プロローグ
こんにちは、春夏秋冬桜誠です。
他にも連載小説があるのですが、少々気分転換にと思いまして。
こちらは他の連載小説よりも不定期です、多分。
「突然だが、君には転生してもらうお☆」
「はぁあああぁっ!?」
これは、とある男子高校生の、ちょっと変わったお話です。
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やあ皆。俺は男子高校生でヤンキーをしている、黒須悠真だ。
ん?一般人と違う?…こまけぇことは気にするな!俺は喧嘩が大好きだからヤンキーをやってるんだよ、わりぃか、アアン??
まぁそういう訳で俺は学校からは要注意人物として、クラスメイトや生徒たちからは遠巻きにされている。まぁ俺は気にしないけど。だって内心と外面全然ちげぇし。…え?じゃあどんなんだって?仕方ない、教えてやろうじゃないか!
「く、黒須くん、あの、えっと、先生が呼んでたよ…」
お、丁度良くクラスメイトが話しかけてきたな、ふっふっふ。心して聞け。
「………あ”ぁ”?」
こんな感じだぜ。ん?なら何で素で話さないのかって?だってヤンキーがこんなんとかいろいろ皆が混乱するじゃん?だからだよ。俺はその場を後にした。
センコーから呼び出された原因は「俺の人間関係を心配して」というものらしい。俺は態度が悪いため話しかけられる事がない。勿論、俺に喧嘩を売ってくる度胸のある奴らもいる。ま、俺が強すぎてだいたい諦めてくれるんだけどな!どうやっても諦めてくれない奴にはキッツーーいお仕置きをしとけば大人しくなる!
「聞いているのか、黒須?」
「いえ全く。つーか、勝手にそういうことしないでくれませんか?迷惑ッス。余計なお世話ってやつ?」
「なっ…!?先生はお前を心配してだな…!!」
俺はその恩着せがましい言葉に思わず机を叩いてしまう。…「お前を心配して」?誰が心配しろって言ったんだ?お前の目には俺が楽しく生活していないとでも映っているのか?それとも、友人がいないと幸せになれないとでも言う気か?だとしたら勘違いにもほどがある。俺は目の前の名前すら憶えていないセンコーを冷たく見下す。
「…だから、それがウザいんだっつの。誰が「人間関係がちゃんとしてないとダメ」なんて言ったんだよ。決めつけんな。」
それだけ言うと、俺はその場から去っていった。
胸糞わりぃ。そうとしか言えなかった。俺の中にぐるぐると気持ちワリィもんが渦巻いていた。教室に帰り鞄をとると、何も言わずに帰路についた。
「…なぁ、何で黒須帰ったんだ?」
「先生に何か言われたのかな、黒須君いっつも態度悪いし…」
「かもなー」
それから、家に帰る途中で、俺は交通事故に遭った。