瞳の中の小宇宙
瞳の中に映るきらびやかな小宇宙
散りばめられた数え切れないほどの星屑たち
私の瞳の中でだけ小宇宙は成り立っている
私の知らない間に誕生と消滅が繰り返されている
ゆっくりと星屑は中央に集まっている
伸縮するブラックホールが飲み込んだり解放したり
鼓動に合わせてブラックホールは生きている
いつまでも閉じない博物館のようだ
硝子の向こうではいつまでも小宇宙が生き続けているのだ
この小宇宙が終わるのはいつだろう
きっといつかは終わってしまうと分かっている
その日まで小宇宙には何を誕生させようか