次は、道具屋へ
5日ぶりの更新です。
「なるほどね。 ここが……」
「冒険者からしたら、ギルドの近くにある店は買い物がしやすいからね」
「特に防具や回復用のクッキーやポーションは重要だしね」
冒険者ギルドを出て少し歩くと、確かに多くの店が並んでいるエリアに来た。
セリア曰く、冒険者達にとってはギルドに近い店だと買い物がしやすいらしい。
そして、ポーションや防具類などが重要だとアルマが言う。
確かに道具屋らしき店や防具屋らしき店には、冒険者達が頻繁に寄っている光景が見られる。
「武器の場合は使い方さえ誤らなければ長く使えるしね。 それに武器屋は予約制だし」
「予約制か……」
「ほとんどがギルドを経由しての予約なんだけどね。 トラブル防止の為とか何とかで。 過去に使い方を間違っただけなのになまくらだと捲くし立てた冒険者がいてね」
どうも武器屋の方は、予約制となっておりギルド経由の事前予約が必要らしい。
理由としてはトラブル防止もあるらしいが、これは過去に間違った使い方をしたのに武器屋になまくらだとクレームを入れに来た冒険者がいたという。
さらにアルマから聞いた話だと、予約していた他の冒険者をも怪我させてでも自分の時間に割かせようとしていたという。
「武器屋は私達が予約した時に改めて訪れるとして、先に道具屋から入ろう」
「うん、そうだね」
「お兄にとってもポーションの販売とかさせてもらえるかも知れないしね」
予約制の武器屋は、後での訪問となるため、先に道具屋に向かう事になった。
エリスの言うように、今後僕が作るポーションなどを販売してくれるかもしれないからね。
「じゃ、道具屋に行くよ、ルゥ」
「んっ!」
離れないようにルゥリの手を繋ぎながら、僕達は道具屋に入る。
そこそこ広めの店内となっており、それに見合った品ぞろえだった。
もちろん、回復用のポーションとクッキーも売っていたし、キュアポーションという毒消しポーションも売っている。
キュアポーションは飲むことも出来るが、噛まれて毒を流し込まれた際には傷口を注ぎ込むことで即座に毒を消し去ることも可能だという。
「あ、ホワイトリリーのみんな、いらっしゃい」
「あ、クレアさん、こんにちは」
ポーションを見てたら、セリナ達に声を掛けたスタッフさんが来たようだ。
クレアさんという女性スタッフは、去年からの知り合いなのだろう。
セリアと親しげに話す様子から、そう思えてしまう。
「そこの男の子がカイト君だね?」
「あ、はい。 僕がカイトです」
「セリナちゃんから聞いててね。 昔孤児院で一杯遊んでくれたお兄ちゃんだって」
「あはは、確かにそうですね」
そんな事を思っていたら、クレアさんが僕に話しかけて来た。
僕の事は、どうやらセリナ達から聞いていたようだ。
そこまで言われると少し照れてしまうが、多分クレアさんは別の街からここへ引っ越してきたのだろうね。
「で、カイト君が錬金術師だってのも、ギルドやセリナちゃん達から聞いたの。 ここの店長さんは、ぜひカイト君のポーションも売りに出したいって言ってたよ」
「そうなんですね」
セリナやケルヴィンから色々聞いたのだろう。
ここの店長も僕が作ったポーションを売りたいらしい。
僕自身もぜひ、そうしたいと思っていたからよかったと思う。
でなければ、スカウトを受け入れた意味がないからね。
「客足がもうすぐ落ち着くから、その時に店長を呼ぶから、待っててくれる?」
「はい。 分かりました」
多かった客足ももうすぐ落ち着く時間帯になるらしく、その際に店長を呼ぶそうだ。
それまで、店内の商品を見ながら待つことにした。
その後、女性店長と面会し、無事に僕が作るポーションとクッキーや魔道具などを販売できるように契約を交わすことが出来た。
これで、僕も本格的にポーション作りなどが出来るようになるし、セリナ達の助けにもなるな。
「それじゃあ、これからよろしくね、カイト君」
「はい、こちらこそ」
契約が成立し、女性店長と握手を交わす。
この店の為に、頑張って作らないといけないな。
なお、仕入れの時期は週二回でいいとの事。
僕の身体とセリナ達の事を考えてのスケジュールらしい。
「じゃあ、次は防具屋だね。 あたしの斥侯用のズボンも買い足しておかないとね」
道具屋を後にした僕達は、すぐに隣の防具屋に向かう。
エリスの斥侯用の半ズボンを追加購入したいようだ。
まぁ、汚れやすいために洗濯は必須だし、予備にも必要なのだろう。
そう考えながら、次の防具屋の中へと入るのだった。
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