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セピアの記憶
「青春は、短い!宝石の如く、それを惜しみなさい」
誰かが言った。
僕は、まだ未成年だった頃に、何気に、それを書き移して、自分の部屋に貼った。
まだ、その意味は、よく知らなかったのか?
いや、「今」だから、よく分かる。
僕は、その意味を理解していたのだ。
誰かが、何かを好きなように発言する現代。
うっとりするようなこと。
インパクトのあること。
厳しいこと。
吐き気を催すこと・・
おっと、失礼!
他人の批判は、僕の望むことではないし、最も嫌うことだ。
少し話が遡り過ぎたかもしれない。
もう一度、しきり直そう。
シンプルに。
全ての始まりは、あの事故からだった。
光と音だけが、僕の脳裏に、しっかり焼き付いている・・
あの光と音が。




