月の蘇る-4-

前部までの情報

地名・登場人物

【地名】◎国名　◯地名

◎繍(シュウ)…山脈より南を支配する国

◎苴(ソ)…山脈の北西部を支配する大国

◎戔(セン)…山脈の北東部を支配する大国

◎灌(カン)…苴と戔に挟まれる小国。元は戔の一部

◎哥(カ)…大陸の北部全体を支配する大国。他の国々とは人種、言語を異にする。

◯梁巴(リョウハ)…繍、苴、戔の間にある山脈の中の集落。長く独自の文化を保ってきたが、繍苴の戦により滅ぶ。

◯北州(ほくしゅう)…戔の一地方。金鉱脈がある。

◯壬邑(ジンユウ)…北州の北に位置し、哥との国境がある戔の地方。戦の部隊となった。

【主な登場人物】

朔夜(サクヤ)…梁巴出身の少年。破壊と治癒の力を持ち、不老不死。繍で月夜の悪魔と呼ばれる。

龍晶(リュウショウ)…戔の王位継承者。幼少期に母と共に王位を狙う反逆者とされ不遇の少年時代を送る。

華耶(カヤ)…朔夜の幼馴染の少女。他の梁巴出身者と共に灌で暮らす。

桧釐(カイリ)…龍晶の従兄。北州長の息子。龍晶を担ぎ、反乱を起こす。

於兎(オト)…桧釐の妻。朔夜らとも長く付き合いがある。

皓照(コウショウ)…不老不死で、絶大な力を持つ謎の男。傭兵集団『玄(くろ)の弓』を率いる。

燕雷(エンライ)…皓照により不老不死となった男。元は戔の出身。今は朔夜らと行動を共にする。

宗温(ソウオン)…皓照の手下で戔の武将となり諜報活動をしていたが、龍晶らと共に反乱を起こす。

祥朗(ショウロウ)…龍晶の義理の弟。幼い頃孤児であった所を朱花に拾われる。失声症。

朱花(シュウカ)…龍晶の母親。前戔王側室。長く行方不明だったが、獄死していた。

硫季(リュウキ)…龍晶の腹違いの兄。戔王だったが、反乱により民に撲殺される。

藩庸(ハンヨウ)…硫季の側近だった男。王と共に龍晶を甚振っていた。

明紫安(メイシア)…哥の女王。不老不死で、遠くの出来事や未来を見通す力を持つ。

暗枝阿(アンシア)…明紫安の双子の弟。行方不明。

香奈多(カナタ)…明紫安の側近。不老不死で、少女の外見を持つ。

瀉富摩(シャフマ)…哥の大臣。王に代わり政を一手に引き受ける。

燈陰(トウイン)…朔夜の父親。幼い朔夜に刀を教え、力に目覚めさせる。