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アンジー 自分の家の自宅訪問 3 2階

8話目


 2階に昇る階段が両側に有りますが、真ん中に一つあればいい様な気がします。何か意味が有るのかな?考えてもわから無いので今は気にしないで置きましょう。


 階段を上がりきると少し広いスペースが有り真ん中に廊下が奥に向かって延びています。

 そして、両側に扉が並んでいて部屋が沢山有るのが見えます。


 一個目の右側の扉を開けて見ます。


 入ってすぐの部屋は日当たりの良い30畳ぐらい有る大広間といった感じの部屋で、左手に扉が3つ並んでいます。

 一つ目の扉を開けると廊下が有り奥に小部屋が有りました。どうやら使用人の控え室と言った処でしょうか。二つ目の扉はクローゼットに成っていました。三つ目が寝室です。分厚いカーテンが窓に付いています。真っ暗にして良く寝られそうです。

 どうもお貴族様がお泊りに来る様な作りです。


 そんな作りの部屋がズラリと右側に並んでいます。


 左側の扉は10畳ぐらいの広間が有り、そこに小部屋が幾つも繋がっています。冒険者パーティーがお泊りに来た時用のお部屋でしょうか?そんな感じの部屋です。


 これもズラリと幾つも並んでいます。


 2階はそんな感じの部屋だけでした。


 あれ?ここって3階建て以上の高さが有った様な。

 確か外から見た時は3階に窓が並んでいたはず?


 でも上に昇る階段が見当たりません。


 ムムム、謎です。冒険者魂が刺激されますね。


 何て思っていると。サーニンとマックスが走って来て1階の階段の所の裏に、隠し部屋への扉が有る事を告げに来ました。

 そこも幻惑魔法で隠蔽されて居たそうです。

 グレアム君、絶対楽しんでるよね、これ。


 左の階段の奥の部屋には昇る階段が有るそうです。

 右側の階段の部屋には、地下への降りる階段が隠されて居たそうです。

 チョットワクワクしますね。

 何が有るんでしょうか?


 先ずは上に昇る方から見てみましょう。

 

 左側の階段の後ろの隠蔽された扉をサーニンに開けて貰います。私では有ると言われているのに、じっくり良く見ても扉が有るのが分かりませんでした。流石にサーニンは斥候として優秀です。職業は忍者だと言ってましたが。そんな職業は私の職業欄には無かったと思うけど?人それぞれ表示される職業が違ったのかしら?謎です。因みに私の職業は聖女です。マックスは前衛って言う職業だと言ってました。前衛って職業でしたっけ?謎です。


 ここも一度通ると次からはちゃんと扉が有るのが分かるように成りました。凝ってますね。


 1階分上がると踊り場が有って2階に出る扉が有りました。一応ここも開けて認識させて置きます。これで2階からも出入りが出来る様に成りました。


 3階に向かいます。


 3階は廊下が左側に有り、右側に扉が有って開けると正方形のだだっ広い何も置かれて居無い部屋でした。間切りがされていないので、本当に広いです。

 今サーニンとマックスが走り回っていますが、床が頑丈に作られて居る様で足音が反響していません。これなら体育館代わりにでも使えるし、教練所として使えそうです。雨の日も訓練や運動が出来て良いです。

 3階には、こんな広い部屋が並んで幾つも有りました。

 使い方は色々好きに使えって事だね。

 本当にベッドをたくさん入れて孤児院も開設出来ますね。

 本棚を並べて図書館にしても良さそうです。


 色々空想が広がります。


 廊下の両端と真ん中に塔への階段が隠されて居ました。 

 やっぱり一度開けないと認識できない面倒くさい使用設計でした。上に登れば塔の上から見晴らしのいい景色を見る事が出来ます。下に降りれば外に出る非常階段代わり使える様になっていました。


 3階はこんなもんです。


 次は、地下に降りる隠し階段です。


 玄関ロビーに戻り右側の階段の後ろの扉をサーニンに開けて貰い認識できるようにしてもらいます。


 部屋に入り地下への階段の扉を開くとヒンヤリとした空気が流れて来ます。ここは夏でも涼しそうです。

 まあ、各部屋にエアコンの様な魔道具がセットされているので快適なんですが。因みに1階2階には各部屋トイレ完備です。3階は3か所にだけトイレが有りました。


 地下1階はとても頑丈な作りに成っていて一つ目の部屋は錬金釜や研究に使えそうな各種器具が揃っています。錬金室ですね。ポーションや薬を作るための部屋です。

 2つ目の部屋は魔道具を作るための部屋ですね。隣にそれ関係の倉庫が併設されていました。

 次が鍛冶師の部屋です。ここも素材倉庫が併設されています。

 最後は魔法研究室ですね。魔法の本やスクロール、魔方陣を書くための道具や紙、インク、魔石などが棚やテーブルに置かれて居ました。


 各部屋でサーニンとマックスが道具を使って遊んでいましたが、私達3人は誰も錬金術も魔道具も鍛冶も魔法さえ使えないので、こんな立派な設備も無用の長物ですね。


 ポ、ポーションぐらいは作れるように成りたいですね。せめて傷薬ぐらいは作れると・・・。いいんだけど。無理かしら、初心者用の本から上級者用の本まで揃っているので、勉強するだけで使える様になるのなら良いんだけど、この手の事は才能がものを言う世界ですからねえ。心配です。


 まあ、試すだけ、試して見ましょう。3人の中で才能がある者が居るかもしれないですし。


 そんな事を考えながら最後の魔法部屋から出ると、廊下の突き当りでサーニンが壁を睨んでいます。


 えっ、まだなんか有るの?もうお腹いっぱいなんだけど。


 どうやら、まだ続く様です。

 


 

ありがとうございました。

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