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誰だお前は!!

思ったよりも展開を詰め込みすぎたかなぁと思っています。

他の小説より筆の進みが早いのは気のせいですよ、気のせい。

別に赤信号を渡ったわけでも、轢かれそうになった子供を助けたわけでもなんでもない。

運転手の居眠り運転。

それが事故の原因だった。

だけど俺は知っている。























運転手に、何かよくないものが憑いていたのを。



























~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「…んぁ…?」

俺は起き上がる。なんだかふわふわした気分だ。きょろきょろと周りを見渡すが、何処を見ても真っ白でもうよくわかんなかった。

「ていうか、俺死んだんじゃねーの?なにこれ、死後の世界?」

そうやって俺が呟いたら、誰かの気配がした。その気配のする方向を向けば、顔を隠してて如何にも怪しいです疑ってくださいばりの胡散臭い雰囲気で神様っぽい衣装を纏った女だか男だかわからない奴が立っていた。

「はぁい☆私は神、貴方を転生させるために来たお☆」

「……………………………………………」

「……………………………………………………」

「………………………………………………………………………………」

「いや、なんか言えよ!!」

「不審者は呼んでねぇから還れ。」

「不審者じゃないお☆ってか帰れって字が違う気がするお!」

困惑している俺を他所に自称神はぎゃいぎゃい騒いでいる。こいつ何しに来たんだ。まじでなんなの。

俺はぎゃいぎゃい騒ぐそいつを無視して立ち上がり少し歩く。歩いた感覚はないし、体の重さは感じない。どうやら本当に死んでいるのは間違いないらしい。

「話聞け!!いいから私の話を聞くお!!」

「さっさと話せよ自称神。」

「自称じゃないもんーー!!!」

それから、どうしてこういう経緯になったのか説明してくれた。

まず、俺が事故に遭ったのは偶然ではないらしい。何者かに仕組まれて起こったらしい。それはわかってるから別になんだっていい。俺にとって大事なのはこれからだ。

どうやら俺の存在は神々に興味をもたれたらしい。主に喧嘩が強いという理由から。俺は何となくでその理由を察した。だって生まれてから一度も誰にも負けた事なかったもん。可笑しいと思ったよ、そりゃあ!生まれてから一度もっていう言葉は比喩で表している訳ではない。本気で負けた事がないのだ。赤子の頃も、幼少期も、成長期も、全部全部。友人や不良共には勿論負けなし。…親にさえ、負けたことは無い。そりゃ可笑しいし目を引くよな!うん、改めて俺って可笑しい!!

何で俺が転生するかというと、単純に神様の興味本位でらしい。神様緩いな~それでいいのかよ、とか思ったが、俺としては別に何でもいいのでどうでもよかった。

「…という訳で君には転生してもらうお☆」

「そりゃかまわねぇが。俺は何に転生するんだ?」

「えーっと。銀髪……吸血鬼!!」

ん?なんか銀髪のあとから聞こえなかったけど、何て言ったんだ?まぁいいか、どうせたいしたことじゃないだろう。それより、吸血鬼か~。吸血鬼って日光が駄目なあの?

「あ、安心して!吸血鬼って言っても、君にはチート能力をあげるから吸血鬼の弱点は効かないよ☆しいて言うなら、聖水をかけられると五秒だけかかった皮膚が溶けるんだお☆」

うっわなにそれグロいグロい。っていうかサラッと心読みやがったなこの野郎。シネ。

「神様だから死ねないかな☆」

「じゃあ永久にリマセラしとけ」

「何でマイ〇ラなの?」


なんだかんだで転生する事になりました。

ここまでくるのにどんだけかかったかわかるか?あの残念な神様(子供)は適当にあしらうと怒られるし、かといって本気でいえば泣きそうになるし。☆うっぜーし。つか存在自体うぜーし。

「酷い言われようだお☆いい加減にしないと怒るお(^ω^」

何で唐突に顔文字入れてきたコイツ。

「気分だお☆」

「シネ」

「ひど。もういいから転生するお!「一度召されし者に力を与えよ、加護をかけよ、我は尊き神である!」」

そうそいつが呟くと、俺の意識は薄れていった。





























































































~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ぅ……ここ、は?」

俺が目を覚ますと目の前には謎の大きなお城があった。俺は立ちあがり、その城へと足を踏み入れた。

中は火で灯りがともされていた。生活している形跡はなさそうではあるが、他人の家に間違いはないので気遣って歩く。廊下には俺の靴の音が響く。コツ、コツ、コツ。まるでエコーがかかっているようだ。部屋を見つけては入っているがどれも似たような部屋ばかりで面白くない。

「…ん?」

歩いて歩いて探索していると、とある部屋が目に入った。そこは、鏡のようなものが部屋一面に飾られていた。俺は吸血鬼の弱点がないらしいので、鏡にも映るだろうと思ってその部屋に足を踏み入れて驚いた。

だってそこには、























「………ま、すたー、?」














































_____________________此処にいるはずのない、ゴーレムがいたからだ。

因みに、黒須はまだ自分がどうなっているか、どんなチートを持っているのか、どんな容姿なのかわかっていません。

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