うっせぇ、今は令和」ミーナ「歌わんといてくれません?((笑))」こんな感じで旅をしていると、魔法の地図が、マリックのいだづらか勝手に動き出して皆を困らせた!そう、愛称ナルカミの宮は地図にない国だった。
彼女が、ナルカミの国にいきあぐねているとき、グレイテストクリフにいた頃の
あまのじゃくたちが、彼に勝負をしかけてくる。あまのじゃくは、寛容、勤労、二律背反をあわせもっており、自分のいいたいこととは逆のことをいってしまう。「すき」だけど、「きらい」。「もっと一緒にいてくれ!」だけど「きえろ」と言ってしまう。
ミーナは、ほんとはいいやつたちだから使いたくなかったが大阪の言霊 2霊「ぼちぼちでんな」を使った。この言霊は、物体と物体を貫通して、力を増す霊。
人を幸せな気持ちにする言霊。やさしさ。協力技にもできる。リンクさせて(敵を伝導させて)全体攻撃とか、リンクさせてみんなの力を使って、増幅させて攻撃することもできる。
ミーナの言霊に、傷ついてしまったあまのじゃくたちは、つらい思いをしたが、ミーナの友達である若いのに天才的にやさしい、やさしさの贈り主ホットキャンディーがあまのじゃくたちを癒し、回復させ、帰らせた。
ミーナは、今日も最近日課のスモーキどっぐずシット shitとアンラブドシットunloved shitを拾いながら、生活していた。グレートクリフのみんなが頑張っているのにもかかわらずなぜ、ゼィアンラブド(愛されない者)が増えるのか、、。
ミーナは、清掃中またはマリックのおふざけでクリーナプロテクター(軍手のこと)を片方取られたりしながら、清掃をつづけた。
そういった数々のシステム上のエラーをひろっていくことで、とうとうミーナは、「プロト」の存在に気付き始める。
プロトは、自分では手を出さない。何考えてるか最初はわからん。結果なんてどうだっていいって考えてるのかと思わせる一面がある。でもプロトはplot,protocolの一部、必ずなんかある、、、!
第2話「いざナルカミの宮へ」
ミーナは、今日もいい天気だと思い、旅をすすめていた。そういった旅の途中、ミーナの心の中にノリおがいるんだということが分かった。自分の気分をあげてくれる存在。使いかた次第で、よくもわるくもなる。ノリお「今日もいい天気、俺能天気、気分は天才、野菜、俺は八苦才」ノリおもなきおも、ミーナの一部だが、ミーナはノリおが大好きだ。
じゃあ、ミーナはだれなん?どんなやつ?って思うよね?ミーナは、理性や、行動を制御する統括するミーナそのものです。
ミーナはいいことがあったので、ミーナの母であるプロseedとラーメンを食べていた。ぷろseedは、恥ずかしいほど、まっすぐで、だからこそわかりやすい。やさしくて、おっちょこちょいで、律儀。彼女が、道をつくり、道をつなげてくれたといっても過言ではない。白銀のぷろseedがいなければ、ミーナは確実にぐれていただろう。
「ビックラッキーフォーン」
今日は、ほんとにほんとにめでたい日だった!神から「カニ野郎」をもらった母や、ミーナを心から好いている家族と一緒に宴を開いた。ミーナにふりかかった災難の暗雲が晴れ、明るい月の光がゆっくりと舞い降り、ミーナたちを照らしていた。日本の伝統にあるしあわせをつかさどるご飯を食べながら、5枚食べたら1回かけられるびっくらっきーふぉーんをすると、いつもの映像がうがびあがる((笑))あのおなじみのキャラが金魚すくいをする。そして、金魚をとれたかと思うと、ポイが破れ、失敗する。ミーナ「人生そんなもんだよね。やっとここまできたかといい結果を期待すると失敗がまっていてがっかりする。」
そんな日は、昔はどうしていたかなと彼は彼の過去を振り返る。そんなときは、よく希望と癒しの大阪の言霊 3霊「パンティートックス」を使っていたなーと、顔を少し崩す。
「パンティートックス」人を惑わす、回復もできる、すんごいノリいい言霊。
たぶん主人公を一番助けてくれた言霊。神と多摩夜に教わる。そんな笑い話を語りながら、彼はまたビックラッキーふぉーんをかける。
また同じ映像だ!
どうせ失敗するんだろ?((笑))とミーナ。
その次の瞬間!そのおなじみのキャラは、金魚をすくったのだ!こんなこともたまにはあるのだろうか?そんな幸せな時もつかの間、ミーナは、ものみようがん が襲い掛かろうとうとは、思いもよらなかった、、、、!
ミーナ達が宴のあとプロトがつくりだした魔Like looking eyes at a thing 通称「物見様眼癌 ものみようがん」が思い出の扉から飛び出し彼らにおそいかかる。彼ら、彼女らの能力は、汚染、拡大、威圧、無視。ほぼ感情がなく、周りを恐怖で支配する。どこから生まれ来るのかミーナにもわからない。もしくは、その汚染による被害者なのか、、、?
人間を物か道具と思っている機械的な思考。言霊は「だまれ」「みんな無視しよ」。ほぼすべての言霊を無効化する、、、!かなり恐ろしい強敵だ!
ミーナもこの存在にはビビった!とにかく怖い存在。正直プロトより怖い。
そこで、ミーナーは、、、!
大阪の言霊 4霊「やるでやるでやったるで!!!」~すべての言霊をよびよせ、主人公自ら正面衝突する技。もろ刃の剣。酒を飲んだ時とか、激怒した時に使える。味方敵みさかいなく攻撃する、主人公はあんまり好きじゃない言霊。でも言霊の中で最強にロックな技
しかし、これでも物見様眼にはかなわない、、、!!「仕方ない、、、」「とっておきをだすしかないか、、、」ミーナは寂しそうな顔をした、、、
第3話「プロトのことば」
時同じくして、プロトとマリックがその戦いの光景を違う世界で見ていた。
マリック「ちょっと、プロトさん、やりすぎなんじゃないの~?あんま面白くない展開じゃん、ミーナ敵味方関係なく攻撃しているよ~!?」
プロト(エン磨)「なんで僕が敵だとおもわれなきゃいけないの?敵役が必要だから敵っぽくふるまっただけだよ?ってか僕に気安く話しかけないいただけますか?われは、お前たちとは別の存在なのだ。あなたたちがどうなろうが、なるまいがなるようにしかならない。そのような条件や、運が重なってそうなっただけなのだ。私はバランスを保つ者。プロトなのだから、、、ふふふ、はっはっは、はっはぁああああぁあぁ!!!」プロトの笑い声が雷鳴のように不気味に響く、、、、!
第4話「禁断の言霊」
ミーナ「仕方ないか、、、」
ミーナは悲しげな顔をした。そして想い口を開く、、、
禁断の大阪の言霊、、、、5霊!「き・え・ろ」
第5話「地獄~豪友愛の国」
その瞬間、空から雷鳴が鳴り、青い稲妻がミーナに落ちてきた、、、!
そして、彼はいなくなった。
そして、、、、ものみようがんも、ミーナの味方達ホットスプリングズもみんな消え去った、、、、。
この言霊は、全滅の言霊。すべてがリセットされるかわりに、彼女は神の怒りを受けて地獄に突き落とされる。まさにオチたのだ。
みんなは、やっぱりミーナはこの物語の主人公だから強かったり正義の味方だと思ってるよね?でも、、、、そんなことないんだよ(笑)ミーナもみんなと一緒で弱いんだよ。悪口も言うし、つらいのは嫌だし、逃げたくなるんだ。邪魔してごめんね。それでは話を戻そう。
「暗い、、、暗いよ、、、、」ミーナ
そう言うと今度は急にまぶしくなり、ミーナは眼を細めた。
そしてそこには見たこともないような
自然豊かで、見るものすべてが大きく、力強い世界が広がっていた、、、、、!
ぼくびぼ 地国編
第1話「メイズ」
ここは、獄遊愛の国!活気に満ち満ちて、人々が行きかう。自然が豊かで、天上に届くかのような大きく巨大なマンションが建っている、、、。
「ええっと、、、!これからどこにいけばいけばいいのかな、、、」ミーナ
ミーナは、自分の椅子から降り、立ち上がる。
人々は、どんどん歩き流れていく。
その時、、、!「きえろっ!」「ここにはくるな!」「病院へいけ、、、!」これらの言葉がいきなりミーナの心に鳴り響いた、、、!そしてずっと鳴り響いている。
体、形のない魔、拡声終始が、ミーナに襲いかかった、、、!
地獄は、最初から簡単に入れると思っている人もいるが、それは違う!
地獄もミーナが、最初からここに来ることをのぞんではいなかった。
ミーナは招かざる客だったのだ、、、!
困惑と、かなしみのつらさ、不眠のつらさによろけながら、、、とにかく寝なきゃ、、、!
「宿をさがそう、、、、!」ミーナは、歩いている人に道をたずねる。
「@p3qtp;うぇgm;ん*」親切な町の人
「えっ!?どういうことですか、、、?」ミーナ
「q@pてjgんq・;lfんql・kgn!」親切な街の人
「ありがとうございました、、、!」ミーナ
「メイズ(迷図)」だ、、、!不安、焦り、未経験の象徴 言葉を通じなくし、ミーナは土壇場からどうすすめばいいかわからなくなった、、、、!
第2話「最終手段と懺悔」
ミーナは、つらかった。助けてほしかった、、、。「たすけてください、、、、。たすけてください!」。彼は、、、困るに困って最終手段にでた、、、、!グレーテストクリフのあるジパングにいた人がいないか、手当たりしだいはなしかけたのだ、、、!
うっすら馬鹿にしていると意味がわかった人もいた「ここは豪遊愛国よ?」って、、、。
8人くらいに話しかけた後、そこにジパングの救世主が現れた。
「じゃあ、私が案内しましょうか、、、?」
ミーナはけっこう情が薄いほうだが、このときはうれしかった、、、!
女の人だった、、。
ミーナのポケットには銀貨が何枚かあったので、物々交換でやすませてくれる宿まで案内してもらったあと、連絡先をきいた。たが、拡声終始はスピーカを外に何台も置いているかのように、鳴り響き、絶えず「きえろ!」ということが彼の心の中に鳴り響いた。
ミーナが、よし寝ようと、ベッドに横になっても、その「声」は鳴り響き、ミーナはしっかり寝れたかどうかおぼえていない、、、。
第3話「これからだ、、、!」
ミーナは、拡声終始、メイズ(Maze)に苦しんでいたが、希望を絶やしたわけではなかった。
なぜなら、彼が豪友愛の国に来る刹那、実は時空のはざまにはいり、彼の兄てる輝ドンキー君にあっていたからだ。彼は、猛々しさと冷静さを合わせ持つ男。ドン・キホーテが好きでこの名がつけられた。
「これから大変なこともあるだろう。だからお前に一つだけ私の自己防衛、世界理解の秘宝をやろう。この力も、その力のすばらしさを理解していなければ、効力を発揮しないが、まずその力を大切にし、他の秘宝と組み合わせることで、その力がお前を守るだろう、、、!」
そして、出し惜しみするわけでもなく、彼はそっと手のひらをさしのべた、、、、。
その手には、とてもかすかに淡く光る宝石があった。
「この秘宝の名前は、「サーチsearch(幸)」という。」
「心して、身に着けろ、、、、!!」
ミーナは、しばらく横になってやすんだあと、その秘宝をもち、目をつりあげ、叫んだ!
「リテラシコード サーチSearch....!!」
サーチは、僕たちにとにかく、がむしゃらに「調べる!」力をくれる!
ミーナは、その宝石を売った!
さすがに、この国のお金がないとなにもできないからだ。
そのお金で、携帯と、SIMのようなものを買った。その携帯で、彼が借りれそうな1週間に150~200マネ(マネとはこの国にの通貨)くらいの宿を貸してくれる宿主をさがした、、、。
宿主のなかには、メイズが邪魔して、ぜんぜん何を言っているのかわからなかったので、
あきらめ、別の宿主に電話をかけた。
いろいろな宿主に交渉したあと、最後にかけたのは魔さしさんだった、、、。
第4話「「強さ」とは、、、?」
彼は、気さくないい人だった、、、。彼のおかげで、ミーナはふかふかのベッドで眠れた!
「うれしいなー!心が休まるところがあるっていうのはなんて幸せなのだろう、、、、。」
ミーナ
とてもうれしかったミーナだったが、その笑顔には影もあった。
ミーナの周りの人が、拡声終始に苦しんでいるかのような人の声が、ドア越しに響いてきたのだ。
「お前のせいで、こっちは寝れないんだ、、、!!!でていってくれ」
みたいな声が。
地国にいるんだから、当然だとも思っていた、、、。それでも、彼は自分の宿を探す歩みをとめなかった。(地国と表記しているのは、異世界に入るための入り口の国という意味で、地獄とは分けて書いています。)
彼が、表面上強かった理由はなにか、、?
それは二つある。
一つは、信念があった。この国に来て、生きていくための目的を探したい、、、、!
二つ目は、人がいることだ。たしかに拡声終始も、拡声終始に悩まされる人もいるかもしれない。だが、彼の言葉を真剣に聞いてくれる人がいる、、、、!希望への渇望に答えようとしてくれるひとがいる、、、!
彼はそれだけで十分だったのかもしれない、、、。つらかっただろうが。
第5話「いよいよスーパーにくりだす」
彼は,週極(週ごとに家賃を払う方式)の、魔さしさんの家に泊めてもらう前にも、力を振り絞って、石鹸なり、歯ブラシなり、水なりはコンビニみたいなところに買いに行っていた。
その時気づいたのが、物価の高さだ、大体ジパングの2倍から3倍する。
「さすがにきついな、、、、、」
彼は、1マネで買えるインスタントヌードルを買ったりして、耐えしのいでいた。魔さしさんの家に泊めてもらう前は、共同のキッチンに、またもやジパングの人がいて、インスタントの味噌汁をいただいたりもした。
やっぱりジパングっていいな、、、!って、みんな全滅させて、地国におちたくせに
ミーナは思っていた。
やっぱりご飯は、どこにいっても生まれたところの食事が一番なのかもしれない。
そして、魔さしさんの家に泊めてもらった後。やはり腹の虫がわめくので、シェアルーム
の方に、近所のスーパを教えてもらい、ご飯やら洗剤やらを買いに行く。
冷凍の餃子もあったのが嬉しかった。
ご飯を食べている間も、夜中も拡張終始の声は鳴り響く。まるで外に大勢の人間から「ジパングに帰れ!病院に行け!」と言われているかのようだった、、、、!
彼はとにかく我慢しながら落ち着くために、ソファーに座っていた。すると、ぼそぼそと、拡張終始がミーナに向かって話しかけてきた。会話らしい会話ではなかったが。
拡張終始「お前はジパングに帰らないのか、、、?死にたいのか?」
第6話「仕事をさがそう!」
拡張終始「このままではジパングに帰れなくなるぞ、、、!」
拡声終始の最もおそろしいところが、その音量の大きさも加えて、なにより心理的に追い込んでくるところだ。人は生命がとにかく大事だ。誰も死にたくないし、痛い思いもしたくない。その一番弱いところをうまくついてくるのが、このコールドウィンターズ(ミーナの敵たち)だ。
なんどもなんども声が響くなかで、ミーナもつらくなったのもあったのか、嘘のようなことをつぶやく、、。
「仕事ができたら帰るよ、、、、」ミーナ
すると、日ましに声は少しおさまっていった。だが、豪友愛国の人々がミーナをのけ者扱いしているかのように感じない日はなかった、、、。
ただ、魔さしさんに家に泊めてもらう前でも、豪友愛国の人が一緒にテーブルサッカーゲームをしてくれたり、けっしてみんながみんなミーナをけぎらいするわけではなかった。
「よし、仕事をさがそう、、、、!」
ミーナは、まずUSBを買い、近くの職業紹介書でパソコンを借り、履歴書を作る。
「こんなんでいいのかな、、、、?」
そして、それを印刷してもらい、とにかく歩き回った、、、、!
「君を雇ったら、お客さんに君がなぐられるよ?」とか脅されもした、、、。
何度も何度も断れた。
しかしミーナはあきらめなかつた。お金がなければ何もできないことを知っていたからだ、、、。
しかし、ミーナを雇おうとする人は現れなかった、、、、。
第7話「、、、あらがえ、、、!!!」
ミーナは、また寂しそうにポツンとソファーにちょこんと座っていた。
「どうしたもんか、、、、」何度も何度も立ち上がってきたミーナだったが、
今度ばかりは、頭をかかえた。
すると、そばには同じシェアハウスの住人ブルースカイがパソコンをさわっていた、、。
「、、、、!」ミーナは思い立って、立ち上がり、プルースカイにはなしかけた、、。
「すいませんが、履歴書の書き方教えてくれませんか、、、?」ミーナ
「、、、、。うーんと。」
「いいよ!」ブルースカイ
ミーナがUSBを渡すと、あっという間にブルースカイは、その履歴書を清書してくれた。
なんていいやつなんだろう、、、!。ミーナは思った。
ミーナは、それだけでなく、職業紹介所のパソコンを借りて、履歴書を会社に送ってみた。
そして、数日が経ったある日、ミーナの携帯が鳴った、、、、!
ミーナが喜んで、でてみると。
「やあ!こんにちは!愛威懸流というんだけど、グリーンビレッジという会社で働いてみないか、、、、?」
ミーナは、表情を緩めた、、、、!
第8話「これがキッチンハンドという仕事だ!」
マイケルは、丁寧にその仕事場への道、駅の場所を教えてくれた。
そして、日本のいー〇んみたいな大型スーパーの中を入り、教えてもらった場所まで進んでいくと、おしゃれなカフェがあった。
マイケル「よくきたね!マイケルだ!よろしく!」
彼は黒の帽子をし、アジア系(日本ぽくなく、シンガポール系の)顔をしていた。
ビックダディー「僕はここのオーナだ。頑張って働いてね!」
彼はすっごい、豪友愛国特有のなまりだっだが、すごくやさしそうな顔をしていた。
ミーナは嬉しさと、何をして働くのか期待に胸を膨らませていた。
マイケル「よし、まずは倉庫から商品のアボカドを、とりに行こうか」
「運搬もするのか、、、」ミーナはこころの中で思った。
そして、マイケルと地下の倉庫にアボカドをとりに行った後、マイケルにこう言われた!。
「さあっ、、、、!この食器類を洗ってくれ!!!」
そこには多くの汚れた食器類があった、、、。
第9話「強敵 蛇ーワーク!!」
なるほど、皿洗いがメインの仕事になるのか。dishwasherが、皿洗いだけの仕事ってことかな?
ミーナはテンションは下がっていなかった。 、、、と思う、、。。
なぜなら、仕事ができることと、一緒に働く人がいい人そうだったからだ。
ミーナは一生懸命、コーヒーを入れるコップや、お皿を洗った。
そのとき、それを見ていたプロトは、、、、。
「あいつ最近言霊だしてないじゃん?あいつ言霊使いだろうが、、、!」プロト
「大変、面白くありませんね。」プロト
「おいっ!蛇ーワーク!!行ってこいっ!」プロト
「行ってきシャー!す」蛇ーワーク
蛇ーワークがなにかをぶつぶつ唱えたかと思うと、、、!!
グリーンビレッジにお客さんがつぎからつぎへと現れる、、、!
「お客さんが増えてきたぞ!ミーナ!とにかくスピードを重視するんだ!」マイケル
「はいっ頑張りますっ!!」ミーナ
ミーナは、目をつぶり、、、唱えた!
大阪の言霊、、、!6霊「かまへん、かまへん(別名 仕事への感謝 love for work)」
その言葉が、彼のやる気を守り、ミーナは途中何度か皿を割ったが、歯をくいしばり
夢中で働いた、、、!
「終わった、、、、!」ミーナ
ミーナは、ひと段落して少し休んだ後、帰る準備をしていた。
すると、マイケル「おつかれさん、、、!ちょっと飲みにいかないか、、、?」
ミーナ「、、、、、!」
第9話「マイケル」
その日の最後は、なんて素敵な一日だったのだろう。
ミーナは、地国で一生懸命戦ってきた、、、。
そんなつらい日々を忘れさせるかのようにマイケルの笑顔は美しかった、、、。
「おつかれっ、、、、!!!」
その人の一言で、ミーナはうれしかった、、!
マイケルは、自分のコップを、マイケルのコップにあて乾杯をした。
一日の疲れが、日々の疲れがふっとんだ。
これが仕事か、、、、!
ミーナはビールをグイっと飲み干した、、、。
季節は夏だった、、、。
暑い気温の中、乾いたミーナの喉に黄金の色のシュワシュワがいきわたる。
マイケルは、楽しいと、自分の気持ちがあがるたびに、話が盛り上がるたびに、
乾杯をした。
ミーナは、その時間を、その瞬間を生きていたのだ、、、、!
第10話「マイケルのたのみ」
その日の飲み会は楽しかった、、、。ちょうど暗い夜をひっそり照らす月のように
2人は暖かく、やさしい雰囲気のなか笑いあった。冗談を言い合った、、、。
そして、時がたつと、マイケルはミーナに言葉を投げかけた。
「すまないが、お金を貸してくれないか?友人のところに財布を忘れてしまって
、手持ちがないんだ。」「君の渡せる額でいいから」
ミーナは、、、かなり不安になった後、それでもこれからの同僚だからということで
「わかりました。200マネ(日本円で2万くらい)貸しましょう」
その日、ミーナは不安になりながら、それでもその日の一杯を
嬉しく思い出しながら、家に帰ってきた。
久しぶりの疲れだった。くたくただった。
しかし、それがまた嬉しかった。
その日、ミーナはシャワーを浴びた後、ぐっすりとねむった、、、。
第10話「楽しい日々」
ミーナが仕事をし始めてから、時間の流れははやくなった。友達とは言えないが、顔見知りも増えてきた。
実は、ミーナが週極でお世話になっっている大家さんである魔さしさんも、ミーナが暮ら
していたジパングの人だ。ジパングの人だからこそ、そして、家が広く、きれいだったからミーナは、宿をそこに決めたのだった。やはりジパングの人といるという安心感があったり、ミーナにとって落ち着くのだろう。
ミーナが、仕事を始めて3回目ごろ、いろいろな国の人が働いていることがわかる。南アメリカ系の年上のジュリアや、ミーナより年下の医学部を目指し学んでいるシェリフ。
そして、心やさしい、ビックダディの息子ワグナーも。
仕事ですこし客が引いてひと休みできる間ができ疲れて休んでいるときは、ビックダディがゲイユーモアをミーナに聞かせてくれた。豪友愛の国では、同性愛が認められており、そんなに下品じゃない感じで言い合って笑うのだ。同性愛者たちを、同性愛であることを平等に愛し、楽しむ文化が豪友愛の国にはあるのだ。あと、ミーナは疲れているのに、ビックダディに「肩もんでくれるか?」とか言われる。それも面白かった。しかもめちゃめちゃこってる。
ワグナーは、最初大金持ちのビックダディの息子だからえらそうなやつかとか、こわそうだとかミーナは思っていた。すると、仕事の合間、ワグナーが寄ってきて「元気に働いてるか?」って笑いながらミーナに聞くのだ。フランクもいた。フランクはきざだが根はいいやつ。腕のいいバリスタだ。ミーナが仕事しているとしょっちゅう、コーヒー淹れてやろうかと聞いたり、聞くまでもなく淹れてもってきてくれる。仕事場には、マイケルが自分の携帯でかけたマイケルの好きな曲がいつも流れていた。相変わらず、蛇ーワークが邪魔してくるので、忙しかったが、ミーナはその仕事場で働くことが本当に楽しかった。
ミーナが泊まっている宿のシェアハウスメイトの人たちもみんなやさしかった。
年下の子たちも、年上の人も入ってきて、夢や希望を語り合った。男の人も、女の人もいた。年下で物静かだが世間をよく知っている静雄君と、しずお君と仲の良いファンキーで、ジパングの人間だが、豪友愛の国の学校で学んでいる気立ての良い陽助君。セクシーで、陽気で、天真爛漫な蜜裏ちゃん。年上で、理性高い穏やかな性格で、豪友愛の国の言葉がぺらぺらの洋子さん。あとから入ってきた思いやりがあって、やさしい、いい兄ちゃんって感じのまさやさん、豪友愛の国出身のパワティー。もう一人豪友愛の国出身の物静かで、あんまりはなしかけてくれないが、いい人そうなシィーシィー。
静雄君と、陽介君は、ジパングのゲーム機をネットで見つけてきて遊んでいた。
洋子さんは、ジパングの料理に使われるだし(めんつゆとかの)やワインが安く売られている店を教えてくれた。蜜裏ちゃんは、豪友愛の国をジパングの人に案内する仕事をバリバリしている人で、今まであった男性の話や「ワンナイトラブって知ってる?」とか、セクシーな話もミーナにしてくれた。
まさやさんは「こんどみんなでパーティーできたらいいね」とか言ってたわいない話で盛り上がった。
そんな日々を過ごしていた中、ミーナは週2で働いていたのだが、決意する!
「よし、仕事をふやそう、、、!!」
第11話「蛇ワークが、、、!」
さっそくミーナは、前と同じような会社に履歴書を送ってみる。
返事はすぐに来た。大蛇という会社で、ミーナはおそるおそる、その会社の入り口に入っていく。工場よりはでかくないが、あきらかにグリーンビレッジよりは大きいところで、ミーナはちょっと心配になった。
その店の奥には、巣帝武がいた。この店のボスだ。
「やあっ!よく来たね!それではさっそく働いてもらおうか!」スティーブ
そういうと、見たこともないようなキッチンに案内された!
想像してほしいんだが、君たちのキッチンあるよね、それを3倍したくらいの広さです。
蛇ワーク「よく来たシャー!今度はグリーンビレッジみたいにはいかないシャー!!」
「やばいな、、、!」ミーナ
想像してなかったくらいの大型の食器類(ここは、普通の定食なんかを出してるところじゃなくて弁当を作って配送しているところだ。でもジパングにある弁当屋とかの規模じゃない)が次から次へと運ばれてくる!それにともない、食器類にこびりついた食べ物のごみが、キッチンに底にたまっていき。汚れでいっぱいになる、、、!
蛇ワーク「どうシャー?前と全然ちがうだろ!それだけじゃないぜー?」
仕事中のそばには史代がいた。
史代は、80歳くらいのおばあちゃんで豪友愛の国の人だ。その人の愚痴がこれがまたすごい!
ミーナが、言霊「かまへんかまへん」と使っても、あまり太刀打ちできなくてあまりに過酷でしんどそうな顔をしていたら、、、
史代「なにっ!その顔、まるでチキンねっ!女の子かしら、、、!あまりに女々しいわ!」
(いつの時代の人間やねんっ、、、)ミーナ
蛇ワークは、仕事量的にも、精神的にもミーナを追い込んできた、、、!
どうするミーナ、、!?
第12話「7つ目の言霊」
どんなに追い込まれていても、ミーナは止まらないというか、止まれないんだ。
たぶんそれはジパングのみんなの魂が焼き付いているからだと思う。
何時間も、何秒もグレーテストクリフのみんながミーナに注いできた時間。
それはまるで七色の光だ。とてもとても美しい太陽が作り出す虹(2時じゃないよ。)。もしこの世界に、この僕たちやすべてを作った何かに意志があるというのなら、、、それは美しいものを作りたかったんだよ。僕たちが子供を欲しがったり、歌を作ったり、小説を作りたくなったりするのと一緒で、その子にどんだけ困ることがあったり、人に迷惑をかけるかもしれないとか、お金がかかるかもしれないとかリスクがあっても、より良いものを作りたい、二人でできた証をつくりたいって思ったんじゃないかな。
ミーナは、目をつぶり、呼吸をととのえて、つぶやく、、、、
大阪の言霊 7霊「、、、やっぱ好っきゃねん!!!」(専侍湯官能せんじゅかんのん)
蛇ワーク「なんだそれはっっっ!!!」
すると、ミーナから電気の手が生えてくる。「(音羅音羅音羅音羅音羅音羅っっ!)」
史代「あらっやるじゃないっ!」
ミーナは、すべてを片付け終わると、「お疲れさまでした」と一言いい、巣帝武のところに行く。
スティーブ「おつかれさん!良い仕事だった!ちなみに君の給料を言うよ!」
ミーナはドキドキした。
「1時間25マネだ。(日本円で25×80円=2000円くらい)」
(本当ですかっ!?そうか!税金や物価が高いということは、給料も高くなるんだ!)
「それでお願いします!」ミーナ
蛇ワーク「ちっ!覚えてろよっ!!」
ミーナは、へとへとになって、シャツもすごいべちゃべちゃに汚れたまんま家に帰る。
疲れれば疲れれるほど、心地よい眠気が流れてくる。ミーナはいつものようにシャワーに入って、1マネのインスタントヌードルと、4Lくらいで、7マネのワインを口に流し入れ、
シェアハウスの人と談話して、暖話して寝た、、、、。「きゅーーー、hurururu--」
第13話「「やっぱ好っきゃねん」の副作用」
ミーナは、今どのくらい働いてると思う?何時間働いてると思う?
週6日、ビックヘビーのとこでだいたい6時間くらい、週4日。グリーンビレッジで4時間くらい、週2日。ミーナの休みは1日しかない。
ミーナは、ビックヘビーで働きはじめてから一生懸命、ずぶぬれに汚れながら、働いた。
2日、3日がたっていくにつれて、体がずっしりと重く、重くなっていく、、、。
このグレーテストクリフのみんなに与えてもらった言霊「やっぱすっきゃねん」には、副作用がある。「かまへん、かまへん」の別名は、love for workだよね?第7の言霊の英名はobsession for work の日本語の意味は「仕事への強迫観念」。観音様の観にも使われてるね。
つまり、言霊を使うにもどのゲームとかで使われてるMPは存在する。よく考えてみたら面白い発見がいろいろあるよ。なぜマジックパワーが存在するか?例えば、子供によく「早く、起きなさい!」とか「遊んでばかりして!」とか言っていても、最初1回目はよく聞くけど、だんだん効果がうすれてくるよね。バオウ〇〇みたいに、繰り返し使うことで力を得る言霊もいたり、組み合わせることで力を発揮する言霊もあるんだ(なんでしょう?)。
この、7霊は精神を追い込み修練し修羅の心を研ぎ澄ますことで、稲妻のように見える無数
の手を授かる。そのせいで、仕事馬鹿になる。ミーナは、この国で生きる意味を見つけたかったから余計、精神が追い込まれるのだ。つまり、自分の体の健康、安らぐことの大切さを忘れてしまうのだ!前ふりが長くてごめんね。
だが、ビックヘビーでの仕事が終わった週末、またあの楽しい仕事場に行ける!
そして、その日、、、。
同じように、キッチンに入ったとき、、、茶知がいた。
「Hey! Bro! All good?」
第14話「茶知」
チャチは、強そうなマリオみたいな顔をしているが、目はつぶらな目をしていた。
タイの国の人だ。
「俺は、マイケルのサブパートナーで、二人目のシェフって考えてくれ」チャチ
そして、チャチがそういったかと思うと、マイケルとチャチの料理演奏セッションがはじまった!
「ほらよっ!」チャチ
「OK!」マイケル
客が増えるにつれ、二人のスピードは上がる上がる、、、、!
まるで、二人は料理をしながら、曲を演奏したり、踊っているのかと思うようなそのコンビネーションにミーナはただ驚きながら、「よしっ僕も頑張るぞっ!」と一生懸命皿やコップを洗った。
蛇ワーク「今のこいつらは、客をいっぱいにしてもぜんぜん応えねーや。帰ろっ」
ひとしきり、客がひいたところでチャチとマイケルとミーナたちの談話がはじまる。
「今日はぼちぼちでんな~」チャチ
「おっ!大阪弁や」マイケル
「ありがとう」ミーナ
「アボカド補充しとかないとな、用意できてるかい?」マイケル
「用意できてるよ」ミーナ
「大丈夫か?まだ大丈夫そうか?ミーナ」チャチ
チャチ、絶えず、いつでも聞いてくる「元気か、楽しんでるか?」って、、、。
マイケルのすきな音楽が太陽のこもれびみたいに響いてくる、、、
「この歌なんていうの?誰が歌ってるの?」ミーナ
仕事が忙しくなってきたときも、以前聞いたようないいメロディー
がながれてくるたびにマイケルに誰が歌っているのか聞くからチャチは...
「お前何歳や?」チャチって笑いながら聞くんだ
談話はまだちょっと続く、、、、、。
第15話「そのあとで、、、、」
僕たちは笑いあいながら仕事をつづけ、そしてゆったり時間が流れ、
終わりの時間がきた、、、。
そしていつもどおり仕事が終わった後、、、、
「今日はどこでご飯食べに行こうか?」マイケル
マイケルと、中国料理の鍋料理を食べに行った!そのとき、前に貸したお金は、返してもらった。そして、その分、今日はマイケルにおごってもらった。
「おいしくて、ヘルシーだね!」ミーナ
「そうさ、いっぱい材料を買って料理作るより、外食で済ませたほうが安いときもあるからね(笑)」マイケル
僕がこうして中華料理を食べれたのは、マイケルは中国語も話せるハーフだからだ!
それでいて料理の腕もいい!ほかにも仕事に話とかもした。いつもマイケルも仕事が終わったら「頑張ったね」「今日は少し仕事遅かったね、次は頑張ろう」ってやさしく励ましてくれる。
僕らがご飯を食べ終わったら、マイケルはまた言った、、、、。
「ミーナ、悪いけど、、、お金を貸してくれないか?」マイケルは気まずそうに言った、、。
まただ、なんで何回もお金がいるのかな、、、、?って聞いたらマイケルは恥ずかしげもなく、言ったんだ、、、!
「僕には母がいてね、、、病気なんだ。それでその病院代を稼がなきゃいけない、、、」
そうなんだ、マイケルはお母さんのために、お金を稼ぐために豪友愛の国にいる。
チャチも、タイで店を持つために働いていた。だから、一緒には来れなかった。
みんなが、自分の夢や希望に向かって、愛をもって働いている。
僕はいったい何のために働いているんだろう、、、?
マイケルとの談話を済ませた後、ミーナが家に帰ると、シェアハウスの人たちがいる。
これが生きるってことだろうか、、、?
第16話「キングヘビー」
巣帝武の大蛇のところと、グリーンビレッジではたかせてもらってから一週間がたった、、、。
次は、2週目だ、、、。ここから物語はまた変わっていく、、、!
そして、ミーナは今日も大蛇の店に入ると、邪すてぃすがいた。人間だ。
邪すてぃすには、彼の子分、嫌デフ手腐がいた。
蛇ワークも強く大きく、キング蛇わーくに姿を変えてきた!
キング蛇ー「待ってたシャぁあぁぁああ!今度こそおまえを壊してやるからなぁあ」
邪すてぃすは、陰口ととにかく、正論で攻撃してくる。この食器の洗い方が汚い、俺はもっと仕事をしている、お前はなぜもっと仕事をしないのか?
食器に水分が残っていたら、それを僕の首のすきまにかけてきた。
ヤデテフは、ミーナが受けたはじめての悪言霊だった。
ヤデテフ 悪霊「人首刺別!!」
この力は黒い紫色をした毒ガスのようなわっかをミーナの体に回りに出現させ、ミーナの心を縛る!捕縛の悪霊!さすがのミーナも涙がこみあげてきた!
もうミーナは技は使えない。あのゲームの力と一緒だ。人間自分から逃げることをしらない人は、この力をつかうのだろう「悪穴我危わるあがき」。これは言霊ではない。これは
自分も傷つけながらそれでも歯をくいしばる耐える力なんだろう。
この話の場合は、2日ミーナが我慢して、ヤデテフが首になったのでなんとかミーナは辞めずにすんだ。助かった、、、!
巣帝武は、他の女の子も雇った。どこの国の子かわからないが藍那がはたらきはじめ、少しミーナの心はやわらいだ。
そして、週末がきてグリーンビレッジの一日がはじまり、また落ち着いた日々が来ようとしていた頃
拡声終始が牙をむき始める、、、!「お前は約束をやぶったな、、、!ジパングに帰るといったよなぁああ、、、!!」
すると、以前頭の中で鳴っていた(その2週間もなるには鳴っていたがましになっていた)拡声終始の声は、強さを増してきた、、、!
拡声終始「当然のむくいだ、、、!これで苦しむがいぃぃ!」
拡声終始だけが現れただけではない!次の強敵 倍怒歯俱がシェアハウスのみんなに襲いかかろうとは、ミーナは思いもよらなかった、、、!!!
第17話「ベッドバグ」
ベットバグは、虫の悪魔!日本ではトコジラミっていう。ベッドなどに住みついては人の体の皮膚を噛んで、膿のようなできものをつくる。
最初は、ハウスメイトの静雄君がベッドバグにやられた。つづいてまさやさん、そして陽助君も、、、。腕や足が赤い点々が広がっているのだ、、!
そして、、、ミーナがある朝起きると、ミーナの腕にもそのできものができていた、、、!
そのころからだろうか、、、魔さしさんからの連絡とれなくなってきたとその子たちから聞こえはじめたのは。
そうそう、その前ぐらいかな魔さしさんのシェアハウスに新しいシェアメイトが入ってきた。Gブラウン。ベトナム系の人だ。その人は、とにかく社交的!Gブラウンも、豪友愛の国の学校に通っている。
蜜裏ちゃんは、ブルースカイが好きで(彼は、クールでかわいい顔をしている)、
だったらこうしてあげたらどうかなって思って、、、、
「Gブラウン、一緒に飲みにいかないか、、、?」ミーナ
「いいねっ!行こう行こう!」Gブラウン
そして、僕たちは、夜の街にくりだした、、、。もちろんブルースカイも一緒だ。
そこに行くと、15人くらいのGブラウンの友達がいた。みんな学校の友達だ。
バーでは、みんな盛り上がってしゃべりあっていた。ミーナはすごく人見知りなところもあるので、緊張していたが、蜜裏ちゃんも楽しんで話していたから、ミーナは満足していた。
そんなこんなで、今の話に戻るが、、、、今はみんな苦しんでいる。
ベッドバグは、夜に活動する。ミーナも、痒さでそのできものをかきむしると、
そのできものから黄緑色の液体がとびちり、余計痒くなる、、、、!
そのうえ、ビックヘビーのキングヘビーとの熱闘でミーナの腕や、腹、とくに手が、強い洗剤を使っているせいかあかぎれて、そこもかゆくなってくる、、、。
あらたな土壇場の局面に、ミーナは立たされていた、、、。
そして、ビックヘビーの仕事は終わった後、魔さしさんが話をしに家に入ってきた、、、。
魔さし「ごめんね、、、。みんな苦しんでるみたいだね。もっと片付けなきゃ」
魔さしさんが、一通り掃除を終えたあと、ミーナに言った。
「家賃を払ってくれるかい?」魔さし
そのことについて、Gブラウンは(Gブラウンも、その頃ベッドバグにむしばまれていた、、)
優しさと強さをもって、、、「家賃は払っちゃいけない、、、!こんなに苦しめられてるのになんでお金を払う必要があるんだ、、!しっかりしろ!お金は払うな、、、!!!」
だが、ミーナは「どうぞ、、、」。家賃を払った、、。
ミーナには、強さも弱さもある。弱いから強くなるし、強くなるから弱くなる。
弱いということは、若いということは、それだけのびしろがあるということだ、
それだけ未来があるということだ。
しかし、その日の夜、、、陽助君は1階のソファーで座っていた、、。
体は、赤くできものがいっぱいできて、何度も何度も腕や足を掻いていた、、、。
「ミーナさん、お別れです、、、!もう我慢できません!魔さしさんとも連絡が
とれなくなるし、体は痒いし、夜も眠れません」
「学校の友達が、家に泊めてくれるというのでそちらに行きます!」陽助
「わかった、、元気でね」ミーナ
ミーナは、情があさいのかそこまでさみしい気持ちにならなかった、、。
たしかに情があさいのもあったし、今過酷な状況がミーナを襲っているこの状況が深刻だったのもあったのかもしれないが、一番の理由は、、、、。
陽助くんがあまりにも笑顔をしていたからだ、、、。自分が苦しいのに、笑っていた、、、。
ミーナを心配させないようするためか、、、。もともと明るいからか、、、。
そう言うと、陽介君はそっと去っていった、、、。
第18話「茶知の言霊」
ミーナは、傷ついていた、、、。手もあかぎれ、腕や足は、赤いできものをかきむしったあとが多く残っていた、、、。
そして、グリーンビレッジでの仕事がはじまる、、、。
最初に気付いたのは、マイケルだった、、、。そして、マイケルがチャチに伝えくれた、、、。
「すごい、かゆいんだ、、、。もう嫌になるよ」ミーナ
チャチは、どこか悲しそうな顔をして私の腕を見つめ、、、。
あのつぶらな瞳で、つぶやく、、、。
太癒ランドの言霊、、、、「All good !!!オールグット
常健絆者!!!」
すると、ミーナのかゆみを感じる気持ちがすっとおさまってくる、、、!
この言霊は、とてもやさしい霊。太陽のような日に光に照らされ悟りを開いた者の慈悲がミーナにふりそそぐ、、、!
「これは、気休めの言霊だ、、、。あとは薬に頼るしかない。」
「掻いちゃだめだ、、、!このベッドバグの恐ろしいところは、
毒を拡散する能力だ、、、!掻けば掻くほど、その液が広がってできものが広がる!」
「だから刺激するんじゃなくて、薬でおさえるんだ、、!」チャチ
チャチは、自分の知る薬局を教えてくれて、だんだんとそのできものはおさまっていく。
だが、ミーナの眠るベッドにベットバグの牙があることは変わらない、、、!
ミーナは、職業紹介所でパソコンを借り、次の宿を探した。
その宿はすぐに見つかった、、、。湖璃亜という宿だ。
その、天までとどくかのような大きなマンションの高い階にある部屋。
大家さんは、飯偉人だ。
そこには、ジパングの住民もいた、、。美素照り吾素や、虹怜好、本仁や多くの幸来の国の人々がいた、、、!
第19話「コリアという宿」
イージンに招かれ、ミーナはコリアという宿に足を踏み入れた、、、。
ジパングの家みたいにきれい片づけられた家具たち、この暑さをふきけすかのようなクーラーの風。まさに楽園だった。その上、おしゃれときている。
イージン「はい、ここがコリアです。まだ幸来の人々が
ほとんどを占めていますが、これからは他の国の人々も住まわせてあげるつもりです。
家賃は週極で220マネ。どうされますか、、、、」
とイージンの説明を聞き終わり、一旦帰ろうとしたとき、、、
「いらっしゃぁ~いい!」ミステリアス
「ここにすんでみなよぉおお~!!いいとこだよぉお~!!」
すごい、気さくな方だな、、、ミーナは思った。
「えっバック?重そうだよね、、!ぼくももっちゃうよぉお~~~!」ミステリアス
ミステリアスはジパングの人だった。私はこの人がいたから、、、
「じゃあ、ここにするよ」ミーナ
即決だった、、。
それからコリアでの生活がはじまった、、、。
気づけば、ミステリアスはいない、、。
その代わり幸来の国の人が2人くらいいた。二人とも幸来の国の言葉を話している、、。
ミーナは一瞬ホームシックを経験した、、。住む国が違う人々の共存から生まれるこの気持ち、、、はじめてだった、、、。
しかし、ミーナがグリーンビレッジの仕事から帰ってくると、、、そこには軍長笑良や、ホンジンがいた。グーシンは、とても洋風なファンキーな性格で、、、
「よぅ!楽しんでるかい!俺グーシンて言うんだぜっ!」グーシン
ホンジンは気さくに豪友愛の国の言葉で話しかけてくれた。
「やあっ!こんにちは!はじめましてホンジンというよ。名前はなんていうの?」
「ミーナって言うの、よろしく」
それから楽しい会話をしていると、グレースや、リンジーの女の子二人もやってきて、、。
ジパングの言葉で「こんにちは~!お元気ですか~」って話しかけてくれた。
グレースは幸来の言葉で「ペゴッパ(お腹空いた)」「ペブロ(お腹いっぱい)」という言葉を教えてくれた。
「私たち何歳に見える~?」とか「ジパングの文化とコウライの言葉や文化が似ていること、コウライでは兵役に行かなければいけない年があること」などを教えてくれた、、、。
すごい楽しい日々だった、、、、。そして、ミステリアスもいつの間にか傍にいた、、、。
第20話「美素照り吾素」
「せんせぇ~」ミステリアスは、ミーナをそう呼ぶ。
「たのしんでるぅうぅ?」ミステリアスは、笑い草というアイテムが好きだが、笑い草を使っていないときも、使っているときもどっちかわかんないくらいファンキーだ。
この豪友愛の国には、いろいろな魔や(ジパングにもいるけどね)、個性豊かな人々がいる。ワインも、ジパング風のだし(甘いほう)や、コウライ風のキムチ(辛さが結構辛くてうまいんだ)など食べ物も新鮮(フレッシュっていう意味じゃなくて、目新しいっていう意味)。時間や、人々が生き生きと、動的に動いている!ミーナは静かな世界も好きだが、こういう轟轟(豪豪)しい感じも好きだ!。どっちがすばらしいなんて優劣はつけれないけどね(笑)
ミステリアスは、ボディペインティングも見せてくれた!
お腹に、あの世界的に有名な(ネズミがモチーフのキャラがマスコットキャラの)会社のキャラが描かれていた。
「せんせぇ~いいでしょう!」ミステリアス
「かわいいじゃん(笑)」ミーナ
ミーナは、ミステリアスがあまりに傾奇者だったから怖いなとおもうところもあった。
だが、彼の優しさは本物だ、、。
一緒にご飯を食べにいったとき、おごってくれたり、たっかい甘いワインをのましてくれたこともあった。
仕事がおわったら、お互いの昔の話を語り合った、、。
すごく楽しかった。それなのにミーナは、そんなにミステリアスが信用できなかった。
一番の理由は、彼が笑い草が好きで、ミーナには強い偏見があり、まだその時は人の本当の心を見抜ける力なかったから。
しかし、彼も言霊をもっており、ミーナが困ったときその力を見せてくれたんだ、、、。
あるとき、ベランダにグレースがいた、、。
そのどこかさみしげだが、あたたかみのある横顔はすごくきれいだった、、、。
「何話しているの?」ミーナ
「えっと、彼氏と口喧嘩(笑)」グレース
(彼氏いるんだ、、、、)ミーナ
それから七夕の話をした、、。
ジパングもコウライにも、七夕の文化はある。7月7日彦星と織姫が1年で1回だけ
出会う。
「そんな年に1回だけ会って満足できる人と会ってみたいよね(笑)?」ミーナ
「でもすごい悲しい物語だよね」グレース
夏の夜空に星がキラキラと美しかった、、、。
第21話「ミステリアスのくれた力!」
真夏のほしふる日、グレースとの会話を思い出し、ミーナは目を覚ます。
今日も仕事か、、、。最近のキングヘビーはどんな姿になっているだろう、、、?
おそるおそるミーナが、ビックヘビーの会社に入ると、、、、。
蛇イアントが待ち構えていた、、、。
「そちは、もう我には勝てぬ、、、、!この力をみよ、、、、!!!」
「無礼ッシャー(プレッシャー!!!)」
蛇イアントが、この言葉をつぶやいたと思うと、スティーブの心は、ひどく寂しく、欲望がたかまり、スティーブはミーナに話しかける!
「今の仕事を3時間前に終わらしてほしい、君ならできるよね、、、!」スティーブ
蛇イアント「それだけじゃないぞ!」
「汚dis悪なるワーク(additional work)!!」
そう叫ぶと、ジャスティスの子分が、「この床磨きも、冷蔵庫の掃除もやっといてくれ!」
ミーナは逆らえなかった、、、!
大阪の言霊 7霊「、、、やっぱ好っきゃねん!!!」(専侍湯官能せんじゅかんのん)の副作用は、
仕事に従順に、健気に献身してしまう力がある。精神を追い込んでしまうのだ!この力があったから、ミーナは、大変しんどい仕事も乗り越えたのだが、力は、その持ち主の資質や、器によって作用が異なる。
ミーナは黙って、黙々と仕事した。ただ黙って、時間を教えてくれる時計を見ながら、滝のように流れる汗をかきながら、、、!
週4日のビックヘビーでの仕事を終えた後、ミーナは身も心もへとへとになった。
へとへとになった理由は、仕事がしんどかったからだけではない、拡声終始もミーナが寝ている夜中でさへ、音を流す機械で、なんどもおなじ罵声をリピート再生されているかのような声が聞こえ、だんだん眠れなくなってきたからだ。
ミーナはもうしんどかった、、、。生きる意味も、仕事の楽しさも薄れてきた、、。
ミーナがあまりしゃべらなくなったのは、人ってしんどくなったり精神的に追い込まれてきたらなにも言わなくなるんだ。なにも言わなくなるというより言えなくなるんだ。
「だいじょ~ぶぅぅぃう~?せんせぇ~!」ミステリアス
「うん、大丈夫!大丈夫だよ!なんで?」ミーナ
「嘘はよくないよ!僕にとってじゃなく君にとってよくないぞ!」ミステリアス
「君にちからをあげる、、、!」ミステリアス
歌の力を与えるマジカルアイテム 温楽譜冷屋(おんがくぷれいやー!)
ミーナが、重くなった手でそのアイテムを使うと、、、、!
音楽の力 1時さんの「はじまり」が光輝く、、、、、!
この力は、私たちに強い意志を与える、、、!震災や、自分が境地に陥ったとき、それでもはいあがる力強い意志を!
そして、ミーナの目に力がもどってきた、、、、!
「よかったぁねぇええ~!せ・ん・せっ!ハッはッはッはにゃぁn~!」そういうと、ミステリアスは自分の部屋に戻っていった、、、。
「ありがとう、、、!ほんとうにありがとう!」ミーナ
第22話 「暮れなずむグリーンビレッジ」
今日も楽しい日々がやってくる。
マイケル「よくきたね!それじゃあアボカドをとってきてくれ!」
ミーナ「わかったよ」
来て早々、グリービレッジは大忙しだ!
「もってきたよ!」ミーナ
「これ、まだ熟れてない硬いのもってきやがって、、!」マイケル
その日はじめてマイケルが怒った!
がくっと首をおろしたままミーナは、柔らかいほうのアボカドをマイケルと取りに戻り、
仕事が始まる。
まずアボカドの皮をむく、そして砂糖を加え、レモンをかける。お決まりのアボカドソースの完成だ、、、。
「こら、ほんでなす!おれの背中に触るな、たたっきるぞ!」チャチ
「ごめん、、、!」ミーナ
そう!ミーナはチャチに惚れてた、、、、!
じゃなくて、、、チャチが包丁を触っていたから、怖くて傍を通りますよ~と合図していたのだが、それが嫌だったみたい。
「そんなときはFrom behind」って言うんだよ(笑)マイケルがそう教えてくれた。
「From my back」って言ってごらんビッグダディがにやりと笑ってそう言う(笑)
「おーな~、、、、」マイケル
みんな苦笑いした、、、。
そうやってまた楽しい時間が過ぎていった。マイケルが流した音楽が流れてきたらみんなで口ずさんだ。
ほんとに楽しい1日だ。
仕事が終わり、またマイケルが
「じゃあっ今日も遊びに行くか(笑)!」
そして、また楽しい時がはじまった、、、。
パスタ屋でご飯をたべた。ほんとうにおいしかった!麺が甘くて、ソースがあますっぱからくて!そして、ビリヤードをした!
「こうするんだよ」マイケル
楽しいゲームだ。10マネいれたらビリヤードの玉がでてきて、ナインボール?あの最後に9を落としたら勝ちなやつをした。
「またマイケルの勝ちか~」ミーナ
マイケルは強かった。でもずっと勝ち続けるんじゃなくてお兄ちゃんみたいに、僕の力に合わせてくれた。でも結局マイケルが勝つけどね、、、。
そして、
「ありがとね、、またね、、、」と言ってミーナはマイケルと別れた、、、、。
暮れなずむグリーンビレッジ、、、、。だんだんと冬が近づいてきた、、、。
第23話 「忍び寄りふくれあがる魔の手」
楽しかった、、、、!こんな日々がずっと続けばいいと思った、、、。
そして、ミーナがコリアに帰ると、拡声終始の声が響いた、、、。
「意識投射連響 (リピートザコンシャス)!!」
この力は、本当に恐ろしい能力だ。ミーナの考えていることが、まるで頭の中に鏡があるかのように
響き、しかも、その声が延々とスピーカーに拡声されているかのように流れ続ける、、。
ミーナは狂いそうになった、、、。
以前、ミーナには休みが週に1日あった。その休みなどは、よく豪友愛の国の言葉を練習するために、
教会のメンバーが主催する会話教室や、他の学校が主催してくれている無料の学習教室に行って、そこで5人くらいの友達ができ、ビーチへ連れて行ってくれたりもしていた。とてもやさしい人たちだった。
ミーナの生活はとても充実していた、、。
そして、照る輝ドンキー君の「お前はここで何のために生きているんだ、、、、?」という声が聞こえてきたことをきっかけにある時決意したのだった、、、。
「よしっここに永住しよう!!」ミーナ
「そのためには何をすればいい、、、?」
ミーナはサーチの力でとにかく調べた、、。この豪友愛の国でパーマネントビザをとるにはどうすればいいか?その資格は、点数制だ。
年齢、職業経験、資格、豪友愛の国の言語力を示す資格など必要なものがあった、、。
だからミーナは仕事をしながら、仕事が終わったら眠い目をこすりながら勉強していたのだった。
その魔の手、拡声終始の力が迫ったのは、その矢先のことだった、、、。
拡声終始の声はさらに響く、「お前の心の声は、周りの人間にも聞こえるようにしてやった、、。」
「そんな、それではミーナがグレースに考えているちょっと性的なことも伝わっちゃう!」ミーナ
「それだけでは面白くない、、、!周りの人間の声もお前に聞こえるようにしてやる!ふははははぁあぁ~!」
つらいつらい旅のはじまりだった、、。ミーナは狂いそうになり、もう何も手がつかなかった、、、。
だから拡声終始に聞いた。「どうしたら、いやがらせをやめてくれるの?」ミーナ
「歩け!」拡声終始
「歩きつづけ、お前が裏切り、消し去ったホットスブリングズやコールドウィンターズを弔うために歩け、、、!!」
「、、、、、わかった、、、!」ミーナ
ミーナは、宿をとびだした、、、!だれもミーナをしらない、ミーナもどこかわからない闇の町へミーナは歩き続けた、、、。
その間も、拡声終始の、心の反響や、ミーナはよく思わない多くの人々の声が永遠と続いた。
ミーナはとにかくあるいた、、。へとへとになったからだを、無理やり動かして、、、。
3時間くらいたった後、もうミーナは帰る道すらわからなくなっていた、、、、。
足は汚れ、顔はどんどん暗くなる。しかし、拡声終始の声は消えない。
「もう帰るよ、、、」ミーナは、そばを通った人にタクシーをよんでもらい宿までついたが、コリアはカードロック式だった。しかし、ミーナは財布以外何ももたずとびだしたので、ドアの前で、同じビルの階の人が通るまで待っていると、、親切な人が現れ、無事ベットまでゆっくりと歩き、ミーナはすっと寝た。
第24話 「寂しいから求めるんだよ?」
ミーナが目を覚ました時も、その声は鳴り響いていた。セミの鳴き声とは比べ物にならないくらいの大きな声。
仕方ない、これが現実だ、、、。
そして、いつものように大蛇で働き、働き、床掃除に強い薬剤を使うため、ミーナの足はヒリヒリ痛むようになった、、、。
そして、ミーナがコリアに帰ってくると、ミステリアスがいた。
手には、重い荷物、キャリーケースを持っていた、、。
「せ~んせっ!」ミステリアス
「どうしたの?その恰好、、、」ミーナ
「帰るんだ、、、!自分の国に、、、!」ミステリアス
(帰ろうと思ったら帰れるんだ、、、、!)ミーナ
「その前に、僕の言霊を使わなきゃね、、、」ミステリアス
陽気な国の言霊 「花は優しい。見る人を慰めて何も見返りを求めない。」
(美輪明宏様のお言葉です)
すると、ミーナの赤くなった足が、だんだんと元に戻っていく、、、、。
「よかったね、、!せ~んせっ!」ミステリアス
「あとね、僕が旅に使ったものでいらないものは全部せんせいにあげるよ」
そういって、ミステリアスはマジカルアイテム ブラックブーツをくれた!
「この靴は、床なんか掃除するときに滑らないし、底が厚いから薬がしみ込んでいるその液が、足までしみてこないんだ。」
あとは、冷凍食も冷蔵庫にあるから全部あげる。あとシャンプーとか石鹸も。
(僕はこの子になにもできなかった、、、。ただありがとうって言っただけだったんだ)
そして、ミステリアスはそっと去っていった、、、。
しかし、拡声終始の牙はそのするどさをにぶらせない。
どんどん、どんどんミーナを追い込んでいく、、。
「お前の声がうるさくて夜もねむれない!」「何考えてるんだ!このヘンタイ!」
「窓からライフルでお前を狙っているぞ!」「お前をいじめたい奴がわんさかいるぞ!」
そんな声に耐えてると、、、、「I love you ったらI love you!」って声が聞こえてきた、。
拡声終始「ちっグレースめっ!!余計なことを!」
「グレース!?」ミーナ
(グレースが守ってくれているのかな?)そんななか、ミーナは仕事からコリアに帰ってきた。
「あっ」ミーナ
(グレースがいる。)
「グレース!」
「んっ?どうしたの?」グレース
「聞いてほしい、急からもしれないけどっ、、、」ミーナ
「えっ?」グレース
「好きなんだ、、、」ミーナ
「、、、、、」グレース
「でも私彼氏いるのよ、、、」グレース
そういってグレースは、女子用のルームに入っていった、、、。
拡声終始「お前は、グレースのことが好きなんだろ?グレースがお前を助けてくれたんだろ?ほらっどうするんだっ!?」
「グレースっ!!!」
ミーナは、そのルームをいきなり開き、「But I love you!」と叫んだ
そのルームの住人「きゃーーーっ!」
「なにしてるのよっ」グレースは、困った顔をしてその部屋から出ていった、、、。
ミーナは、グレースを追いかける。
「ごめん、でもこの気持ちをおさえられないんだ、、。」ミーナ
「悪いけど、あなたの気持ちにはこたえられないの、、、」グレース
しばらくたってイージンがきた。「勝手に女子の部屋に入られたら困ります、、!」
「次は警察を呼びますよ!!!」思いっきり叱られた、、、。
ミーナはさみしかったんだ、、。本当に愛してくれる人がほしかった、、、。
拡声終始(はっはっは、、、馬鹿だね、、グレースの声なわけないだろっ、、)
次の日の朝、そこにはグレースがいた、、、。
「グレース、、、昨日はごめん。たぶん僕病気なんだ、、、。」
「君に対して悪いことも考えちゃって、それもごめん、、、」
?って不思議そうな顔をして、グレースは毅然とした顔で
「もういいのっもう何も言わなくていいよっ大丈夫だから」
コウライの国の言霊 「ミヤネヨ、、、、」
すると、ミーナのつらく、悲しい気持ちはすこしましになった、、。
第25話 「マイケルとの一番楽しかった夜」
そして、ミーナはまた仕事場へと歩いていった、、、。大蛇の4日目の朝だった。
またまた長い長い一日がはじまると思った、、、。実際そうだった。
大変だった。何枚も、何十枚も皿や食器類が置かれ、それを単調に洗っていく作業。
精神的にも、肉体的にもぐったりとしながら、帰り道で、マイケルからの電話がなった。
「今どこにいるんだい?またどこか食べにいこうか?」マイケル
そういって、ミーナは待ち合わせをしたあと、外のテーブルに二人は座った。
暗くなる一歩手前の、すこし薄暗い曇り空の下、、、、いつもマイケルはにっこりと
笑っていた。
「しんどそうだけど、大丈夫かい?」マイケル
すると、ミーナは黄金色の液体の入ったガラスの杯をかざして、まるでダイヤモンド
を見つめるように眺めた、、。
「なんて綺麗なんだろうね、、、、」ミーナ
「こんなにも綺麗で、僕たちを楽しませて幸せにしてくれる飲み物」ミーナ
時間はゆっくりと流れていった、、、。
こんな単純で、素朴で、あたたかくて、嬉しくて!!でもうすぐ暗くなっている青い空。
それだけで十分だったんだ。それだけで、、、、。
第26話 「告白」
ここからの話は、しばらくは読まないほうがいいかもしれない。つらいつらい物語だから。
ガンガンと響く、スピーカーよりも精神に影響する、ずきずきと心をむしばんでくる、、、。
そして、はっと寝なかったか、寝ていなかったのような時間がすぎると気を失うように目を覚まし、あたりを見渡す。
ミーナの心はだんだん、木がシロアリで食われていき、倒れようとしているかのようにだんだんと傾いてきた、、、。
今日はグリーンビレッジで仕事だ。いつものように、カフェまで歩いていく。
いつもの1時さんの「はじまり」を聞きながら、、、。
プロト「もうそろそろ、、いいだろう。蛇イアント、徹底的にかかれっ!」
蛇イアント「かしこまりましたシャーっす!」
店には大勢の客が混んでくる。これでもかこれでもかという仕事量の連続投入。
「、、、、、」ミーナ
「ミーナ!大丈夫か、、、!?ぜんぜん話してないじゃないか?」マイケル
「もうだめ、、、。マイケル、ビックダディ、チャチ聞いてほしいことがあるんだ、、、」ミーナ
「どうした、、?」チャチ
「どうしたんだい?」ビックダディ
みんなが不安そうな顔でミーナを見つめた、、、。
「僕の頭の中にね、つねに響いている声があるんだ。まるでみんなの声や僕の声が大きな声になって
、僕の耳に聞こえだしてもうしんどいんだ、、、、」ミーナ
「消えろっ!帰れっ!きえろ!」そんな声が、滝みたいに流れてくるんだ。
「みんなに言われているように聞こえるんだよ、、!」
「もうやだ、、、もうしんどいんだよ!」ミーナは、くずれた。
ポンっと、ビックダディが私の肩を叩き、ささやいた、、、、。
「ご飯食べて、寝なさい?」ビックダディ
たぶん、みんなは僕の言っていることがわかってないんだよ。どうしてこんなにお客さんが急に増えるのかもわかっていなかったんだ。
そして、マイケルはつぶやいた!
ベストシェフの言霊! 「Day Off!(やすめ!)」
その言葉に、ミーナは元気をもらった。
そして、その告白を終え、ミーナは自宅に帰る。
そこには、ホンジンがいた。
(ここまでみんなを騒がせたんだ、、。多分最後まで味方になってくれたホンジンにはお礼をしないと、、、)
「ホンジン!僕とご飯を食べに行かないか?」ミーナ
ミーナとホンジンはご飯を食べに行った、、。とても楽しい時間がすぎた、、、。
「大丈夫、、!お金は僕が払うよ、、」ミーナ
「それは、友達がすることじゃないよ(そういうのは友達というんじゃない)」ホンジン
ホンジンは最後までやさしかった、、、。
声は、ひましに強く、大きくなっていく。そんな中、ミーナはグレース?の「I love youたらI love you」という言葉が聞こえだしてから、ミーナの味方をするような人の声も聞こえてきた、、、。
それで少し心強くなったミーナは、頑張って仕事を続けていた、、。
そして、グレーンビレッジでマイケルがミーナに声をかける。
「みんなでご飯を食べに行かないか?」マイケル
そして、休みの日、レストランでご飯をたべた。みんな集まっていた、、、。
ゆっくりと流れる時間。女性のみんなは、すごい綺麗なドレスを着ていた。
マイケルは、ふだんどうりに仕事仲間と少し話をして、ご飯をしずかに食べていた。
チャチは、相変わらず仕事でこれなかった。
フランクと、ワグナーは会話がうまいのだろう。みんなと饒舌に会話をしていた。
ジュリアは、ことあるごとに「ミーナ、ご飯おいしい?」って聞いてくれた。
たしかに楽しかった、、、。信頼し合った、仲間たちとの宴。しかし、心に高々と響き喚き散らす拡声終始。
ミーナは元気にふるまっていたが限界だった。うつろな顔をしながら店の入り口をでると、ふわっと
体が重くなった、、、。
「大好きだよ」ワグナーが、ぎゅっと後ろから抱きしめてくれた。
ミーナは、困った顔をした。拡声終始の苦しめに耐えていたことと、ワグナーのやさしさが合わさって混乱したのだ。
そして、ミーナはまたコリアへと帰っていった。
第27話 「裁きの時」
その日の夜、もうミーナは寝ていられなかった。ミーナを味方する心の声と、迫害する心の声が波のように流れてきて、寝ているどころではなかつた。
そして、気を失うように意識がなくなったと思ったら。
「起きろっ!仕事だ!走れ!」という言葉が聞こえてきて、時計を見ると仕事開始5分前だった。慌ててとびおき、ミーナは走りだした。
とめどなくながれてく汗をぬぐいながら、適度に水分補給をして走りづづけた。
(みなさんは真似しないでくださいね!こんなことやったら死にますよ!)
大蛇までたどり着いたとき、すでに30分くらい遅刻していた。
「ごめんなさい!」ミーナ
「だいじょうぶ!さあっ働こうか!」スティーブ
そして、仕事が始まった、、。
しかし、もうミーナの心は折れかかっていた。
永遠と聞こえてくる拡声終始たちの声。すると、味方をしていたかのように聞こえていた心の声が、笑い声まじりにこういう言葉に変わった。「どうか殺さないでくださいって
言いなさい!」もはや、そこにミーナの心の支え、味方がいなくなった。
豪遊愛の国で経験したつらかったことは、その漢字の通り、愛をもてあそばれたことだ。
心の支えを失ったミーナは、もうつらさと助けてほしさでいっぱいになりスティーブに「もう今日は仕事休みます」と告げ、そのまま飛び出していった、、、。
聞こえてくる拡声終始の声!「あやまれ!土下座しろ!」ミーナは
、コリアに帰ると、ベランダにでてなんどもなんども頭を地面に打ち付け土下座した、、、。
何度も何度も、、、。
「謝れ!謝れ!謝れ!帰れ!」
ミーナは、キャリーバックをつかみ、引きずりながら電車の方へよろけながら歩いていく。
ホームで、並んでるとガンガン響いてくる声!!声!!声!!!
「謝れ!土下座しろ!もっと頭をこすりつけろっっっ!!!」
何度も、何度も頭を地面に打ちつけていると、人が話かけてきた。
「何している?大丈夫か?」
それでも頭を打ち付けるのやめないミーナ
しばらくすると警察がきた。
「大丈夫ですか?病院にいきますか?」警察
嬉しかった。でも心は悲しみとつらさでいっぱいだった。
「はいっお願いします、、、。」ミーナ
そして、そのあとは、気づけば3日ほどたっていた。ミーナは拡声終始の声を聞きながら、点滴を受けながら、ただじっと時が過ぎるのを待っていた、、。
第28話 「....終わったと思ったか?」
きづけば一週間ほど過ぎた。薬を飲むことで、だんだんと拡声終始の声はおさまっていった。
ミーナは、ある施設に保護された。そこで療養がはじまった。
ミーナは、そこで多くの人にお世話になった。みんなが、心配して今までの経緯を聞いたり、おなじ症状に悩ませれている人は、その施設や、世間の愚痴をいったり、病気の苦しみをいったり、ダンスや、映画を見たり、絵をかいたりした。中でもびっくりしたことがあった。
その時、ミーナはベッドに横になりしずかに眠気が来るのを待っていた。
「ふふふっ終わったと思ったか?」???
「終わらせたとでもおもったのか!?まだお前の罪は終わっていないぞ」???
「我れの名は、禍流徒!!プロトの直属の家来だ!」カルト
「まじか、、、、!まだなの?もううんざりだよ」ミーナ
「我らは5人で一人だ。」カルト
「まずお前にいっておくことがある!もうジパングに帰れ!」カルト
「いやだ!ここに住むんだ!」ミーナ
「どうやら我の力を知らないようだ、、、」五苦悪
そのときは、ごくあくの力はわからなかった、、。ただ、ごくあくはなんと
ミーナと直接心の中でちゃんと会話ができたのだ。
「お前の心はすべてわかる、お前が何を考えているのか、お前が何を見ているのか」
ごくあく
「お前の罪を忘れたのか?」「お前が消し去ったコールドウィンターズにも子供がいた」ごくあく
「それをお前は何と言った?」ごくあく
「あなたはI love youたらI love youって言ってくれた人もいたのにね~?」アスラ
「うるさいっ!お前らは誰だ!消えろ!お前らなんか消えてしまえ!!!」ミーナ
「わかっていないようだ、、、、また同じ苦しみを味わえ、、、」ごくあく
そしてまた拡声終始の声が延々と鳴り響いた、、、。!
ミーナがしどろもどろして、レクリエーション室に入ると、そこにはピアノがあった。
ミーナは心のやすらぎがほしかった、、。
「仕方ないな、、、。苦しみばかりではつらかろう!アルカ!」ごくあく
「ぴんぽろぴーん!ミーナ!弾いて~!」アルカ
すると、ミーナの腕が自由自在に動き、ミーナは旋律を響かせはじめた、、、!
第29話 「洗礼」
ミーナは、この日以降ピアノが弾けるようになったんだ。
驚きはしたが、みるみるピアノがうまくなっていく自分が嬉しくて気にならなかった。
しかし、カルト達の声が止まったわけではなかった。
「このごはんはおいしいだろう!純朴でいい味だろう!」ごくあく
「お前はここで保護してもらっているのであろう、お手伝いをせよ」ごくあく
「お前はおかんかっ!」ほってぃー(7福神的な?)
「とりあえず早くこの施設から出よ」ごくあく
「うるさいなっ!お前らはなんなんだ!」ミーナ
「アラカルト~」アルカ(アルカンゲロスの略称アークエンジェルのこと)
拡声終始の声に苦しまなくなったのはよかったが、ミーナは口では罵詈雑言を叫びながら、カルトは拡声終始も使えるので、少し身構えながらカルトと対話していた。
しかし、たしかにこの施設に長居しているわけにはいかない。この施設もきっと無料じゃないのだから、早くでなきゃ。
そう思ってその施設の医師と話し、ミーナはその施設を離れた。
そして、コリアに帰ってきたと思ったが、タクシーに自分の荷物の一部を忘れてきたことに気付いた!(みなさんも気をつけてね)
「やばいっ!警察に電話しなきゃ!」ミーナ
「警察には電話するな!」ごくあく
「うるさい!あれは大事な荷物なんだ!」ミーナ
「お前は我の命令を聞けないというのだな!?」ごくあく
「てめぇっころすぞ!お前俺らをなめてんのかぁぁあああ!」フルカス(一番下級の悪魔の名)
すると、ミーナの体に異変おこった!
「激痛魔通!」(げつまつ)フルカス
頭が、ガンガン内部から殴られているかのような鈍痛が走る。頭がガンガンして、ほとんどなにも考えられなくなる!
「ぐっ!くぅううう!」ミーナ
これにはさすがのミーナも参った!
「わ、わかったよ、、、、!言うとおりにする!」ミーナ
そして、迷惑をかけまくったコリアから出ていく準備を始めた。
まずは、いつもどおりバックパッカー用のホステルに泊まり、しばらく休んでいると、、、
マイケルから電話がかかってきた。「だいじょうぶかい!今何してる?」マイケル
「いや、、、ちょっと倒れちゃって、、病院に行ってたんだ。」ミーナ
「ごめんね、仕事無断欠勤しちゃって、、、」ミーナ
「それはいいが、大丈夫なのか?」マイケル
「うん、、、またグリーンビレッジで働いてもいいかな?」ミーナ
「わるいが、それはできない、、、。無断欠勤をしてしまったから、、、」マイケル
「そっか、、、」ミーナ
「じゃあっまたどっかで会おう!」ミーナ
「ああ、、じゃあね」マイケル
電話を切ると、ミーナはうなだれた。「あ~またふりだしか、、、」
「ばかめ、まだこれから自分のすることが分かっていないと見える。」ごくあく
「ふふ、、かわいいわね」アスラ
(うるさいなぁ、、、)ミーナ
ミーナは、大蛇のところにも電話した。
「あ~ミーナか!いいよ!また働きにきなさい。私は君の仕事ぶりが気に入っている!」スティーブ
嬉しかった!、、、、と思ったら、ごくあくがしゃべりかけてきた。
「まずは歩くがよい、いつまでも歩き続けよ」ごくあく
「漫心操意!!」ごくあく
すると、ミーナの足が勝手に動き始め、ミーナは無理やり歩かされ始めた!
どこに行くというわけでもない、、、、目的地もなく、、ただただ歩き疲れるまで、、
「お前がなぜここまで苦しめられているか知っているか?」ごくあく
「お前はアンドロイドなのだ、、、。みんなが黙っていただけだ。」
「だからこそ、お前の体は自由に操作できるし、心の中に入れる、ふふっはっはあは」ごくあく
「そうなの?」ミーナ
ミーナは、ごくあくの巧妙な口にだまされていく、、。
何時間もあるかされた、、、。夜中中歩き続け、汗で濡れ、疲れ切った後、
なんとか、ミーナは自分の足を動かして、人に道を尋ね、ホステルまで帰ってきた。
「これで終わったと思ったか?」ごくあく
「えっ?まだなにかあるの?」ミーナ
おそるおそる聞くと、ミーナはユニットバスに連れていかれた、、、。
「撮影会だ!ポーズをしろ」ごくあく
「お前はそういうアンドロイドなのだ。だからそういう仕事をしてもらう!くくくッ!」
「さあっ!セクシーなポーズをとれ!みんなに見せろ、、、!」ごくあく
「いやっ、、、」ミーナ
「私のこわさがまだわからないのかぁあぁ?」ごくあく
ミーナは、口をかみしめながら、我慢して、ミーナが考えるなかでできるだけの姿勢をとった、、、。
「よしっ!カルトたちよ!こいつを見張っておけ!私は少しの間トイレに行って参る!」ごくあく
「あら、素敵な体だこと♡」アスラ
それから何時間かたった後、、、ミーナの体は自由になり、落ちるように眠りについた。
第30話 「踊らされる悲しき者 マリオネット」
朝、ミーナは拡声終始の騒音とともに起きた。
今のミーナの気持ちはどんなものだと思う?つらくて、くやしくて、恥ずかしくて、こわくて、マジでブルーだよね。
「起きたか?」ごくあく
「起きたよ!(イライラしながら)」ミーナ
「昨日は楽しかったぞ!ミーナ」ごくあく
(この〇●おやじ!)
「まだわかってないのか?お前が言わなくても、心で思ったら我に伝わるのだよ!」ごくあく
「この、、、、!」ミーナ
すると、疲れていて気付かなかったことを思い出した。
「今日仕事に行く日だ!」ミーナ
「くくっ!どうなるかな」ごくあく
「ミーナはん!そんな体でいけますのん?」ほってぃー
「うるさい!」ミーナ
そして、ミーナは大蛇のもとへ行く
そこにはジャスティスも、その手下もいなかった、、、、。
「今日は仕事はすぐ終わるわよ、、、早く終わらして」史代
そして、フラフラの体で仕事をし始めると、、、、
「私たちが邪魔しないとでも思ったのか?(笑)」ごくあく
「ほってぃ!」ごくあく
「いややねんけどな~、、、負露磁絵苦多~!!」ほってぃー
この力は、ミーナの頭の中にイメージ、画像を映す。口では説明しずらいが、あの目にモニターのある機械をとりつけて、目の前に表示する感じじゃなくて、テレパシーみたいに
直接脳内に画像を映す感じ。
「この人間をしっているか?」ごくあく
「あ、、、知ってるよ」ミーナ
「お前は心の中で不細工だと思っていただろう!?」ごくあく
「そうやって、人を顔でランク付けて、かわいい子にはちやほやし、そうだと思わない子は適当に扱ったろう、、、!」ごくあく
「ほらっ今でもお前の心が見えるぞ!!」ごくあく
ごくあくは、ミーナの心をゆさぶり、攻め立て、苦しめる。
「くっうぅうう~!」ミーナ
「苦しいか?」ごくあく
こんな感じでミーナを、働いているのにもかかわらず、ごくあくが苦しめていると、、、、
「ミーナ!踊って!!」アルカ
「ここで?」ミーナ
「感謝を示すのよ!」アスラ
ミーナは訳がわからなかったが、踊りだした、、、。
「おなじあほなら踊らにゃそんそん!!♪」ほってぃ
それを遠くで見ていたスティーブは、、、、
「あいつ、仕事中なにしてんだ、、、!?(笑)」
そして、踊りもやめ、仕事に戻り仕事を終えると、、、
翌日、「よしっ!君は病院に行こう!!」とスティーブ言われた、、、。
今のままじゃ働けないんだって、、、。
「これで、ほんとにふりだしじゃん」ミーナ
「ふりだしだとっ?馬鹿め、お前は馬鹿丸出しだ!(笑)」ごくあく
その日から、、ミーナはずっと歩かされ続けた、、。
第31話 「第8の言霊」
何日も、何日も歩かされた、、、。疲れて、お腹が減って、ご飯を食べたくても、
「だめだ、食べるな!」ごくあく
(この、、、!)ミーナ
「聞こえてるぞ!」ごくあく
多少無理やりでも、食べさせてくれと言って、ミーナはコウライの国で作られたインスタントラーメンを食べる。
「ズルルル!」(うまい、、、)ヘトヘトの疲れ切って冷え切った体に、しみわたる暖かい、辛いキムチの味がうれしかった、、、、!
(なんて、なんておいしいんだろう、、、、!!)ミーナ
そして、またホステルを出て、歩き始める。
歩きながらミーナは聞いた。
「どうしたら許してくれるの、、、?」
「おまえはどう考える、、、?」ごくあく
「そっちの世界のお金を稼いだらいいの?」ミーナ
「そこらへんが俗っぽいわね!!(笑)」アスラ
「ああ、、、ピリオンのことか(笑)」ごくあく
「そうだな、お前がもっとピリオンを稼いだら開放してやろう、、、!それだけじゃないぞ、、、、!」ごくあくはニやりと笑った、、、。
そして、またトイレに連れていかれて、、、、
「もっと反省しろ(笑)」ごくあく
「くぅうう、、、」ミーナ
「シャッタースタンバイOk! いいよぉー~、ミーナちゃんいいよぉ~!!」ほってぃ
「....しゅごいね!!!」アルカ
そして、また歩かされる。
「お前は、コールドウィンターズの子どもたちをけなし、殺した、、!」ごくあく
「もっと苦しめ、反省しろ!土下座しろ!」ごくあく
過去の自分のしてきたこと、恥ずかしいことを、言葉でつつかれ、責められ、
3時間くらい歩いた頃、、、
「お前みたいな卑しい存在が、生きてていいのか?この〇●!〇○!」ごくあく
みーなはぶちきれたっ!!
「なめるなっ、、、!!!この野郎っつっ!!!!」ミーナ
大阪の言霊 8霊!!「もうやめさしてもらいますわっ!!」(破戒!!)
この言霊によって、周辺の物が壊れ、そのくらいの犠牲と怒りで、言霊がほとんどきかないカルトたちにも、傷つけられる渾身の反撃!
「ぐおっ!!」ごくあく
「あらっすごい~効くわぁn~❤(汗)」アスラ
「やってくれるじゃないか、、、グフ、、」ごくあく
「ふふっだが、おまえのポケットに入っているものはなんだ?」ごくあく
みると、ミーナの携帯の画面が、悲しげにこなごなに割れていた、、、、。
「くくくっこれでマイケルとも話せなくなったなぁあ?(バタッ)」ごくあく
「ちくしょぉおおおおお!!!」ミーナは叫んだ。
「人はそうやって、怒りやつらさで我を忘れ、自分を追い込んでいくんや、、」ほってぃ
悲しくて、つらかった、、。ミーナには悲壮感がまとわりついた。
「ミーナはん、まずご飯食べ!あと飲も!飲んで忘れ!」ほってぃ
ミーナは、すぐそばにあったアジア風の飲食店に入り、弁当を頼み、ミーナは何日もシャワーに入っていないので、外でたべた。
大きな公園だった。そして、甘辛くたかれた丸い豚肉を食べると、とろっとほぐれて、おいしくて、ミーナに一瞬の幸せが訪れた。
「おいしい、、、」(ほんとにおいしい、、、)ミーナ
そして、バーに行った、、。あまり人に近寄らないように遠くで飲んだ。(くさいからね、、、)
すると、側の男たちがビールを飲みながら、話をしているのが、耳に入ってきた、、。
男A「最近、ほんとに嫌なニュース多いよね~!」
男B「そうそう、仕事もきつくてさ、嫌になるよ」
「わてのでばんかな?」ほってぃ
男A「そうそう、あのニュース聞いた?」
「お前、動物園行ったことあるか?」
ほってぃはその男たちの口の動きに合わせて、、、
男B「ああ、あのニュースか、かなしいニュースだよね。あんな幼い女の子が」
「ないよ、ないない。そんな面白いところなんかね?そんな動物の生活が」
男A「でも僕たち何にもしてあげらないんだよね、、、結局」
「しらんの?めっちゃいいところやで、、、まじで」
男A「何かしてあげたいと思っても、結局システムにまかせるしかないんだよ」
「なんでいいところやっていうとな、ペンギンがエロいねん、これがまた」ほってぃ
「なにいうてんねん(笑)」ミーナ
「おもろいやろ?たまには笑わな」ほってぃ
そして、笑いながらお酒を飲んでいると、、、しばらく傷をいやしていたごくあくが、、
「なにをしておる?お前のしなければいけないことを忘れているようだなぁあ?」
ごくあく
「まだ生きていたのか!?」ミーナ
「ふふっこれから面白くなるぞ、、、!」ごくあく
第32話 「燐のいったことば」
そして、またいつものように起こされる?
「起きたか?」ごくあく
「今日はお前を面白いところへ連れて行ってやる!」ごくあく
「どこへ、、、?」ミーナ
「ふふっ、歩け、、、海の見える方向に向かってだ、、、!」ごくあく
そういってまた、歩かされた、、、。
とぼとぼと、やつれて、精神的にも苦しくなったミーナ。
歩く、、。歩く、、、。そう言われたのだから。そう信じ込んでいるのだから、、、
2時間くらいたつたとき、急に視界が広がった、、、!
「なに、、、、?これ、、、!?」ミーナ
「ふふっ驚いただろう!?」ごくあく
ミーナがそこで見えているものは、一面の花畑そして、その真ん中から外は海が広がっていた、、!
「桃源郷、、?」ミーナ
「天国だよ、、、(笑)」ごくあく
「いいとこやな」ほてぃ
「あなたにはもったいないくらいの綺麗さね」アスラ
「ミーナ!寝込んでみて~♪」アルカ
そうして、ミーナはその花の真ん中で寝た、、、。日差しがあたたかく、本当に気持ちよかった、、、、!つらい日々のなかで、こんな1日が人を慰めてくれるときがある。
そして、目を覚ますと、、、、
何も変わらなかった、、、。あたたかい、ほんとうにあたたかい天光がミーナに降り注いでいた、、。
「、、、、よし、ここまでだ!」ごくあく
「まずホステルへ帰れ!!」ごくあく
ミーナの足が勝手にうごく、、、。そして、ホステルの前についた、、、。
「今からお前がやることがわかるな、、、!?ふふふっ(ニヤリ!)」ごくあく!
「ま・・・た、、、?」ミーナ
「反省だ!」ほってぃ
(そこは撮影会とちがうんか~い!!)ミーナ
「なに、求めておるのか、、、?」ごくあく
「ち、ちがいます」ミーナ
「そのカウンターに座れ!」ごくあく
「フルカス!!」ごくあく
「激痛魔通!!!」(げつまつ)フルカス
「ぐぐくぅうう!」ミーナ そして、拡声終始の声も強くなる、、、、!
「くるしめぇ、、!!くるしめぇ、、、!」拡声終始
「くるしいかぁ!くるしいかああ!」ごくあく
「私たちに逆らった罰だ!!くくくく!はははっは!」ごくあく
「我らの怒りが治まるまで反省していろ」ごくあく
30分くらいが経った、、、ミーナは、、、、ほんとうにつらかった。意識がとぎれそうになった、、、。ミーナは眼をつむって耐えていた、、。
すると、急にそばから手をつかんで、ミーナは体を引っ張られた!!!
「、、、!なに!?」ミーナ
「ごめん、、意味わかんないと思うけど、今はついてきて!」??
そして、しばらくすると公園にでた。誰もいないようだ、、、。空は暗くなっており、月の光がそそいでいた、、。
「私、燐っていうの!ジパングから来たの!」りん
りんは、タレントやアイドルのようなだれもがうらやむような顔ではなく、すごく女の子らしい顔して、にんまりと笑っていた、、、!
「なにしにきたの?なんで連れ出してくれたの?」ミーナ
「助けたかったの!ただ助けたかったの!ずっと見てた!ずっと見てたんだよ!!」りん
「?、、、どういうこと?」ミーナ
「その女を信じるな!そいつを信じてはならない!!」ごくあく
「えええいっ!うるさい、このカルトやろう!」りん
燐の手が光ったかと思うと、りんは、ミーナの心からカルトたちを消し去った、、、!
「ぐおぉおおお、この、、、!」カルト
「すごいね、、、!何その力、、、、?」ミーナ
「私天使だから」りん
「違う世界からミーナを見てた!頑張ってたね、、、!つらかったね、、、!!」りん
りんは、ミーナを抱きしめると、やさしく口づけをした、、、、。
「私ね、その世界から来たの、勇気すっごいいったよ?ほんとに考えに考えたんだから!」りん
「でも、がまんできなかった、、どうしても救いたかった、、、!」りん
りんは泣きながら、ミーナの頬を両手でなで、おでこを、自分のおでこに押し付けた、、、。
あついあつい体温だった。
そして、誰もみえないところにいき、、、愛しあった、、、。
抱きしめ合い、なんどもなんどもキスをしてくれた。唇で、言葉で愛をなんども伝え、汗と涙でいっぱいいっぱいになった。
「りんのこと好き?」りん
「好きだよ」ミーナ
「ミーナ!私も大好きだよ!」りん
「つらかった、、、!ほんとにつらかったんだ!!」ミーナは大粒の涙を流しながら、かすかにほほえみりんのむねに頭をおしこんだ。
「うん、知ってるよ、、、」りん
「言いたいことははっきり言って?何がしてほしいの?」りん
「もう何もしなくていい、ただりんがすぐそばにいてくれたらそれだけでいい。」ミーナ
「晴れたら散歩してさ、、、たまにご飯食べに行って、、お祝いの日は遊園地に行こ?」ミーナ
「うん、、、、うん、、、」りん
そう言葉をかわし合い、ミーナは疲れと、やすらぎでうとうとして、眠った、、、。
「ゆっくりおやすみ!しっかりとね、、、」りんはここにいるよ・・・・」りん
そして、朝が来た、、、。ゆっくりと青白く光り輝いていく大地。
「おきた?」りん
「起きた。ありがとう。今日もいてくれるんだね。」ミーナ
「ごめん、時間がきちゃったんだ、、、」りん
「なに?時間って、、、?」ちょっと不思議そうにミーナは尋ねた。
最初は、りんは普通の顔をしていたようにみえた。でもよくみると、必死に唇をかみ殺して、少しふるえて何かに耐えてるのがわかった、、、。
「大丈夫?」ミーナ
「ごめんね、ミーナ。私は天使だっていったよね?」りん
「うん、、」ミーナ
「天使は、この世界に来ちゃいけないの、、、」りん
「えっ?」
「堕ちてきたの、、、無理やり、、、、」りん
「どうして、、、、?どうしてぇ、、、」ミーナ
「だって、それしかなかったじゃんか、、、」りん
「君に会いたかった、、、それだけだよ、、、」りん
「なんだよ、それ、、、」ミーナ
「ごめんね、、、もう時間がないから聞いて、、、」りん
燐の体はだんだん透けてきた、、、。
「あなたの心と体を癒す」「最後の力を使って」りん
「いいよぉおぉ!!」「それよりそれならその力が残っている分だけ一緒にいてくれよぉおおお!!」ミーナ ミーナは泣き続けた、、、。
燐は泣きながら言った、、、。
「ごめんねぇぇ・・・私これしかもってないから、、、、」
最愛の言霊 「いつまでも、、、愛しています、、、」燐がそういうと、燐の体はだんだんと、だんだんとうすく、とうめいになっっていく、、、。
ミーナの汚れた服や、くたびれた靴、黒く汚れて痒くなった皮膚が少しとれていった。
ミーナ「なんでだよぉおお!!!」
ミーナ「ぼくじゃだめなんですか?燐を幸せにしてあげられるのが僕じゃだめなんですか、、、?」
燐「もう、、、、いいいんだよ、、、」
燐「ミーナが大好きだから、もう会えなくても、、、、この思いは私だけのもの、、、」
「あなたはいつも私を思い続けてくれる、、、忘れるときも忘れてもいい、、、」
「ありがとね、、、、、」
燐の姿がなくなると、、、そこには蛍の形をした石がおちていた、、、。
ミーナは、それを大事そうに手で抱きしめると、大声で泣き叫んだ、、、。
「うぅううう、あぁああぁあ!」
再びあの声が響いてくる。
「くるしめっ!!くるしめぇぉおぉおぉおおおっ!!!」
ミーナは、涙でべちゃべちゃになった顔を、口を噛み締めて、、、、再び歩きだした、、、。
第33話 「違う世界へ」
「もうごくあくの声はきかなくていいのかな?」ミーナ しかし、拡声終始の声はいまだに聞こえている。
「、、、、」ごくあく
ごくあくがしゃべらなくなった、、、。たぶん、りんの力でだいぶダメージを負ったみたいだ、、。
(よし、今のうちにあそこに行こう、、、、!!)
ミーナは歩き続けた、ある場所を目指して。
変わっていく景色、しかし、いつも見慣れた光景が続いていた。
「着いた!」ミーナ
そこには、大きな教会があった、、。長い廊下を歩いていくと、きれいな銅像が、点々と置かれていて、スタントグラスから日光が注いでいた、、。
マリアの描かれた絵の前にミーナは立ち止まった、、、。
「神様!どうかりんを天国に戻してあげてください!」
ミーナは、何度も手を重ねて、りんの魂の浄化を祈った、、、。
そんなミーナを憐れむかのようにマリアの目は、ミーナを見つめていた。
「、、、、、終わったと思ったか、、、?」ごくあく
(、、、、またか、、、いつになったら終わるんだこの地獄は!)
「もうお前の言うことなど聞かない!お前は悪い奴だ!!」ミーナ
「フルカス!!」ごくあく
「御意!」「慢心操意(強)!!」フルカス
以前よりも強い力で、足を引っ張られ、電車に乗せられ、ミーナは遠い遠い世界へと連れていかれた、、。
もう当たりは真っ暗だった、、、。辺りはすたれた古屋ばかり。相当傷んでいる。
「ここはどこ、、、?」ミーナ
「地獄だよ、、、!!」ごくあく
「こわいかぁあ?」フルカス
「お前に忠告しといてやる。後ろを振り返るな!いくら気になってもなぁ!」フルカス
そうフルカスが言うと、急に空気が重く、あたりがさらに暗くなるようだった、、。
(なにかついてきてる、、、、!)ミーナ
真っ暗な闇のような者が、ミーナの後ろをへばりつくようについてきているみたいだった!
「に・げ・ろ!!」ごくあく
言われるまま、ミーナは速足でどこがゴールだかわからない道を模索して歩いていく。
1時間くらい歩いていくと、だんだん道がトンネルの中に入り、高速で飛び回る悪霊が目の前を通り過ぎていく、、、。
ミーナは、恐怖で支配された、、、!
「おそろしいかぁ!?早くその、悪霊に憑かれてくちろ!!」フルカス
本当におそろしい時間がはじまった、、、!
(助けて!助けて~!!神様!助けてください!!)(泣)ミーナ
すると、ミーナの目の前に光が差し、豪友愛の国の人たちが助けに来てくれた!
「大丈夫かっ!!ここは危険だ!早く逃げるぞ!」優しい豪友愛の国の人達
「あ、、、ありがとう!」ミーナ
そして、しばらくその人たちがついて歩いて元の世界に戻った、、。
「もう大丈夫だ!よく頑張った、、ここからは一緒に行けないが、、もうあの世界に行っちゃいけないよ!!」優しい豪友愛の国の人達
ミーナは、救っていただいたことに感謝し、その場を後にした。
「ちっ!」ごくあく
「だが、まだ序の口だぞ!ここからさらにお前を苦しめてやる!!」ごくあく
第34話 「ホスへル HosHell」
ホステルに着いて、ミーナはぐっすり眠れたかと言ったらそうではない。拡声終始も、カルトも延々と声を響かせてくるので、眠れるわけがないが、それでもミーナは気をうしなうように3時間くらいかな?眠って起きた。起きてからも、その声はガンガン鳴り響く、、、。
「さあぁあ!また歩け!」ごくあく
言われるがまま歩いていくと、、だんだん地国の様子が変わってきた。
「あれっ?こんなとこだったっけ?」ミーナ
「お前のいる世界は、もはやお前がいた世界ではないのだよ(笑)」ごくあく
「さあ、楽しくなって来たわね~(笑)」アスラ
道は遠く、遠くのびるようになり、建物は少なく?なり、明かりが夜でもスーパに電気がついたり、ひどく不思議で、少し怖いが、前の豪友愛の国の感じかと言われればそうなのだが、、、。カルトの力で、ミーナは別の世界の入り口に入れられはじめたのかもしれない。
「いったいいつまで歩くんだよ、、、」ミーナ
「終わりなどない、、、私たちの話を聞きながら、とにかく歩くのだ、、、」ごくあく
「おまえは、おまえだけがアンドロイドだと思っているだろう?」ごくあく
「それは、ちがう。みんなクロックワークだ。」ごくあく
「そして、お前を作った博士がいる、、、!」ごくあく
「だ、、、だれ?」ミーナ
「私だ、、、息子よ、、、!」ホッティー
「、、、(笑)」(なんやそれ)ミーナ
そんな話を聞きながら、「一服させてくれ!何か飲ましてくれ!」ミーナは言った。
「しかなないなぁあ♡」アルカ
歩いていると、近くにコンビニあったので、ミーナはそこで、インスタントコーヒーを買った。
「おいしいな、、、、」ミーナ
夏が終わり、しばらく時が経った頃、だんだん寒くなってきたミーナの体にしみわたるコーヒーの温かさが嬉しかった、、、。
そして、ミーナは何度も歩き出した、疲れては休み、元気を取り戻しては、歩いた。
「そろそろ帰る気になったか?」ごくあく
「いやだ、、!ここに住むんだ!!!」ミーナ
(まだわかってないんか?あほなんか?こいつ)ごくあく
「もういい、ホステルに戻れ、、、」ごくあく
1時間くらいかけて、ホステルにもどると、
「ごめん、もう今日は予約でいっぱいになっちゃったの、他の店に行ってくれる?」店の人
そして、別のホステルに入ると、、、
「お客さ~ん!ここでいいの~?、、、」ヘルガー
ヘルガーはオッドアイをしていた。
「はい、、、、お願いします。」ミーナ
そして、000の番号が書かれた、カードキーを渡されて、赤色のエレベータに乗ると、長い長い時間上まで登っていった。
「チン!!着きましたよぉお~」ヘルガーの声がインターホンから聞こえてきた。
「疲れたな、、水が飲みたいな」ミーナ
そして、キッチンまで歩ていくと、キッチンの部屋の天井より少し下の木の板にこう書かれていた。怖い女の人の顔の絵がにんまり笑っていた。
「This is the hoshell for a bad child (ここは悪い子のためのホスヘルです)」
「どういうことかな?」ミーナ
「今にわかる、、、(笑)」フルカス
ミーナは、水を飲むと、自分の部屋に着いた。
ベットは何台もあり、ミーナは自分のベッドを決めて寝た。
そして、起きると、辺りは真っ暗だ。窓にも光が入ってこない。
「ここはどこ?」ミーナ
「お前が入るべき場所だよぉおお?」フルカス
暗闇の中、ミーナは光を探して歩いた、、。歩いた、、、。
「まずは1階だな(笑)」ごくあく
「なにが?」ミーナ
「ここは、ホスヘル!自分の悔いが終わるまで出られない」ごくあく
「浄化されるごとに、階が変わっていく。」ごくあく
「一番上の部屋を開けることができたらクリアだ」フルカス
「なんで僕がこんなところに入れられなきゃいけないんだよ!?」ミーナ
「お前が、迷っているからだよ」ごくあく
「その迷いが、お前をこの世界にひきずりこんだ!」ごくあく
「せいぜい反省しな!まずは、正座して、反省しろ。」ごくあく
何時間かたったあと、「よし次の階だ」ごくあく
エレベータに乗ったと思うと、10階に着いた。
そこは、すこし明るみがあり、渡廊下は赤色の木で作られていた。
「お前はかんがえなきゃいけない。お前は自分が裕福な家庭に生まれ、
親から、友達からちやほやされ調子に乗ってしまったな?」ごくあく
ミーナはしぶしぶうなづいた。
「それがいけなかった。お前は、命の尊厳を軽視しはじめ、多くのコールドウインターズや、ホットスプリングズを殺した。お前にその資格はあったのか?」
ミーナは、正座しながら聞いていた。
「だって、そうでもしなきゃ、世の中は変わらないと思ったんだよ!私がなにかしなきゃって」
「他の方法はなかったのか?」ごくあく
「本当にお前のやったことは正しかったのか?簡単に命を消し去っていいのか?」ごくあく
「くぅぅ、、、、」ミーナ
「よし、次の階だ、、、」フルカス
そして、エレベータの乗ると-(まいなす)5回におろされた。
そこには、多くの今でも暗闇で苦しんでいるコールドウィンターズの画像や、ホットスブリングズの悲痛の顔が映り、叫びが聞こえてきた。
「うぅぅうぅ」ミーナ
(いったいいつまで私は苦しまされなきゃならないの?)ミーナ
「次の階だ、、、」ごくあく
次は、1階に戻ってきた。カウンターには、ヘルガーがいた。
「ここで、お前は仕事をもらえ」ごくあく
ミーナは、意味がわからないまま、ヘルガーの前に行き、叫んだ!
「ここで、働かせてください!!!」ミーナ
「?。働きたいのかい?じゃあ、次の日に来な?」ヘルガー
「次の階に行け、、、!」フルカス
「わかった、、、」ミーナ
ミーナが、エレベータに乗ると、しばらくたって元の世界にもどった。
「おめでとう!つぎは何をするわかるか?」ごくあく
「わからない」ミーナ
「歩くんだ!さっき聞いた者たちの声をしっかり思い出しながら、、、」ごくあく
そして、ずっと道は続いていた、、、。
第35話 「マリックが、、、!」
歩く、歩く、もうごくあくのネタが尽きてきたのかと言わんばかりに、ただただ歩かされた。
夜中になったら、近くに水ためがあったりして、足を洗ったりした。
「いったいいつまであるかなきゃいけないの」ミーナ
「そうだろう、つらいだろう。もうそろそろもうなにもかもおしまいにしてほしいと思うようになってきたのではないか?」ごくあく
「そうだね、もう疲れたよ!」ミーナ
「ではもう、違う世界に出たらいいのではないか」ごくあく
「解脱したくないか?」ごくあく
「できるの?そうだね、そっちの世界に連れてって」ミーナ
ミーナは、もうどうでもよくなってきた。もうこの世界にほとほと嫌気がさしてきたのだ。
「ほう、それならばこの修行を続けねばな、、、ははは」ごくあく
「わかったよ、、、」ミーナ
それからだいたい1週間が過ぎたころ、ミーナはぼろぼろになりながら歩いていた。
あるときの夜、マリックの声が聞こえた!
「起きろ!」マリック
「ほえっ?」ミーナ
ホスヘルから出てみろ!
ミーナがホスヘルからでたとき、ミーナの視界には驚くべき姿が広がっていた、、、!
あの映画のワンシーンのように、いやまたそれ以上か、、、次元がゆがみ、見るものはすべて広大で、この世の世界ではなかった、、、。
ミーナが歩けば、道路が勝手にゆがみ、また別の道になる!店は、すっごい小さいものもあれば、どでかいものもあり、ごくあくには入っていはいけないと言われた。それの理由は、考えてみてほしい。
そして、その道の先には、マリックがいた、、、!
「よく、、きたね」マリック
そして、いきなり抱きしめられ、キスをされた。
ミーナは、驚いてその手を振りほどくと、、マリックは言った。
「私の妃になってくれ!」マリック
「いままで散々苦しい思いをしただろう?もういいじゃないか、俺の世界に来て、俺と生きよう」マリック
ミーナは最初微笑んだ。しばらく考えた後、厳しい顔をしてミーナは言ったんだ。
「マリックの気持はうれしい、でも私はあの世界、豪友愛の国が好きなの。あそこで生きたいのよ!」ミーナ
「そうか、、、、お前はThis is veryミーナ(お前こそがミーナ)だもんな。、、、、わかった!もうちょっといったところに、ホスヘルがある。そこで、また眠りなさい。」マリック
言われるまま、適当に歩き、ホスヘルがあったので、、、自分の部屋に行き、眠った。
目覚めると、、、世界は元に戻っていた。
そうそう、ホスヘルでヘルガーに仕事させてくださいって言ったミーナだけど、その次の日言ったら、「もうお前には仕事がないよ」と言われたってさ。
ミーナが、病院みたいな施設に行き、退院し、何日も歩かされて丸1っか月くらいがたったが、ここから物語のこの地国編が終盤にさしかかる、、。
第36話 「サヨナラの時」
「もう、予約がいっぱいで、君はとまれないんだ、、、」ヘルガー
また、言われた、、、。
何かい目だろうか、、、道を進めば進むほど、シャッターが下りて、またふりだし。
カウンターごしに落ち込んで座りながら、ミーナはこの豪友愛の国の異世界に来る前に泊まっていたホステルを思い出していた、、。
そのホステルの名は「バックパッカーズ(BackPackers)」だ。
コリアを離れ、行きついたもう一つの希望。ここがあったから、ミーナはこの国にまた希望を見出していられた。
いつものカウンターごしに、中国系(アジア系)の女性が座っている、、、、。
「1っ泊できますか?」ミーナ
「いいわよ!じゃあ部屋番号は3470ね!」チェリル
そして、いつものようにキッチンに向かう、、、。と、そこにはギターを弾いていた男の人が
2人、まるでスターのように、そのホールの真ん中にいた。
ギターの腕前はぴか一、笑顔が生き生きしていて、周りのみんなが盛り上がっていた!
「まるでお祭りだな、、、」ミーナ
そんな盛り上がりを見せていた宴の中、、、
「よおぉお!かってきたぜ!」テディ
彼は、何本ものビール瓶が入った箱を抱えながら、現れた!
「さあっ!飲め!飲め!」テディ
テディの友達は多かった、、。みんな笑顔で楽しんでいた。
ミーナは、ごくあくに苦しめられ、おびやかされていたので、ほとんど何も飲めず、たべれなかった。
だから、みんなが見るビールをうらやましげに見つめていた、、。
そして、気持ちが外に出て、ビール瓶の箱に近くにいたテディに言ってしまった。
「ぼ、ぼくも飲ましてくれませんか、、、、?」
「、、、、、」テディ
男はしばらく考え、、、、、にっこり笑って、、、、
「よし!そういうことなら、いいよ!」ビール瓶をミーナの目の前にかかげた。
嬉しかった、、、。すごく嬉しかったんだ。そのビールを、ミーナ―はごくごくと飲み干す、、、!
「うぉぉぉ、、、」(うめぇ、、、!)ミーナ
その様子をテディが、満足げに見ていた。
ミーナは、そこで考えた。(ただでもらうわけにはいけない。してもらったんだから返さなきゃ。)
そして、テディの友達にそっと、「ありがとう!おいしかった!」と言って
、50マネを手渡した。
そして、ホステルから出ようとすると、、、、テディの友達が急いで、追いかけてきて、ミーナにそのお金を突き返した!
(いい人なんだな、、、)ミーナ
そして、またごくあくに言われるまま、歩き続け、歩き疲れたらそこで寝泊まりした。
歩いていると、ごくあくが挑発してくるから、いらだってミーナはピアノが弾きたくなった。ピアノを弾いているときだけ、心の平穏が訪れる。音楽は、人の心を助ける力がある。すくなくともミーナはそう思っていた。
しかし、教会に行って、「ピアノを弾きたいんです」と言っても、薄汚れたミーナを相手してくれる人はいなかった。
(仕方ない、、、!)ミーナは、中古ショップに入っていった。そこで安い中古のギターを見つめる。
「これ下さい!」ミーナ 買うしかなかった。ミーナにとって、音楽が今の打開策だった。
しかし、ざんねんなことがあった。ミーナは、ギターが弾けてもチューニングができない。
だから、すこし外れた音でもできる限り工夫して、思うがままに弾いた。
あるとき、そのバックバッカーズに泊まっていると、夜自分のギターを触る男がいた。
彼の名は、ピーター。彼もギターがうまい。彼が私のギターのチューニングをしてくれていた。
「ありがとう!」ミーナ
「いいよ!僕も、こうやって弾かせてもらってるしね!」ピーター
そして、ピーターにギターを教わった。ピータは、ミーナにパワーコードを教えてくれた。
ギターで、癒しを覚えたミーナだったが、ごくあくの責めは激しく続き、ミーナは夜は大声で泣いていたこともあった。
「お前があの子を殺したんだ。」
「大蛇のみんなや、グリーンビレッジのみんなは、みんなお前の心の声や周りの声も我慢して必死にお前と文句を言わず働いていた。その気持ちお前にわかるか?」
ミーナは、その後、自分を責め、一日中ベットに寝込んでいた。
そんな時、ベットのカーテンをさっと開いて、「散歩に行こう?」って言ってくれたのが、
ティーオだ。彼は、確か南アメリカ系の人だ。
ティーオは、あまりしゃべらない。だが、彼のやさしさだけは痛いほど伝わってきた。
ただティーオと歩く朝は、あたたかく、気持ちがよく、ミーナの心が洗われるようだった。
途中で、ティーオはちいさな天使のようなイラストが描かれた紙が出店で売られていて、それを買ってくれた。ミーナは、あとにその紙を、自分の大切にしている日記に貼り付けた。
ミーナと、ティーオは折り返しているところだった。
その時、ごくあくが、、、
「あいつは、お前を騙している。お前を、外に連れ出してさらうきなんだ。」
「でも、、」ミーナ
「彼についていってはならない」ごくあく
ミーナは、「ごめん、これ以上には一緒にいけない、別の道で帰るよ、、、」とティーオに行った、、、。
「そうかい、わかった」ティーオ
そして、寂しそうにティーオは歩いて行った。
少し後、ティーオが行った道をみつめながら、ごくあくとの押し問答を繰り返していたが、ミーナは、口をくいしばり、ティーオの後を追った。
遅くはなかった。
ティーオは、ゆっくり歩いていたのか、待っていてくれていたのか前を歩いていた。
「ティーオ!」ミーナ
そして、ミーナはティーオと歩き、帰っていった。そして、連絡先を交換した。
ここまでが前のはなしだ。
そんな思いでにふけりながら、ミーナはホスヘルをあとにした。
真夜中またごくあくに言われるままに歩いていると、ティーオや、ピータ―ともう一人の友達がいた。酔っていた。楽しそうに笑いながら話をしていた。
「やあっ!」ミーナ
「やああ!」ピータ― そう言って、みんなはぼくを迎え入れてくれた。
しかし、ここでもごくあくがそれを許されない。
ミーナは、ティーオたちと「行かなきゃいけないところがあるんだ、、、またね、、、、」と別れを告げ、朝になるまで歩いた。
「ごくあく、、、、、もう許してあげな!」アスラ
「もう十分やろ」アスラ
「いやまだだ、、、まだ、、、!」ごくあく
「ごくあく!!」アスラ
「しかたないのう、、、」ごくあく
「ミーナ!お前はもう帰るんだ、、、帰れジパングへ!」ごくあく
「いやだ!!!僕はこの国に住むんだ!!!」ミーナ
(は~~、こればっかり、、、、)(どあほめ!)ごくあく
「、、、、、、お前の姪が犠牲になってもか、、、?」ごくあく
「なに?」ミーナ
「お前の姪は、ジパングでお前が戻らなければ死ぬと言っているぞ!!」ごくあく
「えっ、、、、えっええええぇぇぇ、、、」ミーナ
「それは困る、、、、」ミーナ
(馬鹿な奴だ、、、ほんとに何でも信じやすい、、、)ごくあく
ミーナの姪、チェリラは、ミーナが子どもの頃から大切に見守ってきたミーナの大切な存在で、そんなことを聞いて、無視できるほど、ミーナは薄情ではなかった。
「わかった、、、帰るよ。」ミーナ
「そうだな、、、帰るのがいい、、、向こうでチェリラが待っているぞ!」ごくあく
「ミーナはん、ようやくわかりはったな!なにを大切にしなきゃいけないか」ほってぃー
朝日が、昇り始めた、、。白く明るい、だいぶ寒くなった日だった、、、、。 37話につづく、、、
37話 「次にミーナのいくところ」
ミーナは、歩いていた足の向きをふと変える。
ミーナは別の方向に向けて歩き出した! 駅の方向だ。
「そうだね、行くところは決まってるよね」アルカ
しばらくたつと、あのおおきな建物の前だ。
グリーンビレッジ、、、ミーナがはじめて仕事をもらい、みんなと蛇ワークと戦った場所。
「きたんだね」アスラ
「、、、来ると思っていたよ」ごくあく
そして、自動ドアが開く、、、中を進んでいくと、、、グリーンビレッジだ。
グリーンビレッジの前で、ミーナはその店を見つめていた、、、。
ほんとうにお世話になった場所、、、。こころから仕事が楽しいと思えた場所、、、。
中は、今日も人でいっぱいだ。
その人たちの前を通っていく、、、。
「、、、、ミーナ!」最初に気付いたのはチャチだった、、、。
「どうした?」チャチ
「帰るんだ!自分の国に!」ミーナ
「おう!帰れ!それがいい!」チャチ
ミーナは、まだそこにいた。
マイケルの姿はなかった、、、。
ミーナは列に並んでいた、、、。
たべたかった、、、どうしてもたべたかった、、、。マイケルが、ミーナにまかないで出してくれた、甘辛いトマトスパゲッティー、、、。おいしかったんだ。うん、、、とっても。
ごくあくたちはそんな何も言わなかった。「お世話になったな、、、お前はここで、、、」とかかな。
列に並びながら、ミーナは待ちわびていた。マイケルはいなかったが、、、チャチがいる。チャチが、マイケルにそのレシピを教わっているのだろう。こころよく作ってくれた。
「、、、、ほいよ!」チャチ
ミーナは、がっついた!何日も食べてなかった、、、。一たび口に含むと、、、あの懐かしい味が蘇ってくる、、、!
(、、、、マイケルの味だ!)
ミーナは、泣きながら食べた、、、!(おいしい、、、、おぃしぃい、、、、(泣))
これで、グリーンビレッジのみんなとも会えなくなる。さみしさと、出会えた喜びで、ミーナは、つらくて、悲しかった。嬉しかった、、、。
チャチのトマトスパゲッティを食べ終えると、ミーナはレジに並んでいた。
もちろん、お代をはらうためだ。
「、、、、、」しばらくすると、ビックダディが、ミーナの腕をつかんで控室につれていった。
「えっ?お代は、、、?」
「気にしないでいい。それより大丈夫なのかい?」ビックダディ
「マイケルに会ったか?」ビックダディ
「、、、会ってません、今日は休みですか?」ミーナ
「マイケルはね、、、。仕事を終えたんだ。マイケルは帰るんだ。自分の国に。充分働いたから、、、」ビックダディ、、、
「大丈夫かい、、、また来るかい?」ビックダディ
ミーナは、涙をおさえきれない。今までお世話になったこと。ビックダディのやさしい、そこまで詮索しない言葉かけに、我慢できなかった、、、。
「(ぅぅぅ)、帰るんです!自分の国に!」ミーナ
「そうか、、、気をつけてな。君は、僕たちの家族だ。いつでも連絡してきなさい」ビックダディ
そういって、ビックダディは名刺を渡してくれた。
そのときから、ミーナの心の中で、ごくあくが繰り返しささやきはじめていた。
「ここは、、、もうお前のいれる世界じゃないんだ。時間がない、、、早くお別れをしなさい」ごくあく
「あ、、、ありがとうございました。本当に楽しかった、、、。本当に楽しかったです。
」ミーナ
すると、ビックダディはマイケルに電話しはじめた!プルルル、、
そして、その携帯を、ミーナに手渡す。
「ミーナ!元気かい!?今どうしてる?」マイケル
(マイケルの声だ、、、!)ミーナは、また涙がでた。
「うん、元気だよ、、、うん、、、うん、、、」ミーナ
「前に出会ったあの場所であえるかい?」マイケル
「うん」ミーナ
「じゃあ、、、待ってる」マイケル
そういって、、、ミーナはもっと、居たい気持ちを抑えて、チャチのところに行く!
「チャチ!ありがとう!帰るよ!スパゲッティおいしかった!」ミーナ
「ああ!またな!」チャチ
そして、ミーナは、歩き出した!
そして、しばらくたったあと、、、マイケルの待ち合わせ場所に着いた!
ミーナはマイケルを待っている間、いろいろなマイケルとの思いでを思い出していた。
仕事で、へまをすると、マイケルがいつも「だいじょうぶ!」となぐさめてくれたこと、たいてい帰るとき、「お腹空いてるか?」「ほんとによく食べやがる」と言って、スパゲティとか、まかないを弁当にしてくれたこと。マイケルと、夜の街で笑いあってしゃべりながらごはんをたべたこと。あのときの、ビールの味、光景。
、、、すると、マイケルがきた。
「やあ、、、、元気かい?」マイケル
会った瞬間、ぼろぼろと泣き出すミーナ
「もう病気はいいのかい?」マイケルの一言一言が、ミーナを気遣い、ミーナをさびしくさせた。
(この人と、もう会えないのか、、、、)
ミーナが悲しんでいると、、、マイケルは、ゆっくり話をしてくれた。
「世の中は、今日もいつも通り回っているんだよ、、、。みんな同じ通り同じ毎日を送り、同じ日々がすぎていく。何も変わらない」
マイケルが、ちょっと深い言葉を、豪友愛の国の言葉で言うので、ミーナは不思議そうな顔をすると、、、
「ようはね、let it beだよ」って教えてくれた。
マイケルの優しい言葉に、涙がとまらないミーナ。こらえながら、でもやはりでてしまう涙、、、。涙、、、、。自然に、流れ落ちてくるんだ。自分の気持を我慢しようと思えば思うほど、それにあらがうように、涙はわき出てくる。
「お前は、早く離れろ」ごくあく
「ここは、もうお前のいていい世界じゃないんだよ、、、」ごくあく
悲しみをこらえながら、ミーナはマイケルに最後の別れを告げた。
「ありがとう、、、、、こんな僕にやさしく接してくれてありがとうね」
すると、、、マイケルも悲しそうに、、、気まずそうに言ったんだ、、、。
「母の病院代が、、まだいるんだ、、、。少しわけてくれないかい、、、?」
ミーナは涙を腕でふいて、、、
「いいよ!はい!」と、躊躇もなく200マネを手渡した。
そして、必死に笑いながら、「じゃあね!」と言って、ミーナは歩き出す。
マイケルの顔がだんだんと小さくなっていく。
「つぎに、お前がどこに行けばいいかわかるか?」ごくあく
「わからない。教えてくれる?」ミーナ
「あの、コリアという宿覚えているか?天にも昇る高いマンションの塔があっただろう?」ごくあく
「そこに迎え!そこに、お前を待っている奴がいる!」ごくあく
38-39話 最終話「豪友愛の国のみんな!ほんとうにありがとう!」
ミーナは急いで向かった!あの天高くそびえる高層マンション!かつてミーナを大切にしてくれたコリアという宿のその先へ!
「ぜぇ~ぜぇえ~!おぇっ!」ミーナ
「疲れているだろうなぁ」ごくあく
「しかし、時間がありませんぜ、ミーナはん!」ほってぃ
「日が昇ってしまうわよ!」アスラ
「長かったね!楽しかった?」アルカ
「手―焼かせやがって、悪役も大変やぞ!」フルカス
その高いマンションを登っていくと、屋上に出た。うっそうと草木が生い茂っている、、、!
ミーナが、目の前を向くと、そこに待っていたものは、、、、!
明るい黄色の色をした10メートルもの巨体の鳥が休んでいた、、、。
「きよったか、、、、」
「きみは誰?」
「おお、わしか!わしはビックラブバードの愛夢や。鳥の世界のギフティッド。だからこうしてしゃべれるし、こんなに大きなった。人間たちにも重宝されてるわ」愛夢
「君が乗せていってくれるの?」ミーナ
「そや、わてはそのためにおる。グレーテストクリフに帰りたいんやろ?知ってんで」愛夢
「よかった!間に合った!」ミーナ
「しかし、条件がある、、、。 10000マネや。そんなけかかる。」あむ
「、、、高くない!?」ミーナ
「そりゃそうや、お前この巨体維持すんの大変やねんで。しかも、お前は、この国にお世話になってんやろ、みんなにお前の感謝を示さなあかんのんちゃうか?」あむ
「、、、、でも僕アルバイトでためた5000マネくらいしかもってないよ?」ミーナ
「あるやろ、、、お前の大切な宝物が、、、!」あむ
あむは、ミーナの鞄のポケットを、くちばしで指している、、、。
その中にあったのは、日記だった、、、。
「お前の財産やろ?」あむ
「こんな日記が、5000マネもするの!?」ミーナ
「お前の旅は、その日記を参考に書かれたんやろ?そんくらい貴重なんや。裏オークションで、すでに100000マネの値がついとる。みんな、お前のその日記がほしいんや」あむ
「あとギターも置いてき、長旅になる。重さ制限もあるんや」あむ
この日記は、ミーナの魂だ。ミーナに、豪友愛の国のみんなが言ってくれた言葉や、電話番号、勉強してきたこと、豪友愛の国の言葉の勉強内容、日記そんなことが綴られている。
「お前のすべてをそこにおいていけ」あむ
「しかたないな、、、帰るにはそれしかないか、、、」ミーナ
ミーナは、自分の荷物をすべて置いて、あむの背中に乗った!
「痛っ!!」あむ
「これやから、人間は嫌や。誰でも勝手に背中に乗ったほうがいいっておもとるやろ」あむ
「どっかの映画のみすぎや、背中は重いんや。腰痛が、重くなるし、、、」あむ
「ごめん、じゃあ、どこにのればいいの?」ミーナ
「口や!」あむ
「口が一番楽や!はよ乗って」あむ
そして、ミーナは、あむの開いた口に乗り込むと、、、
「くっさぁああ!!!」ミーナ
「しゃーないやん!口ってそんなもんや~」あむ
「、、、、おぇっ」あむ
「え、、、、、なに?」ミーナ
「いや、、、ひさびさに口に入れたからえずいてもうた(笑)」あむ
「うそや、、、!背中でいいよ、、たまに人間からかいたくなんねん」あむ
「なんやねん、、、、!」ミーナ
「ほな!いくで、、、、」あむ
あむは、大きな翼を広げた、、、、!
「ミーナ、、、見てみ!豪友愛の国からサプライズやて!」
(ぴゅーーーーーーーーどかーーーーんn)
ミーナの頭上に花火が、上がった、、、、!
「えっ、、、、!今昼なんじゃ、、、、」ミーナ
「知らんがな、、、、作者の都合じゃ!最後くらい花火あげたったほうがいいんちゃうかおもたんちゃうか?」あむ
そして、マリックが、空にプロジェクションマッピングする。
そこには、豪友愛の国で会ったみんなが映し出されていた、、、、!
「ミーナ!!よく頑張ったね!」マイケル
「あっちへ行っても元気で!」ビックダディ
「ALL GOOD? Bro!!」チャチ
みんなが、手を振っていた、、、。
あむは高く、高く、高度を上げ、空がどんどん右にスライドしていく、、、
「とうとう帰ったんだね、、、豪友愛の国は楽しんでくれたかな?」豪友愛の国の人
「私たちは、私たちの出来ることをした、、、!もう終わっていいでしょ!」
39話「すべてが戻った日」
何日かたったある日、、、ミーナはジパングのグレーテストクリフの地へ戻っていた。
その日は、なぜかざざぶりのあめだった、、、。
自分のふるさとの戸をたたいた、、、。
返事はない、、、、
「お前が消したのだからな、、、、」ごくあく
「ここは、前お前が住んでいた家ではないんだよ、、、」ごくあく
ミーナは、つらい気持ちを、涙を抑えて、また戸を叩く、、、、。
返事はない、、、、
ミーナの目から涙がこぼれていく、、、。
プロト「なんで、こんなやつ助けたんだ、、、、こんなふけばとぶようなやつ!」
プロト「ほんとによわってちくて、人の助けがなきゃ何もできないやつ!それなのに、こいつは、人への恩義を忘れる!今までしてもらったことの大切さがわからない!」
「なんでみんなこいつを支えんだよ!?訳わかんねーよ、自分はこいつだとでも思ったのかよ?かわいそうなやつとでもおもったのかよ?そんなんこいつもねがいさげだったろ?」
マリック「ちがうよ、ミーナは、いつも救いを求めてた、みんなに救いを求めてたんだよ?この世界から出ていったほうがいいって言うほどに、、、逃げ出したいと思うほどに、、、」
下を向いて、、、うつむくミーナ
「ここは、もうお前がおっていいような世界じゃない、、、、早くここから去れ!!」ごくあく
涙が枯れ、、どうしようもなくなったミーナ、、、、
「、、、、ありがとうございました、、、、、今まで本当にありがとうございましたあああああ!!!!!!」「こんな僕を育ててくれて、、、、ありがとうございましたた!!!」
理性より先に、声がでた、、、。今までの感謝を示してこなかったミーナ。もし、最後に家族が聞いていたらと希望を抱いたのか、、、。それともただ叫びたかったのかわからない、、。
気が付けば、大声で叫んでいた、、、。
プロト、、、「たしかにこれで終わってもいいのかもな、、、でもやっぱり仕方ないのだろうな、、、」
プロトの周りにおぼつかない光が照り始めていく、、、
運命を司る者の力 「朝燦慕始、、、、!」
すると、ミーナの家の上から人影が見えた、、、、。こちらの様子をうかがっているようだ、、、。
ミーナは、その陰に期待して、、、「今までお世話になりましたああああ!!!!」と叫んだ!
すると、ミーナの家の戸が開き、ミーナの母proseedが飛び出してきた、、、。
「なにをしてるの!!!今までどこ行ってたの!!」プロシード
プロシードは、ミーナの頭を痛いくらいに腕で抱きしめ、、、なんどもミーナの背中をさすった、、、。
そして、ミーナのホットスプリングズたちもでてきた、、、。
「これで終わったんだ、、、、」「最後になんて言えばいいかわからないけど、、、、」
「おつかれさん!ミーナ!ミーナを見ていてくれた多くの人たち!」
「ありがとうございましたああああ!!!!!」