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エピローグ

エリカの物語もこれで終わりです。

その後、私達の婚約は正式に認められました。

平民のビリーではありましたが神さまが直接降臨されて祝福されたこと。

それをエリディス王家自らが証人となった事。

文句があるものは神様が直接天罰を下すといった事。

このような事から何処からも文句は出ませんでした。

この話がサーガになり本にされたり吟遊詩人に語られているのが恥ずかしくはありますが。


学校を卒業後、私達とメリル達は同時に結婚式を行いました。

王太子殿下の結婚と神の祝福を受けた2人の結婚ということで国を挙げてのお祭り騒ぎです。


そしてシグルド様は予定通りに王位を継ぎメリルは王妃となり嫁いでいきました。

ビリーは婿養子としてクロード公爵に、私は公爵夫人となりました。

貴族界のことに疎い夫を支えるのは中々に大変ではありましたが、彼も努力してくれたので今では立派な公爵となっております。


その後マークは希望通りに我が領地の文官に、カチュアは王家に取り立てられて外交官になりました。

今回の騒動で帝国は非常に苦しい立場になりましたが、私達としても潰したいわけではないので、派遣されたカチュアが中心になり各地に神殿を建てて信仰を復活させようとしております。

作物の収穫量も少しずつ上向きになっているそうなので国として持ち直すこと可能でしょう。


パメラは何と我が領地の騎士団に入りお爺様の後継者として育てられておりました。

そして、お爺様が引退したことにより騎士団長が顧問の役につき、その空いた騎士団長のスポットに収まってしまったのです。

この騎士団では一番強いものが団長をやるという暗黙の了解があるらしく誰からも不満はありませんでしたが。

パメラが騎士団長ということで副長が苦労することになるのですが、なんとその席にはエミリオ様が座れてしまいました。

私に剣を捧げたし、王族として城に残っても争いの種にしかならぬと仰り王城に戻るつもりは無さそうですね。



シャルロットは何と結婚せずにそのまま伯爵家を継いで女領主となったそうです。

後継に困ったら適当に養子でも探すと笑われていました。



そして・・・数十年後。

沢山の子供と孫に囲まれて私の人生が終わりを告げようとしています。

目を閉じ最後の時を迎えようとした時、頭の中に神さまが語りかけてきました。


「久しぶりじゃな、エリカよ。

お主はこの国の為によく尽くしてくれた。

その功績はアインに勝ると言っても良いほどじゃ。

そこでお主をワシの眷属に迎えたいと思っておる。

眷属になる時に願いを何でも1つ叶えてやれるが何か望むことはあるかの?」


「ふふふ、久しぶりですね神さま。

私が望むのは1つだけですよ。

・・・この国が滅びの道に向かいそうになったらやり直すチャンスを与えてあげてください」


神の祝福を受け聖女と名高いエリカ・クロードが亡くなった時に彼女が大事にしていた結婚指輪が無くなっていたと言う。

その指輪があった場所には代わりに手紙が置いてあったそうだ。


「私の指輪を持つものが現れたら全力で力を貸してあげてください。

その人はこの国の滅びの未来を救える人物ですから」

最後まで読んで頂きありがとうございます。

3週間という短い期間の連載でしたが無事に完走出来たのは今後の活動への自信となりました。

次回作も既に製作中ですので、そちらも御付き合い頂けるとありがたいです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 大変面白かったです。 脇役と言うか黒幕と言うかな立場で活躍する主人公はこの手のお話では珍しい? 無事ハッピーエンドに到達してよかった 強いて言えばメリルが元々優秀なせいか「育成」感はあま…
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