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桃太郎
「それで桃太郎さんはなんで私達を成敗するんですか? 桃太郎さんやお爺さんお婆さんに私達が何かしましたか?」
「いや、お前らが人間に悪さをしたと聞いたからな」
「それって、ちゃんと自分の目で確認されましたか?」
「人から話を聞けばそれで十分だ。 何よりお前達は鬼じゃないか」
「鬼はどっちだよ」
※桃太郎は成敗する前にまずは話し合いの場を持ったんでしょうか? そもそも鬼が悪いことをしているというのは、自分の目で見て確証を持っていたんでしょうか? それに触れずに子供たちに語ってしまっていいのかなと考えてしまいます。