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第三十四文型「誠五」エンディング無しの後
「この一冊を贈る、良い機会なんでしょうか」
息子達が壁にぶつかった時は、いつも見守っていた。妻に「そっとしておく、が、放っておく、になっているじゃありませんか」と責められても、父として正しい方法をとったのだと、言い聞かせてきた。
父親が子どもにしてやれることは、母親よりも限られているのだ。早くに死別した父もそうだった、そして、足を失った祖父もそうだった。
五男が過去の言葉に苛まれている。毒が胸に回る前に、扉を開こう。
ー次回! 時進戦隊セイレンジャー、第三十五文型「自分を見失わないおまじない」




