表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/34

いざ、故郷の街へ

夜の部の更新です。

 さて、最終確認と各種手続きで30分ほど費やしたが、これで僕も晴れて外に出れるようになった。

 

 ルゥリ達のパーティー【ホワイトリリー】への加入と冒険者ギルドへの登録もクラリス様が行ってくれた。

 僕がやる事は、契約書に印をつけるくらいだった気がするな。


 ちなみに冒険者ギルドの契約をしても、クラフトギルド所属はそのままだ。

 外に出ても、錬金術の仕事をすればお金が給付されるので、小遣いは得られるだろう。

 

 その後、出発の準備とクラフトギルドのスタッフさん達に挨拶を交わしてからギルドを出る。

 ギルドの正面入り口には、クラリス様が直接見送りに来てくれたようだ。


「それじゃあ、向こうでも頑張ってね、カイト君」


「はい、頑張ります」


「これが上手くいって、他の錬金術師の子達も外へ出れるといいんだけどね」


「王都の冒険者ギルドの面談次第でしょうね」


「そうねぇ。 王都の冒険者もピンからキリまであるから……」


 クラリス様は、僕とルゥリ達の関係を機に他の錬金術師たちへのスカウトも上手くいけたらと思案する。

 だが、冒険者もピンからキリまであるようで、関係改善は楽ではないだろう。

 それでも、今回のスカウト受け入れを機に動いてくれればと考えているようだ。


「それじゃあ、そろそろ故郷の町に戻ります。 向こうに居ても作ったポーションの一部をそっちに納品します」


「ありがとうね。 その際は週二回は私が取りに来るから、着いたら連絡頂戴ね」


「はい。 それでは」


 王都のクラフトギルドを出ても、クラフトギルド所属は変わらないので、ポーションを一部王都へと納品する事を告げた。

 その際は、クラリス様が週二回来てくれるので、場所決めも兼ねて故郷に着いたら連絡する予定だ。


 それを確認してからギルドを出る。


「ごめんみんな。 待たせたかな?」


「大丈夫だよ。 ボク達も馬車の準備がようやく終わってこっちに来たから」


「他の四人に馬車の見張りをお願いしてる」


 クラフトギルドを出ると、カレンとルゥリが待っていた。

 丁度馬車の準備が終わったようで、フィーネ達に馬車の見張りを任せて、ルゥリとカレンが迎えに来たようだ。


「じゃあ、馬車を置いてある北門に行こう。 北門からボク達や兄さんの故郷の【アローウィル】の町へ行けるから」


「分かった。 ルゥ、手を繋ごうか」


「うん♪」


 僕はカレンとルゥリと一緒に、馬車が置いてある北門へと向かう事にした。

 その際、僕はルゥリと手を繋ぐことにした。

 ルゥリも嬉しそうにして、僕の手を握ってくれる。


「向こうに戻ったら、優先的にルゥちゃんを愛してあげてね」


「あはは……、そうするよ」


 カレンも微笑ましそうな表情で、すごい事を言ったな。

 ルゥリを優先的に愛してあげてって……。

 まぁ、5年も空白期間があったし、ルゥリは誰よりも僕を慕っていたうえで甘えていたし、そこは甘んじて受け入れる。


 青色のセミロングを靡かせるルゥリを見てみると、カレンよりは小柄だな。

 可愛らしさが跳ね上がってるみたいで、内心興奮しそうだ。


「あ、お兄、ルゥちゃん、カレンちゃんこっちー!」


 しばらくすると門が見え、遠くからエリスが手を振っていた。

 エリスの隣には、大きな馬車が止まっていたが、あれに乗るのか……。


「あの馬車は、ボク達ホワイトリリーが稼いだお金で買った大型の魔導馬車なんだよ。 馬型の魔導(マギ)人形(ゴーレム)が目的地まで休まずに走ってくれる代物だよ」


「高かったんじゃないのか?」


「うん。 20万エリクはしたね。 でも、パーティーハウスのお金や孤児院への仕送り、支払ってる税金を差し引いてもうちはまだお金が余ってるからね」


「流石は1年で(ダブル)(エー)ランクにのし上がっただけあるな……」


「その辺りも含めて、お兄ちゃんにお話しするよ。 移動中にね」


 まさかの高額の魔導馬車だったとは……。

 しかも、パーティーハウスまで構えているのか。

 それでも、パーティー内のお金はまだ余っているとか、流石は(ダブル)(エー)ランクパーティーだな。


 それを踏まえての空白の5年間、ルゥリ達が経験したことを移動中に話してくれるそうだ。


「あ、来たねお兄ちゃん。 ささ、早く乗って」


「荷物も乗り込んだ先の荷物置き場があるから、そのまま乗り込んで大丈夫ですよ」


 セリナとフィーネがすぐに乗るように促してくる。

 荷物も内部に置く場所があるようなので、そのまま乗り込む。

 確かに中に入ると、荷物を置く場所があり、そこに荷物を置けるようだ。

 セリナ達の荷物や食料らしきものもそこに置いてある。


「ちなみにこの馬車はトイレ完備。 さっき私が出て来た場所がそこだからね」


 そこにアルマが何故かあるドアを開けて出て来たが、どうやらトイレのようだ。

 普段の馬車は、トイレが設置されてなく、草むらで済ますが、休憩所や街まで我慢するかになる。

 草むらなどでする場合は、魔物や盗賊に襲われるリスクもあるので、余程不味い場合でない限り休憩所や街まで我慢するだろうな。


 流石20万エリクもする高額な馬車だとトイレは完備されてるんだな。


「じゃあ、みんな乗ったね」


「馬型の魔導(マギ)人形(ゴーレム)も起動完了したよ」


「よし、じゃあ【アローウィル】の街を目指して出発!」


 いよいよ王都を出て、僕やルゥリ達の故郷の【アローウィル】の街をこの高額な魔導馬車で目指す。

 リーダーのセリナが出発の合図をすると、魔導馬車はかなりのスピードを上げて走り出したのだった。


次回から少しの間、1話ないし2話ずつ更新します。


よろしければ、広告の下の評価(【☆☆☆☆☆】のところ)に星を付けるか、ブックマークをお願いします。


作者のモチベーションの維持に繋がります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ