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非正規団員の小事件集  作者: ライトニング
3章 博物館の儀式編
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第1話 人間の生け贄

 横死丸が女性を殺した次の日の朝。相棒の種の木が少し成長し綱士と同じくらいの高さになった。


「ホテルで内臓がない女性の死体を発見と多発している強盗殺人とは物騒だな」


 友司は物騒な事件を知り、戦塾第五基地の食堂で朝食をすませた。横死丸がやった儀式と殺して金目の物を奪う連続事件で調べており教えてくれた。


「十次郎の話だと、ベッドの周りに魔法陣があって女性は生け贄のように拘束されていて内臓がきれいになくなっていた」


 十次郎が教えてくれた情報で少し気分が悪くなり、手がかりが見つかるかもしれないので探索の書を出して開いた。


「これは」


 横死丸がやった儀式ではないが違う儀式の文字と絵が浮かんだ。


「生け贄で魔人を召喚して味方にする儀式?」


 興味が出て読む。


「安全な方法だな」


 横死丸がやった危険な儀式と違うので、やろうと思えばできる。


「生け贄は若い女性。生け贄は」


 この儀式には若い女性が必要だった。いくら安全でも生け贄になってくれる物好きな知り合いはいない。


「頼んでみるか」


 頼める相手がいたので友司は席を立ち移動して、その人物を捜す。


 ◇


 戦塾第五基地の外。友司は空子と儀式の話をしていた。今日の彼女はポニーテールではなく背中に届くほどの長い金髪の三つ編みだった。


「儀式の生け贄」


 生け贄にいい意味はないので彼女は顔をしかめた。


「生け贄といっても体を切って内臓を捧げるようなことはせず少しいやらしいことをするだけだ。それを黄美に頼もうと思ってる」

「どうして黄美に生け贄を頼むの!?」


 親友に生け贄を頼もうとしているので空子は怒った。


「頼めばやってくれそうな若い女性で他に頼める女性がいないからだ。それに黄美の体は普通じゃないから生け贄に向いてる」


 ちゃんとした理由があり説明した。


「とにかく黄美を生け贄にするのは絶対ダメ!! 生け贄なら私がやるわ!!」


 親友を生け贄にしたくないので空子は自分が生け贄になることを提案した。


「そうか。協力に感謝する」


 生け贄ができたので友司は喜び、心の中でホクソ笑む。黄美に生け贄を頼もうとすれば、こうなることは分かっており苦労せず自分の意思で生け贄にすることができた。黄美がいると空子と同じことをいって面倒になるので彼女がいない時に話した。


「それで儀式はどこでやるの?」


 少し不安だが今さらやめる気はなく儀式をやる場所を聞く。


「邪魔にならないうってつけの場所がある。博物館の地下室だ」

「博物館の地下室?」


 場所を聞いた少女は首を傾げた。


「そこなら儀式ができるの?」

「博物館には儀式関係のものが豊富で許可があれば、おれ達団員が使用しても問題ない場所だ」


 探索の書で儀式に必要なものは分かっており博物館にあるので儀式がやりやすい。博物館にはダンジョンなどで見つけた宝を寄贈する団員や守る団員がいるので友司達がいっても問題ない。


「準備などはおれがする。儀式のことは黄美にいうな。おれ達だけで行う」


 黄美がいると空子の代わりに生け贄になると言いだして儀式の邪魔になるかもしれない。十次郎や綱士は忙しいので今回は二人だけで行動する。


「分かったわ」


 空子も親友にいえば面倒なことになるのが分かっていた。

 友司は儀式の準備をし、生け贄の空子はやることがないので待つ。

 空子が生け贄になりました。

 「美女能力者のお腹にある別空間で特訓をして強くなった中途半端な能力者」と「名門貴族の男の娘のオスガキ無双」も連載中です。

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