表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/51

お部屋でアイテム袋の中身確認。

4話目

 

 ーーー サイド アンジー ーーー


 冒険者ギルドを出て常宿にして居る、宿屋【白虎亭】に向かって暫く歩いていると、後ろを付いて歩いていたサーニンから文句が来ました。


 「馬鹿に何も全部あげちゃう事無かったんじゃない。どうせ周りの奴らに全部巻き上げられちゃうよ。勿体ない。」


 マックスもうんうんと、うなずいています。


 「その話は宿屋に着いてからにしましょう。内緒の話が有るからね。こんな所で話せないわ。」


 小さな声でサーニンとマックスに伝えます。


 静かになったサーニンとマックス、宿屋【白虎亭】の2階の自分達の部屋に直接入ります。


 いつもだったら、1階の食堂で食事をしてから部屋に行くのですが、今回は早く話したかったので、本当はお腹が空いてるのですが後回しです。


 部屋に入るとサーニンが遮音の結界を張りました。


 「何、またグレアム君?」


 流石に付き合いが長いだけに分かってます。頷いて話始めます。


 「そう、これ。」

 

 と言って肩掛けバックからグレアム君から渡されたファンシーな袋を出します。


 「えっ?これって。えっ、これもアイテム袋なの?」

 「あの子何個持っていたの?」

 「信じらんない。」


 サーニンが慌ててまくし立てています。

 

 つい、私もうんうんと、頷いてしまいます。


 徐に袋から金貨の詰まった財布袋を引っ張り出します。


 「今日の分のギルド報酬貰ったじゃ無い。チョット多かったからアイテム袋にしまった方が安全かなって思って中を見たらこれよ、どう思う。」


 今日のギルド報酬が10万ギル金貨10枚それもミスリルの短剣なんて破格のお宝が出て。

 私たちが4ヶ月上級ダンジョンに潜っていて初めて手にしたお宝が10万ギル。


 で。


 この財布袋の中に金貨が100枚以上入ってる。


 その財布袋が10個。


 ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン。とテーブルの上に並びました。


 1000万ギル以上の大金!


 もう開いた口が塞がらないですぅ。


 「「「は~ぁ。」」」


 私達は3人揃ってため息をつくのでした。


 1ギル、約100円ぐらいの価値です。パン2個買える。


 ぶっちゃけて、10億円ぐらいの価値ですぅ。


 「確かにこれなら馬鹿たちにあれだけあげても、全然惜しく無いわね。納得。」


 それだけで無く、換金用の素材各種。


 そのままギルドに提出して行けばBランクぐらいなら軽く上がれる素材が入ってる。


 ランクに必要な素材が順序立てて仕舞われています。


 私達ではまだ倒せない魔物が入っていて拙いでしょ、これ。

 

 私達は堅実に実力に有ったランクでやって行きたいと思っているのでこれは無しですね。


 薬草や魔力草などの鮮度の必要な物まで入っています。


 これって時間停止の機能まで付いて居る様です。


 どれだけ入るか限界が見えませんし。


 100万ギルじゃ買えない値打ちが有りそうです。


 下手すると、1000万ギル以上・・・・・。

 恐ろし過ぎます。


 また内緒な事が増えました。


 私達はぐったり疲れ切り、重い足取りで1階の食堂食堂に降りました。


 食堂で美味しいホロホロ鳥のシチューと柔らかいパン。ボリュームたっぷりのギュウギュウ肉のステーキ。温野菜のサラダとフライドポテトも付いてる。を食べます。


 ここの日替わりメニューはいつも最高です。堪能して少し元気になり部屋に帰ります。


 生活魔法のクリーンと聖魔法のリフレッシュを掛けてさっぱりしたところで寝ます。


 出来たらお風呂に入りたいと思っている、元日本人のアンジーでした。


 明日はお風呂が有る家を探しに行きたいなぁ、と何と無く考えてしまっている私です。お休みなさい。


 グレアム君の明日が良い日で有りますように。


 いつもありがとね。お休みなさい。


ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ