第3話 魔人召喚の儀式
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警備員尾砂達がヴェロキラプトルと戦闘をしている頃。友司と空子は地下室に着き、松明のようなライトがついた。遺跡のような石造りの広い部屋で床に魔法陣があり、その上に直方体の祭壇がある。
「早く儀式をやろう。魔人を召喚して、あの恐竜を倒す」
「それしかないもんね」
このままではあの恐竜に殺されるので、なんでもやる覚悟がある。
「じゃあ、なるべく肌を露出してくれ」
友司は探索の書を読んで儀式のやり方を覚えており指示を出した。
「分かった」
敵がいるので躊躇なく剣を置き、パレオをとってビキニ姿になり、サンダルを脱いで裸足になった。
「祭壇にあがって横になってくれ」
「分かった」
空子は友司に従い、祭壇にあがって横になった。
「ここからは我慢してくれ」
少年は丈夫なロープを出して素早く華麗な動きで両手首と両足首を縛り、祭壇の四隅にくくりつけX字に拘束した。
「あっ」
丈夫なロープはきつく動けなくなり少女は少し不安になって手の指と足の指を動かした。
「うい! ネズミ!」
ネズミが顔の横に現れたので空子は嫌がり顔を背けた。ネズミが彼女の顔をかもうとした時、友司はつかんで止めてかざした。
「むん!」
ネズミを強く握りつぶし血を彼女の体にかけ顔にかからないようにした。自分の血をかけるつもりだったがネズミで代用した。
「うあう!!」
覚悟があってもネズミの血をかけられているので悲鳴をあげた。血の感触とにおいで気絶しそうになった。
「びこうんむ!!」
動けない少女は悲鳴をあげることしかできない。
血が出なくなり友司は握りつぶしたネズミを捨て、血がついていない手で探索の書を出した。
「あっ」
探索の書を見て空子は一気に不安になり緊張している。
「いくぞ」
儀式に集中し探索の書を開くと古代文字が浮かんだ。その古代文字を見ながら血がついている手の指と少女の体にかけた血で古代文字を書く。
「うう、うう、うううううう」
くすぐったくて気持ち悪いが書くのを邪魔しないように歯をくいしばり両手首と両足首のロープを引っぱって耐えている。彼女が動かなかったおかげで、きれいに書けた。
「次は」
古代文字を書き終えると消えて別の古代文字が浮かび、読めるように翻訳されていた。普通なら読めない古代文字が読めるので間違えることなく友司は人間の言葉とは思えない詠唱をした。
「ああっ!!」
不気味な詠唱で血の古代文字と手の血は消え、少女の体はなんともない。しかし恐怖があり空子は耐えながら早く儀式が終わることを祈っている。
石の床が割れて埋まっていた石棺が出てきた。石棺が開くと博物館のものを集めて人の形になっていく。
儀式は生け贄の女性に血で古代文字を書いて撒き餌のようなものにし古代文字の詠唱をして魔人を召喚するものだった。
魔人が顕現して儀式が終わるまで詠唱を続ける。
「美女能力者のお腹にある別空間で特訓をして強くなった中途半端な能力者」と「名門貴族の男の娘の残酷オスガキ無双」も連載中です。




