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テアディース教教典 第二章
『正円の大陸には大自然が広がり、深い森の奥には赤、青、黄色と美しく輝く花が咲いている。海は金色の波を纏い、草原には天にまで登る大樹が根を張っている。天翔ける馬、地を統べる大蛇、そして神が住まう山々の守護神たる大鷲。それぞれがこの大陸を守っている。神は世界を愛し、人々を愛した。愛は形となり、世界を美しく彩った。人々は恵みを享受し、美しい正円の世界でさらに繁栄をした。神は人々を見守るために、様々な形となって世界に降り立った。人々は草木や動物全てを愛し、敬い、信仰した。』