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おまけ4
別の場所にて
山小人の里や坑道跡地からも離れたどこか。
そこでメーデンは一人、誰かに向かって話をしていた。正確には、話す先には人影は一つも無く、交信魔法と類による会話をしていた。
「だーってェ!やーっと見つけれたと思った矢先にだよォ?つい『うれしくて』手が出たってやつゥ?それでやろうとしたらあっちが邪魔して来て、興が削がれたって言うかさァ。」
だらだらと言い訳を漏らし、反応からして話し相手から説教されている事が分かった。それでも気にする事無く、メーデンは聞かれてもいない事を延々と話し続けた。
「それにしてもさァ、さっすがだよねェ。あそこまで近づくまでこっちも気が付かなかったんだもんなァ。やっぱ、あれくらいの気配でなきゃ、こっちのやる気も出ないよねェ。次会ったら声も出さず、出させる事も無く首を」
言いかけて話を止めた。話し相手に何かを提案されたらしく、聞いていたレーゼンは、徐々に話し相手の提案に乗り気になっていった。
「んー分かったァ。次は『魔法協会東支部の研究所』だねェ?んじゃあちゃちゃっと行ってきまーすゥ!」
言った瞬間、スズラン達の時と同じように姿を消した。




