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神切丸
神を切ると名付けられたその刀は、いつ打たれたものかは誰にも分からない。
しかしいつしかその刀は魂を宿し、所有者を選ぶようになる。
刀の魂は所有者と融合し、そこに蓄積された技も知識も共有される。
そうして所有者が死んだ時、刀はまた新たな所有者を探す。
所有者が死んだ場合、その肉体は滅びるが一度融合した魂は、刀と一緒に生き続ける。つまり所有者となったものだけは、その刀の生まれた時も過ごした歴史もすべて知ることになる。
肉体的な命にこだわることはなく、移りゆく権力に屈することもない。
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