さらなる衝撃的な報告
12日ぶりの更新です。
「何人かの錬金術師が連れ去られてる!?」
「うん。 王都の冒険者ギルドの長や王宮騎士や宮廷魔術師にも協力して調べたて分かった事なの」
ルゥリからの報告から3日経ち、王都へと送るポーションを受け取りに来たクラリス様からクラフトギルドにいた何人かの錬金術師が連れ去られたと聞かされた。
冒険者ギルドだけでなく、王宮騎士や宮廷魔術師の協力も得て調べた結果らしい。
「宮廷魔術師の方が魔法で調べた所、どうも複数人が結界をすり抜けて侵入、ドアもすり抜けて何人かの錬金術師を昏睡させて連れ去ったみたい」
「スカウトというルールすら無視するとか……、どんだけ女神様に反逆してるんですかね」
「ゲズランドの思想は、元々女神様に対する反逆思想だからね……」
クラリス様はため息をつきながら犯行の内容を教えてくれた。
どうも複数人が結界をすり抜けて侵入し、ドアすら開けずにすり抜けて入り込んでは昏睡させて連行したと言う。
女神様に対する反逆思想を掲げるゲズランド思想らしいといえばらしいのだが、僕はそこで一つの疑問が生じた。
「でも、どうやって結界をすり抜けたんです? クラリス様の結界って、多重結界だから簡単にはすり抜けられないと思いますけど」
そう。
クラリス様の結界は、強力かつ多重展開の結界なので、すり抜ける事は不可能だ。
それをいとも簡単にすり抜けられるのはどうもおかしい。
そう思って、クラリス様に聞いてみたのだ。
「ただいま! お兄ちゃん、アリアお姉ちゃん、大変だよ!」
そこにセリナが慌てた様子でアトリエに入って来た。
「あっ、クラリス様も来てたんですか!? す、すみません……」
「大丈夫だよ、セリナちゃん。 何かあったの?」
だが、クラリス様に気付いたセリナはすぐにシュンとして謝罪するが、クラリス様が大丈夫と慰める。
セリナが慌てる程だ。 何があったんだろう?
クラリス様がセリナに尋ね、すぐに落ち着きを取り戻したセリナが衝撃的な事を口にした。
「冒険者ギルドのネットワークで知らされたんですけど、セレティア公爵領の西にあるマロン伯爵領の封印の祠が壊されてたんです」
「え!?」
「ふ、封印の祠って言えば、邪神ナトラが使ってたとされる禁忌の魔道具が封印されてる場所……!?」
それは、セレティア公爵領の西隣にあるマロン伯爵領にあった封印の祠が何者かに壊されてたという話だ。
アリアがそれを聞いて固まり、クラリス様も顔を青くしながら封印の祠の内容を話していた。
封印の祠は、女神様と敵対していたとされる邪神ナトラが自分の魔力で作ったとされる魔道具が封印されてると言う場所である。
その効力は、世界の理を壊す程の代物らしく、禁忌の魔道具とも言われている。
その祠が壊れたと言う事は……?
「もしや、奴らはそこから得た魔道具で……!?」
「聞いた話じゃ、多分そうだと思う。 これから私もクラフトギルドに戻って地下にある資料室で、資料の確認するわ。 はい、これは報酬ね」
奴らの手口がある程度判明した所で、クラリス様はクラフトギルドに戻って、資料を確認するようだ。
そこに禁忌の魔道具について書かれているのかもしれないからだ。
報酬を僕達に渡してすぐに、クラリス様は転移で王都に戻ったようだ。
未だに転移の光は慣れないな……。 眩しいし。
「邪神が使ってた魔道具を封印していた祠か……」
「私も一度、お母さまに連絡してみますね。 お母さまなら何か聞いてるはずなので」
「頼む、アリア。 セリナ、他の子は?」
「今は孤児院に向かってる所だよ」
「そっか、じゃあ今日はセリナとアリアの二人でゆっくりしようか」
「うん。 色々疲れたし、お兄ちゃんと遊びたいかな。 アリアお姉ちゃんの連絡が終わったら私の部屋に行こう」
とりあえず、アリアの方からも彼女の母親に連絡するようだ。
公爵家の妻なので、多くの情報も入ってきていると考えたようだ。
一方でセリナ以外の子達は、孤児院に向かうようだ。
あまりにも緊急的な内容だったので、セリナが先に戻って来た形のようだ。
それによって彼女も疲れてきているようなので、連絡が終わったらアリアとセリナで一緒にゆっくりしようと思う。
セリナもそれに賛同し、自分の部屋で色々話をしたりしたいそうだ。
「お待たせしました。 お母さまが資料などをかき集めてくれるそうで、クラフトギルドにも共有するみたいですよ」
「そっか。 じゃあ、セリアと一緒にセリナの部屋でゆっくりしようか」
「はい。 セリナちゃん、よろしくね」
「うんっ♪」
セリナも他の子もアリアをお姉ちゃんのように慕ってるから、嬉しそうだ。
そう思いながら、僕達はセリナの部屋に向かう事にした。
そういえば、アリアのお母さんも資料をかき集めるっていってたな。
何かが分かるといいけどね……。
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