表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

俺のステータス、ぶっ壊れてました

黒須のキャラがブレブレです。

あと、スキルって何書けばいいのかいまだにわからないんですよね(笑)

マスター?なんの話だ?どういうことだ?

そう混乱している間にもそいつは感極まったような声を上げて俺を見てくる。

「ます、た、いき…■デスか、〇×△■?」

どうやらこのゴーレムは壊れかけているらしい。もはや言葉が出せない様子だった。俺はそんな相手をまじまじと見つめる。ところどころ服が破けている。服装からしてメイドっぽいな、破けた服からは関節部位が覗いている。もう本当に壊れる寸前のようだ。

「…そうだ、スキルでなんか直せたりしねえかな?」

そういって俺はステータスウィンドウが出るように強く念じる。すると目の前にウィンドウが表示された。

===========================

【名前】サヴィルシェーンヌイ・ミールィ・イスキローテリ

【性別】女(中身は男)

【種族】吸血鬼

【称号】吸血鬼族に君臨する姫、神の加護を受けし者、選ばれし者

【ステータス】

魔力量:測定不可能。多分魔王と同等かそれ以上。

精神:まるで鋼。というかダイアモンド。

賢さ:まぁそこそこなんじゃない?

耐久:盾がいらないんじゃないかな?ぐらい。

持久:凄いね、吸血鬼の比じゃない。

能力(スキル)

魔法全般、古代魔法、神聖魔法、聖魔法、闇魔法、隠蔽、隠密、気配遮断、誘導、鑑定、テイム、魔物使役、創造、各種耐性

独自能力(ユニークスキル)

吸血、魔眼

究極能力(アルティメットスキル)

全テヲ狩ル者(バルバトス)神眼(カミノメ)色欲ノ王(アスモデウス)意地ッ張リ(ピスマタリス)強欲ノ王(マモン)

===========================

…………………………………………………。




































いや、チートすぎません?

思わず固まってしまう。神様から聞いてたけど流石にここまでチートだとは思わないだろ、世界のバランス崩れるんじゃねーのこれ。大丈夫ではないよな、少なくとも。うわぁやべぇ、自分のスキルに引く日がくるなんて思ってもみなかった。

…………って、あれ?性別…俺、女になってる!?

「おい、そこのお前!!」

「!?」

「今の俺の姿はどう見える!?女か!?」

「え、と…〇★、××…?」

あ、そうだコイツ喋れねーじゃん。どうしよう、困ったなこれ。見た所ゴーレムを直すスキルなんてもってなさそうな…。

≪スキル:従者ヲ直ス者(ゴーレム・セラペヴォ)を獲得しました≫

え、何今の。神の声?天の声?機械のような感じだったけど…もしかして、神様の気まぐれか…?いや、あの自由な神様ならありえねぇ話でもねぇか。うん、気にしたら負け気にしたら負け…。

「とりあえず直すから待ってろ、えー…と、どうやるんだ?」

≪適当にそれーっぽい台詞を言えば直るお☆≫

ああついに敬語すらやめちゃったよ、本性表しちゃったよコイツ(神様)。あーあ、興ざめだわ。

≪ひっどい言われようだお☆≫

「さて、じゃあ直すぞ、そこになおれ!」

≪ついには無視とか酷すぎるんだお…☆≫

俺はそのゴーレムに向かって右手を突き出してどんな台詞を言うか考えていた。うーん、なんか厨二病っぽい感じの方がいいか。っていうか、今俺結局性別わかんないからなぁ、どうしたものか。…「俺様」とか「私様」とか「妾」とか?実際どーだかわかんないけど、とりあえず中身は男だから「我」でいいか!

≪選択肢になかったものにするのかお!?☆≫

「…『この者を癒す魔法(チカラ)よ、我の(魔力)を使い、実現させよ』。」

自分でも言っててよくわからない言葉だ。何言ってんだ俺?なんて思っていたけど、どうやらスキルは使えたらしい。ゴーレムが光に包まれていく。眩しすぎて目を覆う。暫くすると光が治まったので目を覆っていた腕を外すと、そこには従者の手本、模範となるような佇まいで凛とした顔付きの女性が立っていた。

「マイマスター、御快復お慶び仕ります。」

「…えーとぉ、し、質問!!お前の名前は!?俺、転生したんでよくわかんないんでいろいろ教えて!?」

「…そういう事でしたか、失礼致しました。私の名前はソフィア・エフティ―アと申します。私はここに住んでいた主の従者です。」

しずしず、と言った感じに腰を少しおとして服のすそをつかんで優雅に挨拶をしては真顔で此方を見てくるソフィア。…いや、その視線は何?と俺が少し顔を引きつらせているとソフィアは忘れていたかのように付け足してくる。

「次は貴方様のお名前を伺っても?」

あ、そういうことか。いや意思疎通できないんだから言葉にしろよ。まだきたばっかで俺は全く此処のことしらないのに知らない奴の思考を読み取るとかハードすぎるだろ、どんな鬼畜ゲーだ。既に詰んでンじゃねーかよ。そんな愚痴を内心で溢しながら名前を告げる。

「俺の転生前の名前は黒須悠真。転生後はサヴィルシェーンヌイ・ミールィ・イスキローテリだ。訳あってこの世界に転生した。よろしく頼む。」

「…やはりマイマスターでしたか。」

「は?」

なに急に。俺はアンタとは初対面の筈なんだけど。…神様から説明聞いてねぇから何とも言えねぇけどさ。

≪面白そうだから黙ってたんだお☆≫

よし次会ったらぶっ殺す。

≪えっ…≫

ソフィアのマスターってのはどういう事なんだ?俺はこの世界に転生してきてまだ半日も経ってないぞ。ということは、この体は神様が創ったモンじゃないのか?

「…黒須悠真様。貴方は、私のマイマスターである「サヴィルシェーンヌイ・ミールィ・イスキローテリ」様の体に転生なさったのでしょう。」





























おいこら、聞いてねぇぞ神様(役立たず)

≪てへぺろっ☆≫

神「黒須くんが冷たいお☆」

黒須「うっせぇきめぇから×ね」

ソフィア「役立たずですね」

神「あぁぁんまぁぁありだぁああああ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ