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オトコならやっぱりばんぞっくでしょ♪  作者: sayu
第二章  友と共に歩む道
9/20

9話   連携して見よう♪



  「それじゃ、次は私の番だね」とようやっとリズが、やる気を見せ始めた。

「この世界の魔法は同士討フレンドリーファイヤー上等ありありなんだ。」

PSプレイヤースキルのない魔法使いと組んだ場合、後ろからズドーンってな事になりかねないんで、気をつけてねお姉サン。」と、リズが小悪魔っぽく微笑ほほえんんでいる・・・・・・・・油断大敵である。



 「お姉サンこの世界の魔法って見たことある?」と、リズに聞かれたので素直にないと答えたら「それじゃ最初に、有名どころから見せてあげるよ♪」と言って、ちょうど現れたコボルト(レッサーじゃないタイプ)に向かって、魔法を唱えた。

《ファイヤーランス》とリズが唱えたら、2本の炎の矢がコボルトに向かって、襲い掛かった。

 


  一撃では死ななかったが、もはやヘロヘロ状態だ。追討ちを掛ける様にリズが「ライまかせたよ」

と言った瞬間に、いつの間にかに戦闘状態に入っていたライがあっさりととどめを刺した。

「まぁざっとこんなもんだ」とライが言ったが、リズはやや不満顔だった。



 「連携見せるのに、わざと威力落としたの知ってるくせに・・・・」とぶつぶつとつぶやいていた。しばらく愚痴って満足したのか、「こんなのとか、逆パターンとか色々あるからこれから色々やっていこーよお姉サン」とさっきの不機嫌さを忘れたが如く、笑顔で話しかけてきた。



 『ああ、宜しく頼むよ・・・・リズそしてライ』 



  その後、倒した数からもう少しでレベルが上がるらしいので、さらに何匹か倒した。4匹倒し終わったところで、レベルがあがった。効果音で知らせてくれるのは良いが、だだそれだけであった。何が何ポイント上がっただの、何々を覚えたといった事もなく、何事もなかった様に時だけが過ぎていった。



 気落ちした気配の俺に二人とも状況を察したらしく、わざとらしさ全開で話しかけてきた。

「このゲームじゃ、スキルは自動取得じゃないんだ。訓練所とか神殿とか、教えてくれる場所に覚えにいく必要があるんだ。」とライが説明してくれた。「訓練所とかに行ってスキルを覚えるのに、前提レベルとか必要なスキルとかあって、条件をクリアしてれば教えてくれるって事さ」とリズがライのあとを引継ぐ形で説明してくれる。



 「狩りは一旦打ち切って、トールのスキルを覚えにいくかー」とライが言ってきた。その時に、今まで疑問だったスキルについて聞いて見た。『鑑定スキルってどうやって取るか知ってるか?』リズとライの二人がお互いの顔を見合っていたが、やがてリズが説明をする為に口を開いた。



 「今まで噂とかでも、取得できたとか私持ってるーなんて話は聞いた事がないね。」とリズもライも首を横に振っている。ふとリズが何事か思い出したのか、こんな事を言い出した。

「そういえばお姉サンが、覚えているかわかンないけど、スキルのとこだけ初期表示が《なし》になってたの知ってる?」と言ってきた。



  覚えていたので『ああ』と返事をしたら、「さすがお姉サンだね」と褒め言葉を頂きました。

「私はすっかり忘れてて、リーナに指摘されたんだ。能力値のところは空白なんだけどスキルのところには、しっかりと《なし》と表記がしてあったのさ。」



 「なんでこんな事を言い出すかと言えば、スキルについては取得さえしてしまえば、しっかりと表記がされるんだ。」とリズはそこで、一旦セリフを切った。続いてライがその後を受ける形で、説明の補足をしてくれた。「驚いた事にスキルに関しては、鑑定スキルがないのにある程度の説明文や前提条件とかも表示される。だから誰か取れれば、条件が明らかになるはずなんだ。」



 「まぁ話が外れたけど、そのうち情報も出てくるだろって話さ。今日中にスキル取得出来れば明日には、リーナとバロンを入れて5人での連携も試せる様になるだろう。」とライが話を元の方向に修正しようとしていたので、話に乗る事にした。



 スキルは訓練所で、問題なく取得出来た。レベル2の斧スキルは、《スラッシュ》ある程度威力のある斬撃を、上と横から放つ技だ。試し撃ちして見た感じ、レッサーコボルトなら一撃で倒せるぐらいの威力が

ある。



 ただ5回も放つと凄く疲れた感じがして、それ以上はむりっぽかった。

仮にこの技の使用MPを3と仮定して、俺のMPは15ぐらいか?と勝手に納得しておく事にした。

スキルを覚えたところで、目処がついたのでまた明日遊ぼうと言う話になった。






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