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リフォームされた孤児院にて(中編)

ここ最近、短めのお話になってしまい申し訳ないです。

孤児院関連のお話は、短めで区切ってます。

 さて、リンジー院長の作ったお菓子は、チョコチップクッキーだった。

 これは、アローウィルで採れる【アローウィルカカオ】を使って、作られたクッキーだ。


 小麦粉などの原料もアローウィルで採れた素材を使ってるので、かなり美味しかった。

 リンジー院長の腕前も変わってなくて良かったと思う。


 セリナとアルマにレシピを渡していたのは、院長が老いているのでいざという時のためだろう。

 このクッキー、子供たちにも人気みたいだしね。


「では、そろそろ子供たちも戻ってきますから、触れ合いに行きましょうか」


「「「「「「はいっ!!」」」」」」


 時計を見て、そろそろ外で遊んでいた子供たちが戻って来るらしいので、その子供たちと触れ合いに行こうと言う。

 セリナ達は元気に返事をしたが、僕は不安が先に出てしまい、乗り気ではなかった。


 セリナ達は冒険者の傍らで子供たちと触れ合っていたので大丈夫だが、僕は5年間ほど王都のクラフトギルドに引きこもっていたのだ。

 その空白の時間で、僕がこの孤児院にいたと言っても信じられない子達やスタッフもいるだろう。


 見た所、スタッフさんが何人か変わっていたのだから。


「大丈夫ですよ。 カイト君の事は私が伝えてますから」


「そうだよ。 さっきも言ったけど、私達がお兄ちゃんをフォローするから」


「だから、頼って……」


「あ、ありがとう」


 僕の不安を察したのか、院長は予め僕の事を新しいスタッフさんにも伝えてくれてたようだ。

 さらに、いつの間にか腕を組んでいたセリナとルゥリも自分達に頼ってと言ってくれた。

 院長の行動力と6人の可愛い妹分たちに感謝しないといけないな。


 そう思いながら、僕達は院長の後についていくのだった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「今回はここで子供たちが待っています」


「室内用の遊び場もリフォームされてたんですね」


「私も去年は驚いたよ。 広くなったからね」


 リンジー院長に案内された場所は、室内の遊び場だった。

 ただ、去年あたりにリフォームされたようで、かなり広くなった。

 僕が子供の頃は、ここまで広くはなかったんだよね。

 遊具も今よりも多く置いてなかったし。

 アルマもそれには驚いたようだが、今となっては慣れた感じだな。


「じゃあ、私達が先に入るから、後からお兄ちゃんも」


「うん」


「ルゥちゃん、お兄ちゃんをお願いね」


「分かった」


 まず、セリナ達が先に室内の遊び場に入るようだ。

 スタッフや子供たちに色々と説明をしてから僕が入るという流れだ。

 ただ、長年来ていなかったブランクも考慮してか、ルゥリを僕の傍に置かせた。

 

 セリナ達やリンジー院長の声と子供たちの声が聞こえる。

 僕の事を説明しているのが、聞こえてくる。


「お待たせ。 入っていいよー」


 暫くの説明タイムが終わったのか、セリナが僕に声を掛ける。

 

「お兄ちゃん、いこ」


「そうだね」


 ルゥリも袖をクイクイと引っ張りながら、入るように促してくる。

 僕は意を決して、室内の遊び場に入った。


 歓迎してくれてると……いいな。



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