アリアをスカウトするために王都へ
やっと更新できました……。
さて、僕がセリナ達のパーティーにスカウトされてから丁度1ヶ月。
再度のスカウトが出来るようになったので、セリナ達はまず冒険者ギルドに錬金術師のリストを要求した。
アローウィルの冒険者ギルドの長となってるケルヴィンによれば、アリアはまだクラフトギルドにおり、スカウトはされていない模様。
他の錬金術師に関しては、スカウト要請を仕掛けた冒険者パーティーはいたけど、王都の冒険者ギルドの面談で落とされているという。
やはり、一部の下心があったり歪んだ何かがあると落とされるという。
特にクラリス様や王都の冒険者ギルドのギルド長はそういうのを見抜く力を持ってるので、易々と合格はできないだろう。
それでも一度通ったホワイトリリーのメンバーなら大丈夫だと信じてるけどね。
僕も一緒に行く事になるんだけど。
「それじゃあ、準備は出来たかな?」
「「「うん」」」
「もちろん!」
「こっちも兄様も大丈夫です」
王都の冒険者ギルドにスカウトの為の面談要請を送った後、すぐに返事が来たので、すぐに出発の準備に取り掛かった。
みんなでトイレなども済ませた後で、魔導馬車の前で再度の確認を行っていた。
僕はクッキーやポーションを用意し、自衛のための武器や魔道具も用意した。
他のみんなは、武器や防具を持っていく。
魔導馬車だから大丈夫だけど、いざという時に戦えるようにしないといけないだろうしね。
「じゃあ、みんな馬車に乗り込んで。 既に食料も載せてるから」
セリナの一声でみんなで順番に馬車に乗り込む。
往復分の食料はしっかり詰め込んであるようだ。
セリナが最後に乗り込んでから、馬型の魔導人形に目的地を告げた直後に馬車は動き出し、街を出てからは加速を始めた。
一気にアローウィルの街が遠く見える。
6日間はしんどいけど、その分のポーションやクッキーの納品は終わってるし、フィーネによる結界魔法でパーティーハウスは守られているので大丈夫だと思いたい。
アリアをスカウトするまでの辛抱だから……。
◇◇◇◇◇◇◇◇
「とーちゃくー!」
「ん、着いたね。 王都に」
「一旦宿屋で休憩してから冒険者ギルドに向かうよ。 時間もまだあるしね」
アローウィルの街を出てから3日で王都に到着する。
やはり、魔導馬車はすごいよな。
ここまで敵に襲われる事すらなかったし……。
いや、盗賊が襲撃したけど、フィーネの結界に阻まれてすぐに逃げたんだっけ。
その後は追撃でルゥリの魔法でアフロにされてたのが印象的だったなぁ……。
「部屋割りは?」
「大部屋にしたよ。 お兄ちゃんと一緒に居た方が防犯にもいいしね」
「そっか、お兄は錬金術師だし、王都でもゲズランドの思想の者がいつ襲って来るかは分からないしね」
「そうだね。 さらに思想が世界中で拡大しているみたいで、女神様も困ってるみたいだって、アローウィルの教会の人が伝えてくれてたね」
そんな事を考えていたら、セリナが宿屋での部屋割りで僕を含める形で大部屋を取ったそうだ。
どうもセリナは、僕を守るためにそうしたみたいで、エリスやカレンも同意していた。
あれからもゲズランドの思想が世界で拡大しており、女神様も困っていると言う。
で、天罰の準備をしていると言う事もアローウィルの教会の人が教えてくれたとカレンが言っていた。
聖女や錬金術師は、女神様の加護を受けた存在で大事にしないといけないのだが、ゲズランドは真逆の思想だからね。
女神様に対する不信感や憎しみが、ゲズランドが滅びた後も思想が拡大しているのだろう。
「それじゃあ、宿屋でおやつを食べてから、冒険者ギルドに面談に臨むからね」
セリナがそう言いながら、みんなと一緒に宿屋に入る。
僕の両隣は、ルゥリとアルマだ。
エリスは後ろで【ホークアイ】で気配を探りながら宿屋に入った。
なお、休憩の後で臨んだ冒険者ギルドでの面談は無事に合格し、クラフトギルドの面談も合格した。
これでようやくアリアとの面談が実現しそうだ。
まぁ、アリア次第になるけどね……。
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