前へ目次 次へ 307/354 限りなく透明に近い 僕はとても貧しい家庭で育った。いつものように福生のハウスでラリっていると、リリーが僕にこう聞いてきたんだ。 「リュウ、あなたの家は貧しかったっていうけど、それはどれくらいのものだったの?」 「そうだな……例えば今目の前にある君の入れてくれたカルピス……これは限りなく透明に近かったよ」 ※もちろんあの方のあの作品がモチーフです。テーマは凄まじいですが、言葉選びがやなり洗練されているなと感じます。あれ、どこまでが体験談なんでしょうね?