10.エスカレートとまさかの...
とりあえず風呂から上がって服などを着た後、飲み物をリビングに取りに行こうとした瞬間
「カチャッ」
え...左手首に手錠つけられたんですけど...てかなんで家に手錠なんかあるんだよ。この人の思考回路がますます気になるわ!
「何逃げようとしてるの?お姉ちゃんから離れたらダメだよ?絶対離さない。てか一生このままで居る?お姉ちゃんとずっと繋がったままで居る?その方が雌豚も寄らないもんね!」
「あの、飲み物取りに行くだけなんだけど...」
「そうだったんだ!こ〜ちゃん浮気者だから監視してないと不安なんだよ?いつどこで誰と何をしているのか24時間365日知りたいんだよ?だから寝る時はお仕置きして、明日は土曜日だから一日中家でねっとりイチャイチャしようね!」
話が通じてない。これは過去ベスト3に入るような気がする。ちなみに今までのベスト1位は中学2年の時、ゲーセンに行きたいからって沙耶ねぇに反抗してしまったら24時間永遠とここでは言えないような事をされた。もう二度と逆らわないで置こうと心に誓ったのもこの日。なのでここは素直に受け止めよう。
「分かった。明日は付き合うから飲み物とりあえず取りに行って良い?」
「わかった!とりあえずリビング行こうか❤️」
駄目だ完全目の奥が妖艶な感じになってるやばいぞ...
リビングに行くと康太のスマホに着信が来た...
柳生美紅から着信があります。
沙耶ねぇがボソッと呟いた。
「邪魔すんじゃねぇよ泥棒猫...そうだ!良いこと思いついた!こ〜ちゃんその電話出て?」
「あ、あぁ。」
「もしもし康太?明日って空いてる?久しぶりにか、買い物でも行かない?」
その瞬間沙耶ねぇがニヤリと笑った。
「代わってこ〜ちゃん」
何する気?
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