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ルゥリの心の傷

12日ぶりの更新ですが、今回はかなり短いです。

 パーティーハウスの地下にある馬車置き場に馬車を置いた後、暫くはそこでルゥリやカレン達と他愛のない話をして気を紛らわせていた。

 やはり、孤児院育ちの僕達にとって、家族という存在が羨ましく思える事もあって、寂しさを紛らわせるしかなかった。


 特にルゥリは、貴族の一家生まれではあるが、リンジー院長に拾われる前は、家族に愛されないまま虐待され、捨てられたからだ。

 そのため、家族に愛されているという光景を見て、過去の悪夢を思い出してしまったようだ。


 ルゥリの心の傷は、未だに癒えていない。

 それを実感しながら、彼女を抱きしめつつカレン達との会話で寂しさを紛らわせたのだ。


「お兄ちゃん、みんな、お待たせ」


「セレティア公爵家とこれからお話しするからパーティーハウスの大広間に来て」


「あ、ああ。 分かった」


 暫くして、セリナとアルマが来て僕達に伝えて来た。

 どうやら、セレティア公爵一家と話をするようだ。

 アリアの事もあるので、きちんと話をしないといけないだろうしね……。


「ルゥ、行こう」


「うん……」


「ルゥちゃん、やっぱり家族に愛されなかった事を思い出しちゃった?」


「ああ、そうみたいだ」


「そっか……。 思った以上にルゥちゃんの心の傷が深かったんだね。 でも、困ったね……」


 ルゥリの背中をポンポンと優しく叩きながら、大広間に行こうと促す。

 彼女の返事に力がない事をセリナが気付く。


 やはり、幼い頃に家族に愛されないばかりか、虐待されて捨てられたと言う事が原因で、16歳に関わらず性格が未だに幼いままになっている。

 心の傷はそれだけ深く、思った以上に大きかったようだ。

 セリナも困惑するほどに。


「じゃあ、私がルゥちゃんを見てるから、兄さんやみんなは大広間に行って」


「頼むね、アルマちゃん」


「ルゥ、話が終わったらいっぱい遊んであげるからな」


「うん……」


 結局、ルゥリは自室に戻る形になり、アルマが彼女を見るために一緒にルゥリの部屋に行く事に。

 僕は、アリアの事があるために行かないとダメなので、話が終わったら遊ぼうとルゥリに約束した。


「それじゃあ、行きましょう」


「うん、行こう。 僕はアリアの件があるから、話を聞かないといけないだろうし」


「そうだね。 セレティア公爵家との繋がりは残しておきたいし」


 セリナに先導される形で、ルゥリとアルマ以外のメンバーはセレティア公爵一家が待っているとされる大広間へと向かうのだった。

 カレン曰く、セレティア公爵家との繋がりは、残しておきたいみたいだし。


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