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7の月の【月の日】にて(後編)

 王都向けのマジックポーションとマジカルクッキーの作成を終え、後半はセリナ達とのスキンシップタイムを行った。

 6人にハグやキスをしたり、あんな事やこんな事をしたりした。

 セリナ達は、あんな事やこんな事をする際も抵抗せずに受け入れていた。


 これは、【一夫多妻制度】を利用して僕の嫁になるからなんだろうな。


 スキンシップを終えた後も、セリナ達と一緒にお風呂に入った。

 彼女達も僕もお互い裸で風呂に入ったのだが、全員が僕に見られてもいいという位に無防備をさらけ出していたし、洗いっこもした。


 何だかんだで楽しんだのは言うまでもない。


 そして、そろそろ寝る時間になった。


「お兄ちゃん」


「お兄」


「ああ、ルゥとエリスが一緒に寝るんだね。 いいよ、こっちにおいで」


「「うん」」


 僕の部屋にルゥリとエリスが入って来た。

 今夜は、この二人と一緒に寝る予定なのだ。

 といっても、ルゥリはほぼ毎日一緒に寝ているんだけどね。


 実の両親に虐待されて、家族の愛情を与えられなかったのだから。

 そこに空白の5年間のせいで、さらに寂しさを与えてしまったから、ルゥリと毎日寝るのは仕方がないのだ。


 だが、今日はエリスも加わっている。

 そこはルゥリも他の子に気遣っているのだろうね。


「お兄ちゃんが真ん中でルゥとエリスちゃんで両隣に寝るよ」


「エリスもそれでいいか?」


「うん。 お兄の温もりさえ感じられればね」


 今日は三人なので、僕を真ん中にルゥとエリスが両隣で寝る。

 いわゆる川の字で一緒に寝るという事なのだ。


「そういえばもうすぐしたら1ヶ月になるんだね。 お兄をスカウトしてから」


「ああ、来週あたりでそうなるかな」


「来週なら、シルビアお姉ちゃんの妹のアリアお姉ちゃんをスカウトできるね。 お兄ちゃんにとっても後輩なんだよね」


「そうか。 1ヶ月経てば再度別の錬金術師をスカウト出来るんだったな」


 三人で大きいベッドの上で仰向けになりながら、そんな話をした。

 僕がホワイトリリーのスカウトを受け入れてから、来週で1ヶ月経過する。

 同時に、1ヶ月経つまでは再度スカウト出来ないと言う制限が解除される。

 これでアリアがまだクラフトギルドに残っていれば、王都の冒険者ギルドとクラフトギルドの面談をクリアしたうえでアリアをスカウト出来ると言う。


 シルビアさんや公爵家は、アーネスト王族に条件緩和をお願いしているようだが、芳しくないとも聞いている。

 未だにゲズランド王国の残党が潜んでいたり、ゲズランドの思想を受け継いだ貴族たちが世界各地で増えてきているという。

 ここ一か月間でどうもそれが急速に増えていると聞いた。


「しかし、ここ1ヶ月の間にゲズランドの思想が急速に世界に拡大か……。 アリアをスカウトする際も油断しないようにしなきゃな」


「うん。 お兄ちゃんを狙って来るかも知れないからね……。 アリアお姉ちゃんも」


「そうならないようにあたし達が守って見せるから」


「その時は頼むよ」


 ルゥリとエリスが、僕やアリアを守ると言ってくれた。

 こう見えても彼女達は強いので、僕としても安心できる。

 そう思っていたら、不意にあくびが出てしまう。


「お兄があくびしちゃったし、そろそろ寝よっか」


「うん。 おやすみお兄ちゃん」


「ああ、二人ともお休み」


 そう言いながら、僕はエリスとルゥリに抱きつかれる形で一緒に眠りについた。

 二人の温もりのおかげなのか、朝までぐっすり眠ることが出来たのだ。


 それからの素材採取やポーションやマジカルクッキーの作成などは順調に進められ、報酬もしっかりと入って来た。

 セリナ達も週1回の公爵家からの護衛依頼を遂行し、報酬もかなり多く入ったそうだ。


 今週はルゥリやエリス、アルマがお留守番だったので、素材採取の手伝いやスキンシップなどで一緒に過ごした。


 そんな感じで今週は過ごし、次の週に突入した。

 いよいよアリアをスカウトする準備に取り掛かる……。



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