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ルークルイリス物語  作者: 梅雨前線
王都脱出編
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テアディース教教典 第三章

『海が荒れ、いくつもの大陸が生まれた。その中ではじめに生まれた大陸は美しい正円の形をしていた。神はその美しい正円の大陸に人間を創った。人々は大陸を発展させた。正円の大陸は人々に恵みを与えた。正円の大陸はその美しい形をもって神の力を循環させた。人々は循環する神の力を借りることができた。傷を癒し、火を生み、空を飛んだ。人々はそれを魔法と呼び、神に感謝の祈りを捧げた。』


『人々は空を飛び、神に近づこうと天空へと昇って行った。しかし神は、人間が天界に来ることを許さなかった。神は大陸に循環する神の力から、空を飛ぶ力を奪った。人々は翼を失い、神に懺悔した。』

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